2011年11月30日水曜日

カレンダーの重大さ


2012年ロンドンオリンピック
2013年ツールはナポレオンの古里、コルシカ島からスタート
2014年ジロはアメリカからスタート(するかも。。。)しかし噂によればゾメニャンに変わった新しいチームはゾンコランやクロスティスを超えるような恐怖の壁を探しているらしい(最高傾斜28%???)
とにかく未来に向けてチクリズモが確実に動いています。

もっと身時かな2012年のシーズオープンのために、世界中で各チームは動き出しました。12月は実はとても大事な時期です。新メンバーの導入でチーム編成は変わります。従って、新旧メンバーはチームにどんな貢献できるかを見極めるためのが合宿が始まっています。フィジカルトレーニングのほか、メンタルトレーニングも重要されます。
チームサクソバンクはイスラエルで合宿!
リクィガスは伝統のドロミティ地方で雪合戦合宿(パッソ・ディ・サンペッレグリーノ)の次、サルデーニャ島
ランプレは、ボアリオテルメという有名な温泉地で合宿

やはり団結は力なり!

僕も来年の(アマチュアとしての)シーズンカレンダーに奮闘しています。トライアスロン大会も増やしたいのですが、仕事との両立は難しい。贅沢な悩みか?笑

2011年11月29日火曜日

アマチュアのジロ・ディタリアがあったの?

明日で11月が終わります。私の風邪も終わろうとしています。相変わらず治りが早い。
クリスト教の国のみならず、日本やムスリムの国々でもクリスマスツリーが飾られます。祝福ムードに包まれる世界ですが、チクリスタたちの短いバカンスはすでに終わりました。来年の長いシーズンに向けて、各チームはトレーニングプログラムを開始しています。極限まで。。。
シュレック兄弟は、タイムトライアルを克服するために。
ガルゼッリは、体力との限界に挑むために。
バッソもサルデニアで。。。

イタリアのアマチュアやホビーレーサーはどうしているだろう。
実はプロではなくても、仕事を持ちつつ自転車を真剣に楽しんでいるスーパーアマチュアも少なくないです。彼らはエネルギーを爆発できる場所はイタリアで大流行のグランフォンドというレースです。
でも来年からさらに上のレベルのレースが始まろうとしています。
プロのジロ・ディタリアもあれば、女性プロのジロ・ディタリアもあります。そしてプロに入る前で27歳未満のカテゴリーのジロビオもあります(パンターニ、ディルーカ、ジボ、ノエ、今では有名な選手は参加しました)。
2012年からアマチュアのためのジロ・ディタリアもスタートします!
すごい!
もちろん、ほぼ一か月職場から離れるわけにはいかないので、2月~9月にかけて6回の決められたグランフォンドとグランフィナーレの3ステージの出場が条件です。
カレンダーは以下の通りです。まず予選から。
2月26日、Granfondo Francesco Cesarini-Trofeo dell’Amore(テルニ市)
3月11日、Granfondo del Conero-Cinelli(アンコーナ市)
4月22日、Granfondo del Verdicchio(アンコーナ市)
4月29日、Granfondo Val Tidone e Val Luretta (ピアチェンツァ市)
「本家のジロで中断」
6月10日、Gran Fondo delle Cerase - “Moser”(リエティ市)
7月8日、Granfondo Bellunese Ridley (ベッルーノ市)

グランフィナーレ
9月14日、Tortoreto-Alba Adriatica
9月15日、Martinsicuro Alba Adriatica
9月16日、Giulianova-Alba Adriatica

なぜこんな面白いイベントは実現できたかと言いますと、オーガナイザーのファビオ・ザッパチェネレ氏がこう言います。
このイベントの目的は、チクリズモの未来を支えるために。主役は子どもたちです。参加者のほとんどは家族を持ち、チクリズモの感動を子供たちに伝えれば、それでいいんです。
実に楽しそう。各ステージでは、その当地のグルメがふるまわれ、さらにレースを観戦するためにツアーも用意されるらしいです。
来年の2月14日(サンバレンタインデー&マルコ・パンターニ記念日)は全貌が明かされます。
このレースのpadrino(マスコット?)はなんと!昨年引退したジルベルト・シモーニ(ジボ)です。
詳細が分かり次第、ここで瞬時にアップします。
日本でも実現しやすそうですので、真っ先に参加してみたいものですね。一緒に走りたい人はいませんか(笑)

