2014年6月27日金曜日

自転車と世界遺産!

先週、日本は18番目となる世界遺産が誕生しました。群馬県にある「「富岡製糸場と絹産業遺産群」です。
レースやイベントのため群馬へはよく行きますが、こんな場所を知らなかった。群馬へ行く時に新しい楽しみができました。
実もイタリアも世界遺産だらけです。6月21日に、富岡製糸場と絹産業遺産群が決まった同じ日にピエモンテ州のランゲとロエロ、モンフェッラートの広大で美しいブドウ園が50番目の世界遺産として認められました。イタリアは世界遺産所有国として世界ダントツのナンバー1です。その範囲も広すぎる!

経済危機以前のイタリアは、文化遺産や世界遺産の保全のために十分な予算を組んでいましたが、リーマンブラザース倒産の後、急激に予算がカットされ、世界遺産にも危機が訪れています。修復したくてもできない事態が起きています。

さて、イタリアの世界遺産と自転車はどんな関係があるか!
サイクリストサンスポに連載中のコラム「つれづれイタリアーノ」 にてこの問題について書いてみました!
http://cyclist.sanspo.com/140053

ぜひ読んでください。

2014年6月17日火曜日

It's a Sony!

現在、引っ越し作業中。
住み慣れた東京外れの古い民家からもう少し会社に近いアパートを借りることになりました。決め手は、自然がたくさんあること、そしてローラー台は遅い時間も不自由なく使えること。
さて、引っ越しに必要なものは大量の段ボール。
そこで、とても懐かしい段ボールを見つけました。ソニー製のCDラジカセのもので、そのロゴは「It's a Sony」。何年前のものでしょう。

高校時代から映像作りが好きで、ソニーが出したばかりの8㎜ビデオカメラとパナソニックのVHS-Cビデオカメラを見て、電気店の前でよだれを垂らしたことがあります。当時はあまりにも高価なもので、学生には無理な買い物でした。VHSレコーダーを買うだけで2か月分のアルバイト代は足りないぐらいの時代でした。

さて、ソニーは苦戦を強いられていると言われているし、私もしばらくの間ソニー製品に魅力を感じなくなりました。しかし、昨年から個人的に大ヒットしている商品があります。SONYのフルハイビジョンアクションカム HDR-AS100V です。
これ、これ↓

ビデオ映像はきれいで、手振れ防止機能は素晴らしいだけでなく、驚かされた機能はもう一つありました。それが写真!

日曜日、房総半島を走って写真も撮ってみました。大満足!キャノンやニコンのフールCMOS一眼レフに衰えますが、100gも満たない小さなボーディ―にマリオ・チポッリーニのパワーとマルコ・パンターニの繊細さが秘められています。
映像編集の好きな人なら、ぜひ試してみてください!!!
GoPROは苦戦するだろうね。。。
Forza Giappone!!! 

・写真に編集なし
・手持ち
・全自動設定
 
 

2014年6月13日金曜日

文化の違いこそ面白い!

昨日のポストに続き、今回はまたマナー問題。今度は競技者側から。

プロでも一般市民でも自転車レースにおいて、マナーが重視されます。
ゴミのポイ捨て、危険な割り込み、罵声は規制の対象にします。用をたす時に下半身を人前で露出することも禁止。やはり人を不愉快にする行為を避けるべきです。
さて、ジロ・ディタリア中はとあることが起きました。

あるイタリア人選手はゴールを切った途端に、とても下品なジェスチャーをしました。海外ではあまり知られていないようですが、イタリアでは誰でもわかるジェスチャー!意味は、中指をたてると一緒です。
さて、今日公開された「つれづれイタリアーノ」ではイタリアのジェスチャーを紹介しました。私も日本に来て、ジェスチャーや言葉の違いを痛感しました。

