2011年10月28日金曜日

自転車は青レーン!?

警察が動いています。自転車にまつわる法的整備が着々と進んでいます。

今日のニュースより↓
警視庁が新設する自転車通行場所を示すカラー舗装のイラスト=警視庁提供
 警視庁は28日、自転車の原則車道走行を促す総合対策の骨子をまとめた。新たな安全策として、車道での事故を防ぐために車道左側を独自のイラストでカラー舗装し、自転車の通行場所を明示する。来年1月から実施する方針で、全国の自転車事故の4割を占める東京都内での対策は、全国のモデルとなりそうだ。(中略)

 車道のカラー舗装は青色で幅約0.5メートル。歩道のある道路の車道左側に設ける。歩道がある道路は都内に約5740キロあり、このうち歩道の幅が3メートル未満で、車道の幅員にある程度の余裕がある駅周辺などの幹線道路について順次実施したい意向だ。


うん。まだ歩き出したばかりだが、悪くないですね。ただ、0.5mの幅は狭すぎて追い越し禁止?になったら最悪。そして予算的にも実施的にも問題がたくさんありそう。車の違法駐車や運搬会社、工事現場などは自転車専用道路をふさぐに違いないので、結局、一般道路を走ることになると思います。
まだ少し待ちましょうか。

2011年10月27日木曜日

休めないチクリスタたち!



ジャパンカップが終わったことで、チクリズモがオフシーズンに入りました。本来なら3月のクラシックまでレースらしいレースがほとんど行われないのですが、グローバル化の影響と重要を増してきたオーストラリアナドの影響で1月にTour Down Under(豪州)やTour de San Luis (アルジェンティーナ)、Tour de Langkawi(マレシア)も開催されます。つまり、10年前と比べればチクリスタたちがサラリーマン並みの忙しさになりました。体が応えますし、チームの運営費は増える一方です。スポンサーも大変です。
スポーツ選手の労働条件は厳しく、いいことはあまりないですが、やはり自転車が好きでみんな頑張っていますね。
チクリズモはすごいスポーツです。


追伸:
上のビデオは来年のジロ・ディタリアの紹介ビデオです。昨年のビデオは以下の通りでした。

2011年10月26日水曜日

議論はスポーツを救う


友達の日記より。
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「今の若者には熱い議論ができない」
やっぱりそうなんだーという気持ちと、すごく残念な気持ちとあります。普段うちの学生をみていても、最近の日本の大学生は(っていう用語がもうたまらなくダサイですが)議論を戦わせるとか、反対意見を言うとか、とことん説得するとか、全然しないみたいですね。政治系のサークルですらそうだという話です。でも学生に話を聞くと、真剣な議論をしたい、でもしかたがわからない、という。必要とすら思っていない学生も多いみたいです。

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私が20歳だったころは、同じことが言われたような。。。(笑)

議論は確かに人間を強くします。議論に携わった人は刺激を受け、がんばる原動力となります。
スポーツの世界も例外ではありません。アスリートとコーチが議論を重ね、いいトレーニング方法を見つけ、選手は初めて進化するものです。
ファンも同じです。ファンたちも議論を重ね、好きなスポーツを支えます。
イタリアではスポーツを面白くするために討論、議論という形が使われています。かつて「La Domenica Sportiva」というテレビ番組が大人気で、サッカーを盛り上がりました。日本で放送されませんが、ジロやグランツールの各ステージが終わってから、延々とイタリアのコメンテーターたちはレースを解説したり、選手たちの酷評したりします。ゲストたちや選手本人も交えて、かなり白熱した議論が行われています。その名はすごいです「processo alla tappa(レースへの裁判)」。もちろん、全部生中継です。

明日はイタリア王手スポーツ新聞「ガゼッタ・デッロ・スポルト」で2012年ジロ・ディタリアをデザインしたミケーレ・アクエローネとマウロ・ヴェニがビデオチャットにて登場し、ファンの質問に答えます。これも生中継です。現地では17時から放送がスタートします。日本は深夜になりますが、ぜひぜひ質問を送ってください。
みんなと一緒にいいスポーツを作ろう!

2011年10月24日月曜日

イタリアにもジャパンカップ!