2011年11月28日月曜日

久しぶりの風邪。。。

風邪をひいてしまいました。
昨日少し無理をして走ったので、付けが回りました。微熱がありますが、一番ひどいのは鼻水です。ま、こんな軽い病状でありがたいです。
実はチクリスタたちにとっては病だろう、自転車でクラッシュしただろうが関係なく、自転車に乗らなくてはいけません。
昨年、BMC所属のバッラン選手(2009年世界チャンピオン)はサイトメガロウイルスによる感染でほとんどレースに出られませんでした。薬に含まれている成分はドーピングに引っかかる可能性がありますので、投与を控える人も少なくないです。私も花粉症の薬以外は薬は飲みません。できる限り、自然治癒に任します。
しかし、チクリスタたちは、ほぼ一年中トレーニングやレースによるストレスに晒されているので、免疫は常にかなり低いレベルにあります。だからよく病気します。
そこで、またよく感染する病気は「mononucleosi infettiva (伝染性単核球症)」です。
汗や唾液を通して伝わります。そのため、イタリア語では「malattia del bacio(キス病♪)」と呼ばれます。日本も一緒かな?もちろん、チクリスタたちはレース中にチュッチューしあっているわけではなく、ボトルの交換で唾液がついたりします。
病状は強いだるさです。
時間がたてば自然治癒しますが、ひどい場合は入院でしょうね。
とにかくどんな状況であれ、チクリスタたちは止まることはありません。まるで日本のサラリーマンを見ているようで(笑)!
こんな状況でも止まりませんよ↓

2011年11月27日日曜日

もう、おかしい!


今日は風邪気味で寝ようかなと思いましたが、チームのメンバーと三浦半島、城ヶ島まで走ってきました。起伏のないコースと信号が多いので往復200kmでもそんなに疲れません。その上、今日は練習が目的ではなかったので割とのんびりとサイクリングを楽しみました。こんな時も大事です。プロもオフになりますと、好きなように自転車と接します。シクロクロスやマウンテンバイクを楽しむ人も少なくないです。または自転車に乗らないで水泳、つりなどを楽しむ人もいます(シュレック兄弟はつりが好きのようです)。

さて、サイクリングの話に戻りましょう。
江ノ島に差し掛かったところ、行きつけのアイスクリーム屋さんまで行きました。しかし、アイスを注文しようとしたら、メニューはなんだか変!日本語がおかしい。
「ゴも」味に続き「ンい」。さらに「マき」、「ルさ」と「プら」。
最後は不思議いっぱいの「アッむ」!なんだかすごそう。
一緒にいたメンバー(純正のジャパン人)も目を丸くしてメニューを眺めていました。
しかし、正解は割とシンプルなものでした。
「アップルマンゴー」と「むらさきいも」が重なっていました。看板が部分的に隠れていたことと、縦に黒い枠のある紙に書いてあるので、錯覚しました。爆笑しました。
勘違いは恐ろしいものです。でも言葉は重なる勘違いによって変化してきたものですね。



シクロクロス!今、北ヨーロッパが熱い!やっている人はいませんか。

2011年11月26日土曜日

ウィンタースポーツはチクリズモに有利?

