2012年6月20日水曜日

スイスとはおさらば!

今日からイタリアはナショナル選手権で盛り上がります。ヴィスコンティ3年連続優勝なるか!

思い返せば、ツール・ド・スイスは盛り上がりました!!!日曜日は最後の最後まで誰が勝つか全くわからず、今年もこんな展開になると思わなかったです。やはり21ステージから構成されているグランツールより、8~9ステージのツールのほうが盛り上がるのではと思います。
一方、後10日でツールどおフランスがスタート。
確かに華のツールですが、個人的にあまり面白くない。Tappa di trasferimento(移動ステージ)が多すぎるからです。しかし、今年はタイムトライアルが多く、少し気になります。

話が変わりますが、日曜日は小さな店まで遊びに行きました。
東京では神宮前地区(自転車ショップ集中地帯)を除けば、主な自転車ショップは幹線道路沿いにあるか、入り組んだ路地にあるので面白い。
行った店の名はハイロード
小さな店ですが、なんと!私の大好きなカペルミュールシリーズがぞろりと!嬉しかった!
 店主の青山さんは本当に面白い人で、自転車やロードレースの話が尽きない。
大きな店もいいですが、小さな店はそれぞれ心を持ち、入ってみないわからない発見が多い。
青山さん、今後もよろしく!
次はクオーレへ遊びに行きますか!

2012年6月14日木曜日

変な試合に、変なレース。。。

日本x豪州。。。
どこから見ても変な試合。
レフリーのダメぶりには逝ってよしという感じですね。なぜ国際試合に素人当然のレフリーが出ることができるか不思議ぐらいです。

昨日のジロ・ディ・スヴィッツェラも変なレース展開。おとといの素晴らしいレースに続き、昨日は一気にだらだらモード。10分単位で変わってゆく天気のせいかな?
15㎞地点で逃げた小さな集団は11分差でのゴールしました。普段のレースならあり得ないことです。
レースが終わってみると、唯一に面白かったことが最終スプリントの牽制と駆け引き。
毎回は感動を覚えるレースを演出することは無理でも昨日の内容は少しひどかったなぁ。

さて、アンディ・シュレックは怪我でツール・ド・おフランス参戦を辞退。所属のRADIOSHACKはずっと勝てずにいて大丈夫なのか心配です。また別のビッグ、蚊出るエヴァンスはフランスに勝利しなかったらBMCもかなりダメージを受けるでしょう。
結局、今年初めに最強のチームだといわれたRADIOSHACKとBMCはだめだめで、逆にSKYは素晴らしい活躍をしています。イタリア製の自転車を使っているので少し嬉しい(ピナレッロですよ♪)
さて、今夜は細かいアップダウン。
せめてスイス美しい景色を楽しみましょう!!!


2012年6月12日火曜日

遮断機!

ジロ・ディ・スヴィッツェラ(ツール・ど・スイス)第4ステージが行われています。
雨に濡れたスイスの草花は本当に美しい。また行きたくなりました。
さて、昨日、若きサガンが劇的なステージ優勝を飾りました。雨でアスファルトが濡れていたため、ゴール手前に落車寸前。瞬時に足をペダルから外し、バランスを取り戻し、パワーで相手を交わし余裕のゴールへ。いや、本当にドキドキしました。
もう一つの面白いハプニングがありました。レース中に遮断機が降りた。
遮断機?
変な話ですが、レース中はチクリスタたちは赤信号を突破したり、反対車線を走ったり、スピードオーバーをしても大丈夫ですが、遮断機だけは守らなければなりません。遮断機は降りたまま、突破した選手に対して失格命令が下ります。
イタリアのローカルレースでは実はよく見られる風景です。遮断機の恐怖は容赦なく集団を襲ってきます。
(上:例の遮断機)
昨日は、逃げに転じていた選手たちは比較的に多くなかったため、集団は追いつめる事ができましたが、大きな集団なら逃げられたかもしれません。過去に遮断機のせいで多くのレースの結果は左右されました。やはり優勝をするにも運が必要ですね(笑)。
さて、今日は誰が勝つか!

2012年6月10日日曜日

モレノM、カンチェッラーラ、さがん。。。

オリンピックの影響かもしれませんが、今年はレースは変なふうに重なっているように見えます。UCIカレンダーを作成した人はその時、何を考えていたか。
ドフィネは今日で終了し、昨日からツール・ど・スイスがスタート。。。なんで?

各チームのスケジュール調整や選手・スタッフの配備はかなり大変。世界の経済状況はよくないのに、チームの経済的な負担を無視したカレンダー設定ですね。

さて、昨日、スイスではリクイガスの若い二人は大活躍しました。モレノ・モゼル(伊)とペーター・サガン(スロバキア)。モレノ・モゼルはまだ21歳。結果は3位!もしかしてステージ優勝できる!と思いましたが、カンチェッラーラとサガンに追い越された。
モレノはヒルクライムが得意ようで、これからの活躍は楽しみ。
昨日は結局サガンがステージ優勝をし、カンチェッラーラは不本意な2位。しかし、彼が事故から復帰したばかりで悪くない成績だと思います。
さがん。。。実はイタリア人の多くはこのサガンが大好きです。イタリア国営テレビのコメンテーターも「イタリア人だったらいいのになぁ」とコメントするぐらいです。NHKは絶対しない発言ですね(笑)

今年もスイスでどんなドラマが待っているのだろう!
みなさんJ-Sportsを見て。ロードレースを応援しましょう!!!

2012年6月9日土曜日

ヨーロッパが熱い!