昨日ジャパンカップをみるために宇都宮まで行ってきました。
やはりこのレースはすごいです。スポーツイベント的にも、娯楽イベント的にも雰囲気は最高です。至近距離でテレビでしか見られないチクリスタたちが平然と歩き、ファンにサインをし、写真もできます。匂いを感じることもできますし、周回レースですのでホイルの音を何度も聞くことができます。あそこに立つだけで血が騒ぎます。

結果は、イタリア人にとってはよくなかったですが、日本勢はよくがんばりました。Haas(Genesys, 豪州)1位に続き、西谷 泰治 (愛三工業)、佐野 淳哉(ダンジェロ&アンテヌッチィ-NIPPO)。ダミアノ・クネゴ(ランプレ)は4位。バッソは10位。サクソバンクもいい成績を残さずにいて、表彰台にはプロチームの姿はなかったです!ジャパンカップ初の出来事です。
ハース選手自身は驚きを隠せず「なぜ私が勝ったか。信じられない。3位だと思ったのに」と。
クネゴはかなり悔しかった。しかし彼によれば、日本人のレベルが飛躍的に上がってきてこのレースはハイレベルになりました。
ちなみに、ガゼッテ・デッロ・スポルトにもジャパンカップの記事が載っています。イタリア語のわかる人はぜひ読んでみてください↓
リンクはここ!

レースの結果はここ!(公式ホームページ)

2011年10月21日金曜日

行くチーム、来るチーム


チクリズモの世界の不思議なこと。
チームが雨の後のキノコのように生えてきて、瞬く間に消えてゆく。
一年前に生まれたばかりのコンチネンタルチーム、GEOX-TMC (元ソニエ・ドゥヴァール、元フジセルヴェット、元フートン)は消える運命にあります。メインスポンサーであるイタリアの大手靴メーカーGEOXはおりました。
残念。GEOXは愛用している靴ですので、もう少しその名前が見たかったのです。でも以前から少し匂っていました。ジロ・ディタリアではぱっとしなかったGEOXだが、ヴエルタでものすごく頑張りました。やはり生き残りにかけた決死のレースだったに違いないと今はわかりました。
結局、ハイロードに続き、また一つのチームが姿を消します。
しかし、このチームは不死鳥のように今まで復活してきました。今後の展開は楽しみです。


話が変わりますが、宇都宮は盛り上がっているはずです。ジャパンカップ開催のために世界中のプロ選手は集まっています。
あいにくの雨模様ですが、明日はクリテリウムが行われ、あさってはメインディッシュのジャパンカップが開催されます。
みなさん、ぜひぜひ応援に行きましょう。われわれファンもこの素晴らしいスポーツを支えるべきです!!!
公式サイト:http://www.japancup.gr.jp

ジャパンカップ、始まる!


明日から、いや、今日からジャパンカップが始まります。
宇都宮で世界中のチャンピオンたちが集まり、今年の最後のレースのために戦う。
今年はイタリア人が多い。嬉しい!
日曜日は見に行きますので、会場で会ったらぜひ声をかけてください。

2011年10月20日木曜日

気が付かなかった!!!


ジロ・ディ・ロンバルディアの記事が載っていたので愛読している新聞の一つ、ガゼッタ・デロ・スポルトを読み漁った。
ふと新聞を置いといたら、あれれ?これは何?名前は「Gazzetta dello Sport」ではなく「Gazzetta sportiva」のではないか???
いつの間にか名前を変えたの?
朝日新聞を「朝に出る新聞」に改名するようなものです。

実は伝統的にこの新聞は二つの名前を持っています。日曜版だけ「Gazzetta sportiva」になります。ほとんどのイタリア人は月曜日しかこの新聞を買わないので、気づかないまま一生を過ごしています。
日本と違って、イタリアでは新聞はキオスクで買うものです。高校生になってから誰かが必ず新聞を買い、学校に持って行って休憩中にみんな読んだりします。月曜日は一番売れる新聞はこのピンク色の「ガゼッタ・デッロ・スポルト」です。その理由は簡単、カルチョの結果やレースの試合の評価が出る日ですから。電車の中、ヴァポレット、バス、職場、学校では景色が全部ピンクに染まる。イタリアではこの習慣がまだ根強く残っています。

イタリアのスポーツ新聞は日本とはだいぶ異なります。
日本ではスポーツのほか、芸能ニュース、スキャンダル、ゴシップ記事、裸のお姉さんのいる店まで紹介されています。イタリアではスポーツ一色!!!
5割以上はサッカーが占めています。そして順にチクリズモ、F1,オートバイクレース、バスケット、ラグビー(イタリアは割と強い種目)、バレーボール等。。。
記事も真面目。

ここでイタリア人記者たちがジロ・ディ・ロンバルディアに出たチクリスタの評価を読んでみましょう(最高得点10とします)。(c) Gazzetta dello sport

10点満点:オリバー・ツァウッグ:引退を検討している最中の最高の勝利。
7.5点:ダニエル・マルティン:いいパフォーマンス!これから楽しみ。
7点:イヴァン・バッソ:思ったよりいい走りでよかった。
6.5点:ニバリ:アタックが早すぎた。
5.5点(不合格)ヴィスコンティ:よく前に出ますが、結果に結びつかない。
5点(不合格)ジルベール:どうしたの?調子が悪かった?