今年の10月27日、ジャパンカップ直後に行われたキャノンデール主催のリクイガスアフターパーティでは、イヴァン・バッソのトークショーが行われ、白戸太郎の質問が炸裂しました。
「下りはなぜ速くなりましたか」と攻める白戸!
「のぼり。。。のぼりがぁ。。。遅くなった。。。から。。。」と交わすバッソ。
禁断の質問です。イタリア人記者もしないのによくやった、白戸さん!なぜかと言いますとリクィガスのエースであるバッソが下りは非常に下手で有名です。
下り、つまりダウンヒルはグランツールやアップダウンのあるワンデーレースの場合、非常に大事でカーブを克服しておかないと勝てません。
2010年ジロディタリア第19ステージを見た人ならわかるはずです。

ダウンヒール。。。僕も苦手です。
かつて派手に転んだことと、左膝を損傷しているので、右コーナリングは特に乱れます。体が浮かんでしまい、高速でカーブに差し掛かるとうまく曲がれません。

実は、ウィンタースポーツの代表的な競技、スキーはチクリズモのためにも非常に役立っているようです。ダウンヒルの際、体重移動や姿勢制御を研究するために有効な練習方法です。イタリア語では「l'arte delle traiettorie (アルテ・デッレ・トライエットリエ)」と言います。文字通り「弾道の技術」。下ってゆくスピードは60kmを超えますと、自転車もミサイルと化し、うまくコントロールしておかないと大変なことになります。
この点では、下りしか楽しめないゲレンデは最高の練習場所です。
一秒を争うレースの場合、ダウンヒルも磨きましょう。

ひやっとしたい人は下記のビデオを見てください。

冷え込んできました。


秋物を着ないまま、冬に突入しました。
ちょうど一週間前に夏のジャージ姿で千葉県を走っていました。mezza stagioneが無くなりましたね。
しかし、冬のひんやりした空気も好きですのでちゃんとした格好をすれば自転車も十分に楽しめます。冬はヨーロッパでは、目覚めの季節です。そろそろチクリスタたちも短い休みを終え、トレーニングを再会しているところです。再来月、ツールダウンアンダーなど、濃いカレンダーが待ち構えています。
冬は新しいチーム編成やチクリスタたちの生活に集中しています。
シュレック兄弟はジロへの参加を断念し、来年のツール・ど・おフランスに向けて下半身を強化するために特別合宿に入るそうです。やはり課題はタイムトライアルの弱さです。これを克服しない限り、来年の優勝は絶望的です。原因は長いタイムトライアルにあります。どちらかと言いますと、蚊出るエヴァンスのほうが有利です。2年連続優勝なるか。ま、7月までは長いのでその前にレースがたくさんあります。

そして、冬の空気にひやっとしている選手はもう一人います。2011年ジロディタリアを総合優勝したコンタドールです。新婚ほやほやですが、2010年ツール・ど・おフランス中にドーピング検査の際に、微量の違法薬物が陽性反応を示したことで、月曜日に裁判が開かれ、4日間の日程を終えたばかりです。発覚してからほぼ1年半後に開かれた裁判。。。短い選手生命を考えたら、かなり遅い。
リース、パンターニ、バッソ、スカルポーニ、ダニロ・ディルーカ、アームストロング。。。
残念ながら多くのチャンピオンたちにドーピングの黒い陰がついています。しかし、今回はあまりにも微量ですので多くのマスメディアはコンタドールが無実に終わると憶測を出しています。

日本ではピストバイクにしかマスメディアが関心を示さないが、いつか野球やサッカーのようにチクリスモにも目が行きますように、願うばかりです。
さて、コンタドール(容疑者?)への判決が1月に渡されます。その時まで待ちましょう。

2011年11月23日水曜日

東京湾一周


今朝通勤の途中、大きな幹線道路で自転車が急に飛び出し逆走。注意されたら逆切れ。逆切れされたので、真顔をこっちが切れた!相手は遂に黙った!
やはりだめなことを注意したほうがいいと思いました。

さて、本題に戻りましょう。
冬は確かに自転車にとってはオフシーズンで、これから3月まで使わない人が多いと思います。地理的な条件で走りたくても走れない地域もあります。北海道、日本海、山間部など。しかし、関東地方では道の凍結以外は真冬でも普通に練習できます。
以前からやりたかったことですが、遂に日曜日に実現させました。自転車で東京湾一周
【コース紹介】
東京(自宅)→川崎→横浜→横須賀→久里浜(フェリーで渡海)千葉県金谷港→木更津→千葉→浦安→東京
計215km

不思議なことにコースが意外と短く、フラットで走りやすかったです。久里浜からのフェリーも値段が安く、1000円で自転車と一緒に千葉県に渡れます。信号機が少なく、長くフラットコースを走りたい人にとってはおすすめです。
難所は2つだけあります。
(1)木更津→市原間
コンビナート地域ですので、空気はかなり汚い。
(2)千葉→浦安間
ずっと産業道路を走りますので、交通量も多く少し走りづらい。

さて、今週末は山に挑もう。ダウンヒールを磨かなくちゃ!