スイス、ルガノにてツールどスイスが始まりました。ファーストステージは個人TT(タイムトライアル)。
集団ではなく一人で行う種目ですので、信じるものが自分の力と経験のみ。
150万円以上をするような自転車に乗り、無理な姿勢で走り。最速のタイムを争う競技です。体重の軽い人より、重い人が有利。カンチェッラーラ(スイス)、イギンス(英)、ピノッティ(伊)などがエクスパート。

ルガノ。。。イタリア人からしますと不思議な場所。海外でありながら人口の8割以上はイタリア語が母国語。言葉は同じなのに通過、社会制度、教育、歴史、全部異なります。
もともとコモ地区の一部でスイス連邦に渡された経歴がある。
歴史って、面白いものです。

今回注目すべき選手は、モレーノ・モゼル(リクイガス)。
彼がモゼル家のサラーブレットでフランチェスコ・モゼルの甥に当たります。
このフランチェスコ・モゼルはすごい選手で、イタリアでは知らない人はいない。優勝の一部を紹介します。
    ジロ・デ・イタリア 1984総合優勝。
    ティレーノ~アドリアティコ 1980・1981優勝
    ジロ・ディ・トスカーナ 1974・1976・1977・1982
    ジロ・ディ・ウンブリア 1974・1975・1977・1981・1983
    世界自転車選手権 1977年優勝
    パリ〜ルーベ 1978・1979・1980
    ミラノ~サンレモ 1984
    ジロ・ディ・ロンバルディア 1975・1978
    イタリアの旗イタリア国内選手権 1975・1979・1981

とにかくすごい選手の甥です。名前は重いですが、若いモレノも強いようです。イタリアのチクリズモは面白い若者の手に渡っていますので、これから楽しみです!

明日からスイス!

ジロが終わったら、イタリア選手権があります。しかし、同じ時期にもう一つの好きなレースが行われます。Tour de Suisseです!
日本でも放映されているので、とても嬉しい!(J-Sportsにて)

ツールどおフランスの前の大型レースだけあって、いつも大きなドラマがあります。昨年がクネゴのドラマ、2年前はカヴェンディッシュのドラマ。とにかくワクワクするステージが多い。やはり短いツールの魅力は最初からがんばらないと後がないですね。
山が多いのでジロの雰囲気を再び感じる事ができることがまた好きになった原因の一つ。
明日からイタリア語圏のルガノ市からスタートします!
みんな見ましょう!!!

イタリアプロチーム編成は下記の通り。
LAMPRE - ISD
  BERTAGNOLLI  LeonardoITA
  BOLE  GregaSLO
  CUNEGO  DamianoITA
  HONDO  DaniloGER
  KVACHUK  OleksandrUKR
  MORI  ManueleITA
  PETACCHI  AlessandroITA
  VIGANO  DavideITA
 (クネゴはリベンジになるか)

LIQUIGAS-CANNONDALE


AGOSTINI  StefanoITA
  DALL'ANTONIA  TizianoITA
  DUGGAN  TimothyUSA
  KING  EdwardUSA
  MOSER  MorenoITA
  OSS  DanielITA
  SAGAN  PeterSVK
  VIVIANI  EliaITA
 (モゼルとサガンの活躍は楽しみ!)
注目チームは↓

RADIOSHACK-NISSAN

  CANCELLARA  FabianSUI
  FUGLSANG  JakobDEN
  GERDEMANN  LinusGER
  HORNER  ChristopherUSA
  KLÖDEN  AndreasGER
  MONFORT  MaximeBEL
  RAST  GrégorySUI
  SCHLECK  FrankLUX
 (スイス王者、カンチェッラーラの動きは気になる)

ASTANA

  BAZAYEV  AssanKAZ
  FOFONOV  DmitriyKAZ
  GASPAROTTO  EnricoITA
  GAVAZZI  FrancescoITA
  KESSIAKOFF  Fredrik Car SWE
  KISERLOVSKI  RobertCRO
  MURAVYEV  DmitriyKAZ
  PONZI  SimoneITA

しばらくスイスチーズを食べて応援しよう!!!

2012年6月6日水曜日

ジロぼけ。。。

ジロが終わって、一週間以上が立ちました。まだジロぼけ中です。
現在、フランスでTour de Daufine'の真っ最中。来週からイタリア選手権が行われる。メリンダカップも終了。。。うん、 レースが多い。来月はツールどおフランスとオリンピック。シーズンの真っ最中ですね。

面白いデータを見つけたのでここで紹介したい。賞金の話です。
レースに優勝または入賞しますと賞金が与えられます。ジロ・ディタリア2012年では下記の通りです。ユーロ安なので少なく見えますかな?
(グリーン色はイタリアのチーム)

1. Garmin-Barracuda: 277,554 Euro
2. Katusha: 204,495 Euro
3. Sky Team: 150,167 Euro
4. Vacansoleil: 84,834 Euro
5. Lampre-ISD: 72,746 Euro
6. Movistar: 66,633 Euro
7. Colnago- CSF Inox: 57,300 Euro
8. Androni Giocattoli-Venezuela: 54,727 Euro
9. Farnese Vini-Selle Italia: 48,080 Euro
10. Astana: 42,335 Euro
11. BMC: 42,024 Euro
12. GreenEdge: 39,869 Euro
13. Liquigas-Cannondale: 35,960 Euro
14. Omega Pharma-Quick Step: 35,378 Euro
15. Lotto Belisol: 31.280 Euro
16. Euskaltel-Eustadi: 29,060 Euro
17. Team NetApp: 22,958 Euro
18. Radioshack: 22,656 Euro
19. FDJ-Big Mat: 19,628 Euro
20. AG2R La mondiale: 17,695 Euro
21. Team Saxo Bank: 13,645 Euro
22. Rabobank: 11,266 Euro