2016年1月31日日曜日

久しぶりに出会った曲

昨日、マヌエレ・モリファンクラブの新年会に行って、おいしい物を食べながらあっという間に時間が過ぎてしまいました。 メンバーはメンバーだけあって、みんな自転車に精通していて、ここで死んでも書けないようなディープな話などで盛り上がりました。

ところで、昨日無線から流れていた曲を聞いて、記憶の彼方に消えていた歌手が蘇りました。彼女もなんと!「モリ」なのです。クラウディア・モリ
現在、72歳の彼女ですが、日本では無名です。イタリアで誰も知っている国民的なマルチタレントでした。特に1974年に発表されたとある曲は衝撃的で、6歳だった天使のような私でも、強烈なインパクトを与えました。
大人の世界で聞いてはいけない不倫の歌です。内容を紹介しましょう。
好きな人に会いたい女性が、我慢できなくて電話をしてしまう。困った男性は、彼女のことを「dottore (先生)」と呼ぶ。そのシュールな会話は今でも記憶に残っています。





女 Ciao, sono io、私だよ
男 Buonasera, Dottore、先生、こんばんは
女 Amore mio、ダーリン
男 Sì, mi dica、どうぞおっしゃって下さい。
女 Non resistevo più、もう我慢できなくて
男 Ah, bene、かしこまりました。
女 Pensavo a te、あなたのことを考えていた
男 Direi che è importante、大事な話のようですね。
女 Quando verrai、いつ来るの?
男 Mah, adesso non so, dipende、今ですか。必要ですか。
女 Non parlare se lì c'è lei, Lascia parlare me, di' sì o no、彼女がいたら話さなくてもいい。「はい」と「いいえ」だけを言って。
男 Certo, certo, d'accordo、はい。わかりました。
女 Ma vieni appena puoi, Anche tardi, se tu lo vuoi, Io tanto non dormirei Quanto mi manchi non sai、お願い、来て。遅くても来て。私は寝つけないから。どうしてもあなたに会いたい。
男 Eh、あ、そうですか。
女 Mi ami o no?私のことを愛していますか。
男 Ci può giurare, dottore、もちろん、先生
女 Io di più、私はもっと。
男 No, non credo、違うかもしれません。
女 Ma lei adesso dov'è, Vicino a te、彼女はどこ?あなたのそばですか。
男 Sì, sì, senz'altro はい、はい。もちろん。
女 Ho sciolto tutti i capelli giù、E ho il profumo che mi hai dato tu、髪の毛を研いだわ。そしてあなたにもらった香水をつけている
男 Ah, sì? Non le ho dato la busta giusta?あ、そうですか。違う封筒を渡しましたか?
女 Ma vieni almeno per un po'、Non ho sonno, non mi sveglierai、Di' quello che vuoi, però、Stasera non dirmi no。お願い、少しだけこっちに来て。眠くないから大丈夫。今夜だけ断らないで。
男 Eh, va bene, va bene Dottore, se è proprio necessario vengo。はい、先生、よくわかりました。どうしても必要なら伺います。
女 Adesso chiudo, non vorrei fare insospettire lei、 Amore, io sono qui e potrei anche morir、電話を切りますよ。彼女を疑う前に。ダーリン、待っています。来ないと死ぬかも。
男 No, no, stia tranquillo, adesso la raggiungo. Buonasera, Dottore。いいえ、いいえ、そんな。ご安心ください、すぐに参ります。


イタリアはこのような大胆な曲を発表できたと思うと、最近の曲は薄っぺらに聞こえます。日本も含め、70年代の歌謡曲をもう一度発見してみたいです。

2016年1月29日金曜日

ゼブラジャパンを浸透させたい???