2011年11月19日土曜日

チクリスタであっても、ファッショナブルに

今日はファンライド発売日。みなさん、もう買いましたか。裏表紙を見てください。ちょいワルおやじがいます(笑)全国の書店に並んでいますが、近くの書店で買えない方は下記のリンクからでもどうぞ(アマゾンです)。

funride (ファンライド) 2011年 12月号

さて、今日は台風並みの悪天候でしたので、上野まで足を運ばなかったのです。残念。実はロードレース以外はサイクリングウエアーが大好きですのでカペルミュールの展示が行われている有Y’sロードのウエアー館がぜひ見たかった。新しいジャージがあるかどうか気になります。
よく聞かれることがあります。
「ジャージはどれぐらい持っていますか。」
「...たくさん。毎日使ってますから」

毎年、3〜4着の新しいジャージを買います。毎日着ていることと、ストレッチ素材でできていますので痛みやすく寿命が短い。
イタリア人たちはみんなファッションセンスはいいとは言えないですが、やはり自転車に乗る時もオフでもみんなおしゃれを楽しんでいます。私も自転車に乗る度にジャージ、ヘルメット、シューズ、グローブの色バランスに気をつけます。たまに様々な色を組み合わせて違う発色を楽しみます。でも基本的に3色に絞っています。
2週間前にDanilo di Luca選手とMario Cipollini元選手が来日しました。このお二人はとてもおしゃれで、国内外で多くの女性ファンがいます。コメンテーターの栗原さんでさえ、ディ・ルーカ選手に一目惚れしましたと発言(笑)。わかるような気がします。何もしなくても格好いいです。でもそのかっこうよさの裏には計算された洗礼さがあるからこそ格好いい。

私が写真モデルとなったカペルミュールシリーズはレース用ではなく、街でのサイクリングを楽しむための服装です。特に冬場はレースがないので、普段あまり楽しめない街乗りファッションができます。
みなさん、どんなファッションを楽しんでいますか。


追伸:
個人的に発色の強いカラーが好き。エネルギーをもらっているような気がします。

2011年11月18日金曜日

命の綱


今日はイタリアからとても嬉しいプレゼントが来ました。
シディのマウンテンバイク用のシューズです。送り先は私の弟です。
彼も自転車が大好きで、体のサイズもぴったりでジャージを交換してもまったく違和感ありませんでした。靴のサイズだけ違います。革靴の場合、彼が45、私は46。しかし、スポーツシューズだと48になります。

国よってサイズの基準は少し異なりますね。サイズさがしに苦労をした人はどれぐらいいるのか、よくわかります。日本では「センチ」を基準としてサイズを計っていますが、イタリアではもう少し細かく、比較表は以下の通りです。

http://it.wikipedia.org/wiki/File:Shoesize-adult-en.svg

上記の表からすれば、私の足は31㎝です。驚異の大きさです。恐ろしい。実はイタリアでもなかなか買えませんので、弟にいつも助けられます。そして私の好みはSIDIであることはよくわかっています。細長い足に一番フィットします。

大好きな弟、ありがとう!!!

みんな、どんなシューズを買っていますか。

出ます!

今日か明日はファンライド12月号が出ます!人気のある雑誌ですので全国の書店を覗いて下さい!表は可愛い女性。裏にはちょいワルおやじがいます!
アマゾンからでも購入できます↓



ぜひぜひ雑誌を買って、クールなサイクルウエアーも買ってください♪

2011年11月16日水曜日

ボルネオで自転車?