ところで、私の記事を読んだ方はこう書きました↓

この手の話は「ヨーロッパ人の奇妙なしぐさ」が詳しいけど、世界各国で違いすぎて全部対応するなんていうのは正直無理だと思っている。その国の人になろうとか思うんでなければ普通にしたらいいと思うな。 
ま、確かにそうです。気持ちはわかります。テレビではこの手のバカなクイズ番組が多いからです。しかし、この「普通にしたらいいと思うな」は、少し違うと思います。私たちが「普通だと思う行動」は他人から見たら決して「普通ではない」からです。
逆に文化の違いを知って、危険を回避するだけでなく、旅行がもっと楽しめると思います。
文化の違い、万々歳!!!
http://cyclist.sanspo.com/137996

2014年6月12日木曜日

一線を越えた自己満足の世界

Youtubeをよく見ます。ビデオ編集の勉強になっているだけでなく、新しく出てくるアクションカメラの性能を確認するためです。各メーカーが出している宣伝用ビデオは嘘っぽすぎて、普段のユーザーの生動画のほうが説得力があります。こうやってGoProではなく、Sonyのアクションカメラの購入を決めたのです。 GoProもいい製品ですが、手ぶれが。。。
ここで今日は面白い動画を発見。
実はとんでもない動画です。
自転車レースにおいて観客と選手の距離はとても短い。レース中は道路に一歩を踏み出す観客との接触で、大事故につながるケースも目立つようになりました。特に山岳コースにおいて、プロでもスピードが遅く、暴走した観客たちはやりたい放題。
道に溢れるわ!押すわ!写真を撮るわ!つばをはくわ!
下のビデオを見て唖然しました。
選手たちの苦労を讃えるではなく、自分の「esibizionismo(露出症)」を自慢するものです。実際に批判的なコメントも多い。
さて、やっては行けない行為を見てみましょう(案外と作りはしっかりしている)!


ジロ・ディタリア2014
第20ステージ:マニアーゴ 〜ゾンコラン

2014年6月4日水曜日

美しいもの!

古い物は「かっこう悪い」と誰が決めつけられるのか。
格好いい物は古くても新しくてもかっこういい!

最新の性能の自転車もいいが、アンティークな車もいいね。

2014年6月2日月曜日

泣いても笑ってもジロが終わりました。



昨日、第97回ジロ・ディタリアが感動的に終わりました。 イタリアのアクロバット隊、フレッチェ・トリコローレも空中のパレードを行い、心がときめきました。21日間続いた3000㎞以上の過酷なレースが終了。もう腹いっぱい。
コロンビア人のナイロ・きンターナが優勝を飾り、日本とイタリアのチーム、ニッポ・デローサで育ったジュリアン・アレドンド選手もマリア・アッズッラ(山岳の王)ジャージを獲得。
南米選手は強い!
しかし、イタリア勢も黙っていられない。ランプレ・メリーダのディエゴ・ウリッスィ選手もアスターナの若手選手、ファビオ・アルもがんばりました。そうそう。若い人の活躍が光ったジロでした。
しかしながら今年は残念に思った点が、3つあります。
(1)悪天候によるけがの連続
天気は本当に過酷なものでした。5月のイタリアは天気は変わりやすいのが特徴ですが、今年は変わりすぎ。雨が多かったせいで、スリップによる落車が相次ぎ、多くの選手はリタイアしてしましました。そのため、怪我を恐れ、アタックを控えるムードが蔓延してしまったような。。。
(2)オーガナイザーのドタバタ劇
ステルヴィオ峠のステージで大きな誤審があり、さらに理不尽な誤審が相次いだので、選手からだけでなくジャーナリストたちからも不満が連発。ナイロ・キンターナの優勝は誤審のおかげだと一般的な見方(個人的に強い選手で優勝は妥当だと思うが)。。。
(3)キャノンデールとイエロー・フルオチームの不在
怪我、病気やリタイアの影響で両チームが有力な選手を失ったが、存在感が薄すかった。特にイバン・バッソは不発。好きなチームだけに残念でしょうがない。

さて、今夜からツール・ど・おフランスまでぐっすり眠れます。
オールヴぅアール