日本は不思議な国。。。
非常に洗礼された着物の文化、何百年に磨かれた伝統的手芸があります。目を奪うほど美しい名品が多いし、日常生活に使う茶碗、お皿にも美を感じます。世界に誇るべきです。

しかし、ユニフォームになりますと、話が別。
記憶に新しいのが、2020年東京オリンピックのボランティアユニフォーム。。。私の知り合いもかなり否定的です(マスメディアはスポンサーと政治家のしがらみがあるので、立場を明確にしない)。
誰が、どのように、このようなデザインにたどり着いたのか、心から知りたい。。。
新国立競技場のごたごた劇も含め、結局、責任者の顔が見えないまま、常識を疑うデザインが決まってしまいます。
過去にも書きましたが、個人的にボランティアユニフォームは、ドラえもんスーパーの割引シールを無理やり合わさったデザインにしか見えません。




あああ!痛い!痛すぎる!ボランティアのみなさん、本当にかわいそうです。

先週、自転車競技日本ナショナルチームジャージのダサさについてだいぶ厳しく書きました。しかし、このデザインについて、もっと深く調べてみました。内部事情に精通した方の話から、新しい事実が判明しました!!!
 自称「シマウマジャージ」をデザインをしたのが、パールいずみではなく、別のデザイン事務所でした。結果として、WAVEONEが作っても、CHAMPION SYSTEMやPEARL IZUMIが作ってもデザインが一緒!
(Waveoneデザイン)

2013年に発表された時に戻ると、こう書かれていました。
新ジャージは、シマウマのゼブラをモチーフにしいる。このデザインに込めた想いは、『ゼブラに学ぶ知性と強さの両面を兼ね備えるデザイン』とのことだ。 (本文)

「横からのフォルムも野生を感じさせるデザイン」

どこが野性的???こちらが野性的でしょう↓↓↓

インスピレーションに無理があります!どうしてもデザインが出来上がった時に、無理やりストーリーを作り上げてしまった印象がします。
結局、誰もがJCF(?)に逆らえず、野性的でもない、ゼブラにも見えないデザインが決定されてしまいました。
さて、(絶望的な望みですが)、2020年東京オリンピックに向けて、いいデザインを期待します。今度、スポーツを愛するデザイナーにきちんと作ってもらいたいです。

最後に、一回だけイタリアナショナルチームジャージは恥ずかしいと思ったことがあります。2008年北京オリンピックのジャージです。
  「ITALIA」のフォントが漢字を真似て、アジアの文化を少しバカにしてしているように感じました。考えすぎかもしれません。。。

2016年1月26日火曜日

わ!!!ひどすぎる。でも笑える!


ネットサーフィンをしたら、2013年にとある悪口ブログに書いてあったジャージメーカー批評です。
ひど。。。ひどすぎる。。。でも笑えます。誹謗中傷よりも自虐ネタに見えます。この世界の嫌いな人は読まないでください(笑)

ちなみに私はパールいずみも、カステリも、ノースウエーブも、アソスも、スポルトフルも、ナリーニも、サンティーニも、スゴイも、クラフトも持っている私ですが、どうすればいいのか。。。笑

  1. アソス = 高いの買っておけば間違いないという思考停止の情弱バカ御用達
  2. ウィザード = 予算も少ない海外品を検討するおつむも少ない初心者御用達
  3. エチェオンド = 王道を避けてあえてスペインブランドを買うひねくれ半可通御用達
  4. エンデューラ、アルツーラ、dhb = 予算がないだけなのにコスパが口癖の負け惜しみ初心者御用達
  5. カステリ、デマルキ = 自分は他人とはちょっと違うという薄っぺらいミーハー御用達
  6. クラフト = インナーが良かったので他のも大丈夫だろうという短絡思考の脳足りん御用達
  7. ゴールドウイン = みんなと一緒じゃ嫌だけど予算もあまり無い小市民御用達
  8. シマノ = 信頼の国産ブランドとよく調べない慌てん坊の初心者御用達
  9. スキンズ、2XU = インチキ科学やオカルト生理学に騙されやすい脳筋御用達
  10. スゴイ = デブだけどみんなと一緒のパールは嫌という体型も心もワガママな初心者御用達
  11. スポーツフル、ノースウェーブ = 予算が少ないのを海外通販で誤魔化す見栄っ張り御用達
  12. ナリーニ、サンティーニ = 色々検討しすぎて迷った挙げ句に脊髄で買う生煮え御用達
  13. パールイズミ = ダイエットのために自転車買った腹の出たオッサン御用達
  14. ピナレロ、キャノンデール等バイクブランド = メーカー広告に踊らされやすいお調子者御用達
  15. マビック = 自分をアスリートだと思ってる勘違いナルシストの初心者御用達
  16. モンベル = 誰がどう見ても初心者なのに通ぶりたい初心者御用達
  17. ラファ = 俺はちょっとお洒落さんと思ってる脳みそ空っぽのニワカ御用達
  18. ルコック = ちょっと小粋な洗練された個性派を気取りたいコンプいっぱいの田舎者御用達


カンパニョーロやカペルミュールの批評がありませんがぜひとも読みたかった!!! 笑

2016年1月25日月曜日

パールいずみよ!笑えるネタの提供ありがとうございます!