今日は全国で厳しい寒さになりましたが、マレーシアから熱~いニュースが飛び込んできました。
ヨーロッパでチクリズモが安定した人気がある中で、アメリカ、オーストラリアでもレースが確実に増えています。そして、中東、アフリカやアジアでも手に取るような変化が起きています。

昨年、第1回ツール・ド・北京がワールドツアーに登場したばかりで、今度はマレー半島に位置するボルネオ島でも自転車競技レースが行われることになりました。その名は、文字通り「ツール・ド・ボルネオ」です。
ボルネオ島は神秘的な熱帯林が広がり、象、オランウータンや夥しい動植物が住む場所として知られてます。アマゾンと同様、環境破壊が著しく進んでいる場所としても注目されています。まさに以下のイメージ通りです↓


しかし、イタリア人にとってはボルネオ島は以外にも親しみのある場所です。エミリオ・サルガーリが書いた人気冒険物語シリーズ「サンドカン」の舞台になっているからです。英国がマレー半島に進めていた侵略行為に立ち向かう勇敢な海賊の物語です。
古い作品ですが1976年代でイタリアでテレビシリーズ化されて以来、不動の人気を得ています。知らないイタリア人はいない!



さて、ツール・ド・ボルネオはどうなるか。4月末の開催ですので、雨期に入っているか、天気はどうなのか、少し心配です。ぜひとも見たいですが、どこで放映されるかまだわかりません。UCI Asian Tour主催。

確実にチクリズモにもグローバル化の波が押し寄せています。伝統のあるヨーロッパの防波堤を出て、世界に進出しています。自転車を愛する者としてこれ以上喜ばしいことはありません。

【告知】
土曜日の午後、上野にあるワイズロード・上野ウェア館で私がモデルとなったKAPELMUURフェアが開催されますので、会場にいると思います。
見かけたら、ぜひ声をかけてくださいね。

ファンライド♪

11月20日発売の「ファンライド12月号」を予約しましたか。でっか〜く私の写真が乗っていますので購入した人に対し、サインと大きなハグハグをしてあげます。ハグハグは割と得意です(笑)

ところで「サイン」という言葉。。。実はイタリア語で少し厄介なことがあります。伝えたい意味によって言葉が変わります。辞書を調べたら「firma (フィルマ)」と「autografo (アウトグラフォ)」があります。
色紙、ハガキ、Tシャツ等にサインを求めるのであれば「autografo」です。「firma」はクレジットカード、契約書や書類にサインを求める時にしか使わない言葉です。
イタリアのプロチクリスタと接するときも気をつけましょう。「Un autografo, per favore (サインをお願いします)」を言いましょう。

2011年11月14日月曜日

モデルデビュー!

20日発売のスポーツ紙「ファンライド」12月号をぜひ見てください!
カペルミュール (Kapelmuur)というおしゃれな自転車ウエアーブランドのモデルになりました。目につく場所に大きな写真があります。会社に雑誌を持っていたらサインをします(笑)。



ところでこのカペルミュールシリーズが好きで、昨年の5月富士ヒルクライムで会場で初めて見かけました。シンプルでとてもおしゃれです。オフの時やかっこういいサイクリングスタイルがしたい時、このシリーズはぴったりです。
現実物を見たい方は11月19日(土)~11月27日(日)までワイズロード・上野ウェア館でKAPELMUURフェアが開催されますので、ぜひ見に行ってください。

2011年11月13日日曜日

ジロ熱!



