2014年2月21日金曜日

イタリアから見たキム・ヨナ銀メダル問題

今朝、SOCHI冬季オリンピック女子フィギュアスケートが終りました。本当に美しい演技ばかりで目を奪うほどでした。美しい演技を見てしまうと、興奮しますので見事に睡眠不足になりました(贅沢な悩みです)。
森元総理の不幸な発言もありましたが、日本のフィギュアのクォリティーに脱帽そのものです。結果は下記の通り。
1位、地元の若いロシア選手、アデリーナ・ソトニコヴァ
2位、韓国の黒豹、キム・ヨナ(大好き!!!)
3位、イタリアのカロリナ・コストナー(やった!!!)
しかし、韓国では大きな論争が起きているようです。韓国のディーバは銀メダルに終ったことで、不満が爆発しているようです。日本で流されているニュースを見てみると、審査委員の出した結果に「理解できない」「強い疑問」など、大きく報じているようです。
確かにホームアドバンテージはスポーツの世界では結果を大きく左右することは否定できません。過去にイタリアも苦い経験をしました。
2002年に日韓サッカーワールドカップの際、イタリア代表は韓国に破られることがありました。「不正ジャッジ疑惑」が勃発するほどリフレーがひどかったです。完全に韓国ひいきでした。しかし、退場となったトッティはこう言いました。
「確かにひどいレフリーでした。しかし、ゴールを入れなきゃ、真のチャンピオンになれません」
素晴らしいことばです。残念なことに、この年からイタリア人が韓国人に対しあまり好意を抱いてません。しかし、キム・ヨナに関しては、イタリアの多くの報道機関は冷静にこう伝えています。
  1. アデリーナ・ソトニコヴァの優勝にはある程度のホームアドヴァンテージが働いた可能性は否定できまない
  2. キム・ヨナは素晴らしい演技でしたが、バンクーバー冬期オリンピックと比べて、明らかに技術が落ちていた
キム・ヨナもレース後の記者会見でかなり落ち着いて、大人の対応をしました。素晴らしい振る舞いでした。
日本の一部の報道機関は、韓国内の反発をおもしろくおかしく伝えています。どの国でもあり得る事で、私から見たらおかしくはありません。現在の政府同士のいざこざがあることを理由に互いに傷つけ合うことに何のメリットもありません。逆に日本の政治家の政策の未熟さが浮き彫りになるばかりです。
そして、日本の女子スポーツ界に関して、別の問題もあると思います。
日本では強い女性像が好まれないようで、女子スポーツ選手の多くは女の子っぽく振る舞う必要があります。結果として、攻撃性に欠けてしまう可能性があると思います。
スポーツの世界でトップを目指す人は、もっと自由にさせなくちゃ!
基本的に体が違っても男と女の性格的は一緒!
Forza donne giapponesi!!!

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