先週公開されたコラム「つれづれイタリア~ノ、チームウエアーファッションチェック」の中で、不思議なジャージメーカーが登場しました。パールいずみです。
このメーカーは100点満点のかっこういいジャージを作っています。BMC Racing Factoryのチームウエアーです。あまりの洗礼さと格好よさで私も買いました。やはりかっこういいものは格好いいのです。
しかし、これと同時にパールいずみはあまり格好良くないジャージを得意とするメーカーでもあります。その一つは、日本ナショナルチームのジャージです。もう一つはサイクリングに使うラフなジャージです。
先日、それが公開されました。「Lanterne Rouge(ランタン・ルージュ、赤いランタン)」と「We are grupetto(ウィ・アー・グルペット)」という不思議なシリーズです。

 
まぁ、まさに「ゴチャゴチャ ミネストローネ賞」をあげたい名品になりそうです。その上、おフランス語のつづりは正しいのに対し、イタリア語は見事にミスっています。
誤 grupetto ⇒ 正 gruppetto

意味も間違っています。このメーカーの説明によると。。。
グルペットは、ステージレースなどで、タイムアウトにならないよう協力し合う下位集団を意味する言葉だ。
Gruppettoとは、タイムアウトと関係なく、単なる小さな集団です。逃げ集団、追い集団、遅れた集団、様々な場面で使われています。
私はとあるウエアメーカーのモデルをしているので、 他社に対しはあまり書きたくないのですが、これはちょっと。。。ですよね。
パールいずみよ、いいものも出しているので、デザイナーにもう少し勉強をさせましょう!!!

2016年1月23日土曜日

ジャージのあれこれ!

みなさん、こんばんは。
今年に入って急に仕事が増えましたので、このブログを放置しました。ごめんなさい。
イタリアへ行ったり、通訳をしたり、写真を撮ったり。。。少し風邪を引いたり。。。笑
でもせっかく2016年が始まったので、今年もあれをやっちゃいました!!!
プロチームのジャージファッションチェック!!!
LINK
プロのデザイナーが作るジャージを批評することが勇気が必要です。チームイメージ戦略やスポンサーの影響力も強く反映されているからです。
でも毎年のように変わるジャージの変化を見ることも、このスポーツの楽しみ方の一つです。
さて、今年のトレンドは「白のちょい足し」です。
個人的に白色は大好きで、大歓迎する傾向です。しかし、成功した例もあれば、失敗した例もあります。しかも大好きだったあのスイスのチームが無残な姿になりました!!!
色のバランスは難しいですね。
みなさんの今年の好きなジャージは?

2016年1月2日土曜日

元旦は戦争です!

みなさん、あけましておめでとうございます。年末年始を楽しんでいますか。
今年の冬は例年にない暖冬でとてもすごしやすくなっています。しかし、変わる天気と比べて変わらない伝統があります。それは年末年始の祭り騒ぎ。

日本では、比較的に静かな元旦は毎年、お餅による死者が多く出ています。昨日、「都内で餅を詰まらせ11人搬送、1人死亡4人重体」のニュースがありました。
イタリアでは少し騒ぎますが、特に騒々しい街があります。それがナポリ!



ナポリでは12月31日の夜から1月1日の朝にかけて花火を打ち上げる習慣があります。数分で終わるものではありません。数時間にかけてあらゆる家屋の庭や窓から延々と花火が打ち上げれられます。目をつぶればまるで戦争の音です。
さらに窓から古いものや何かを捨てる習慣もあります。年末年始にナポリに行ったら、大晦日は絶対に外を歩かないでください。落下物で命を落とすこともあります。
元旦のニュースはまるで戦時中ニュースのようです。今年は、190人以上は病院に送られました。花火爆発によるけがで、手を切断された人は4名。失明3名。死者1名。。。
うん。。。
イタリア人。。。後のことを考えないで、元気すぎる国民です。
というわけで、みなさんにとってはいい年でありますように祈ります!!!