ジロまで半年。上のビデオを見ますと血が騒ぎますが待てば待つほど期待が高まります。
ところで、来年のレースカレンダーには異変が起きているような気がします。
来年はロンドンオリンピックが開催されます。さすがに、全世界のテレビ局と視聴者の関心はロンドンに集まっているため、7月以前に行われる多くのレーススケジュールは一週間前にずれ込みます。
ミラノ・サンレーモは3月17日開催。そしてジロは5月5日にスタート。
ジロは今年の世界選手権と同じくデンマークからスタートし、最終ステージはミラノ。温暖化の影響でイタリアの平均気温が高まっていますが、5月はまだ肌寒い。山だと雪が降る可能性が十分にあります。過酷な環境ですが、テレビ画面から見ますと壮快!
さて、すでに全ステージの情報がインターネットでアップされています。コースは少し変更される可能性があるものの、90%は紹介されている通りです。
明日から少しずつ分析しますか。

2011年11月11日金曜日

安全について考える

今日のニュースを見て少し驚きました。

「天竜川船下り、運航廃止=5人死亡転覆事故で」
 浜松市の天竜川で8月、客ら5人が死亡した川下り船転覆事故で、運航会社の天竜浜名湖鉄道(同市)は11日、取締役会を開き、事故後中止していた川下り船の運航廃止を決めた。ほかに事業の引受先がないことから、60年以上続いた天竜川の船下りは姿を消すことになった。 

今年の8月に起きた痛ましい事故で5名も亡くなりました。人の命を預ける以上、できる限り安全に運行してもらいたいものです。しかし、廃業は残念な結果です。川下りは地方産業も支えていますので、打撃を受けるのが運営会社だけではありません。その周辺の店たちもそうです。やはり赤字経営に陥ている第3セクターの事業維持は難しいですね。

自転車に乗る時も命を強く意識します。
自転車に乗ると顔の表情が変わるとよく言われます。そのため、チームに与えられたネームングがあります「鬼軍曹」。その通りです。自転車に乗った瞬間に鬼になります。練習の時はもちろん、鬼です。しかし、公道での集団走行を行う場合、危険な運転を見ますと鬼度が増します。誰だった叱ります。もちろん、レース中でも危険な運転をする人がいた場合、声をあげます。命は一回切りです。思い切って楽しみたいので、馬鹿げた理由で落としたくない。

ボート事故。
確かに悲しい事故でした。しかし、自然を相手にする場合は、命を落とすことがあると現代人は少し忘れているのではないかと思います。自転車も例外ではありません。

2011年11月9日水曜日

自転車教室

やっと日本でも秋らしい天気になってきました。夏が涼しかった分、秋まで長引いたのでは?と思います。

さて、プロチクリスタたちが短い休みを楽しんでいる間は、IMFの監視下に入ったイタリアでは多くの自転車教室が行われています。
このプロジェクトの名前は「Sicuramente in bici」。実に面白いネーミングです。「確かに自転車で」そして「安全に自転車で」を意味します。主催:イタリア自転車連盟、警察庁、道路警察庁、教育文化省。

このプロジェクトのコンセプトはまた面白い:「Rispetto per le regole stradali e rispetto per il ciclista (交通ルールと自転車に乗っている人たちへの尊敬の気持ち)」。つまりイタリアでは、交通ルールを守るだけでなく、自転車に乗っている人を弱い立場として優先する力を養うことを重視されます。
イタリアで走ったことのある人がいると思いますが、自転車は優先です。一方、日本では自転車が煙たがれる傾向が強いように思います。残念。

今、自転車を対象とした新しい規制が始まろうとしています。警察の専門チームはどこまで民主主義的な答えを出すか、その中身が気になります。

2011年11月7日月曜日

なんと!なんと!なんと!



ディルーカ選手のトークショーはあるのではありませんか。
やはり格好いい人です。

2011年11月6日日曜日

CICLE MODE 2011


今年も東京でCYCLE MODEが行われ、先ほど帰ってきました。
サイクルモードとは、日本最大の自転車展示会で年一回、東京(幕張メッセ)と大阪で行われます。今年はキャノンデールとスペシャライズドの参加はなかったものの、大にぎわいでした。
自転車本体の展示だけでなく、ホイール、パーツ、ウエアー、グルメー、サポートフード、ナビシステム、自転車にまつわるイベントなどなどが展示され、さらに手の届かない高級自転車の試乗会も可能です。自転車ファンにとってはたまらないイベントです。
とにかく人、人、人!いいことです。
最近のマスコミは自転車事故やブレーキのついていない(ごく一部の)ピストバイクにしか目がいかないのですが、実は自転車は普通に乗ればエコでとても安全な乗り物です。ありがちな「メディア・バッシング」です。
さて、ここが急展開!
友達8人で展示会をゆっくり見ようと思ったら一本の電話がかかってきました!
「マルコ、ディルーカが来ていますけど、同時通訳はお願いできない?」
「ディルーカって、あのダニロさんですか」
「はい」
「すぐ行きます!」

プログラムに入っていなかったダニロ・ディルーカのトークショーが急に決まり、ステージの上で同時通訳が頼まれました。名誉のあることですのですぐ彼のいるブースまで行きました。
イタリアでは彼を知らない人はいません。サエコ、リクィガス、LPR、カチューシャを経て、バッソ、クネゴと並んでイタリアを代表する選手の一人です。2005年Amstel Golden Race優勝、Freccia Vallone優勝、2007年ジロ・ディタリア優勝。輝かしい過去の持ち主で、来年からアクア・サポーネで活躍します。
とにかくイケメンです。「スポルトーレのキラー」と呼ばれて、目力はまさにキラー級です。日本では「王子」と言う名前で親しまれ、文字通り、王子様のオーラを全身から放ちます(女性ファンが多いこと!)
彼が初来日で、その理由はディルーカ自身が立ち上げたブランド「Kiklos (キクロス)」を売り込むためにやってきました。実は、フレームはすべて彼がデザインし、設計したものです。彼が元々美術学校出身でデザインもびっくりするほど美しい。スポーツ選手だけでなくデザイナーとして才能がありますね。

トークショーと言っても20分の簡単なもので、ブリッツェンの栗村さんと団長さんと軽快に話が進みあっという間に終わってしまいました。
やはり真面目に練習をしてきたプロアスリートのオーラは違いますね。とてもいい経験でしたが、展示会をゆっくり見ることができず写真もほとんど撮れず、大阪へ行こうかなと悩んでいます(笑)
西日本の人、ぜひサイクルモード大阪ステージへ行ってください。

2011年11月5日土曜日

冬は自転車を楽しむ季節!


冬はイタリア人にとってはあまり嬉しくない季節です。夏とは真逆で、雨が多い季節です。さらに緯度が日本と比べて北にありますので冬はかなり寒いです。
でも冬は大事な季節です。秋まで乱暴に扱った体を休ませて、自転車をきれいにし、来年に発売される新モデルを眺めたり、勉強するための大事な季節です。プロのチクリスタも例外ではありません。1月にオーストラリアから始まるTour Down Underの前に3週間の短いバカンスを楽しみます。体重も増える季節で、チクリスタたちもこの時期は3-4kg太ります。

さて、昨日から幕張メッセでCicle Modeが始まりました。日本最大の自転車市場イベントで見逃してはいけません(明日は会場でうろちょろします)。そして、店巡りも楽しい季節です。
各店舗は個性が違い、オーナーも面白い。自転車はただの売り物ではなく、体の一部、人生観そのものですから。
金曜日の夜、吉田さんが9月に開店したばかりの自転車ショップ「盆栽自転車店」まで遊びにいってきました。知っている方もいろと思いますが、吉田さんが自転車に対する思いが深く、どんな感じの店なんだろうと気になっていました。
普通の自転車ショップと違って、店内は木材がふんだんに使われていました。まるでヨーロッパの古いブティークのように仕上がっていました。さらに自転車とバーが同時に楽しめる店で、飲んだエスプレッソにびっくりしました。おいしい!
千駄ヶ谷の近くにありますので、プールで泳いでからぜひおいしいコーヒーを飲みにいってください。


■住所 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-11-8 1F
■電話番号 03-3497-8885
■FAX 03-3497-8886
■営業時間 9時〜21時 9時〜16時カフェ営業 12時〜21時自転車店営業
■定休日 水曜日

濃い一週間でした!


ジャパンカップから沖縄へ!
ものすごく変化があった一週間を過ごしました。
カキコを休んですみません。
明日からしっかりと書きます!

季節外れの写真ですが、10月末の沖縄はまだ夏です!