などなど

さて、ビチスポルトも読んで、勉強しましょう。

2011年10月19日水曜日

自転車ヒステリーが始まった♪

ピストの一台が起こした死亡事故のせいでマスコミが自転車に対するヒステリー反応を起こしているような気がします。イタリアもそうですが、日本のマスコミは一つの課題に偏りすぎて社会全体を見ていないような気がします。

今朝、毎日新聞には下記の記事が載っています。

<自転車>歩道走行禁止、厳格運用…警視庁が安全対策策定へ
 警視庁は、自転車の車道左側走行の原則を順守させ、これまで積極的に摘発していなかった歩道走行の取り締まりを徹底する方針を固めた。そのうえで自転車のルール順守や走行環境の整備なども盛り込み、全国の警察本部で初となる包括的な自転車安全対策の策定作業に入った。東日本大震災以降、通勤・通学に自転車を利用する人が増え、交通事故全体に占める自転車事故の割合も増加。警視庁は「マナーを守れば防げる事故は多い」と意識向上による事故減を目指す。【伊澤拓也】

確かに自転車は道路を走るべきで、左側通行は基本中の基本。飛んでみない運転をしている暴走自転車も見かけます。しかし、先ほども昨日もおまわりさんは堂々と自転車で歩道を突っ走る姿を見ました。昔の「ながら運転」を思い出します。マスコミはこぞって車をバッシングしました。今回は自転車の番です。

【記事が続く】

警視庁は自転車ブームが高まった数年前から摘発強化に乗り出している。昨年の取り締まり件数は信号無視が300件(前年比189件増)、ブレーキのない競技用自転車「ピスト」など制動装置不良が661件(同659件増)に上り、今年はさらに昨年を上回るペースだという。
 一方、歩道での高速走行や一時停止違反の摘発はほとんどなく、警視庁幹部は「黙認と受け取られても仕方がない側面もあった」と話す。今後は道路交通法の規定通り、子供や高齢者らを除き車道の左側を走るよう促し、走行可能な歩道を走る場合も安全徹底を求める方針とみられる
(続く)

確かに道路は安全に使うべきだし、危険な運転をする人を取り締まるべきです。毎日のように私の真後ろにぴたりとくっ付く馬鹿者がいる。車間距離を無視した危険な行為です。しかし、上記の文章が問題なのでは?
子どもに「歩道を走行せよ」とインプットし、その後「車道を走ろう」と方向転換。その上、自転車で走行可能な歩道もある!100%走行不可ではない。うん。。。ややこしい。

しかし、よく考えてみたら実に面白い規制です。つまり、法律自身がグレーゾーンを作り、人に逃げ道を与えているような気がします。もしかして、これが自転車を使う人への配慮か?


ちなみに、2010年にイタリアでは300人が自転車による交通事故で死亡。自動車事故の場合、4200人以上(ACI-ISTAT)。日本の場合は4800人以上(警察庁)。しかし、日本では3万人以上は自殺しています。1998年以降13年連続で年間3万人を超えています。考えさせるデータです。

2011年10月18日火曜日

もう、イタリア人ったら!

ジロ・ディタリアに続き、もうすぐ2012年ツール・ド・おフランスもベールを脱ぐ(実はすでにネットで全ステージがばれているが、知らないふりをしましょう)。
発表も近いし、やはりジロとツールの対抗意識は強い。
言うまでもなくコース的にジロがダントツ上!エンタテインメントという観点から見ますと、やはりツールが上。両者が違うので、これもいいことです。
そこで、面白い記事を見つけました。

ガゼッタ・デッロ・スポルトなどと言った大手スポーツ新聞は、真面目にジロを紹介している反面、いくつのサイトでは言いたい放題。普段、無視していますが今回読んだ記事はかなり面白かった。なぜかと言いますと、オフの時のチクリスタたちのファッションを酷評しているからです。これがかなり楽しい!

スポーツ選手はスポンサーとの契約上の制約などでずっとジャージを着ています。普段着を着ることが少ない。なでしこジャパンも例外ではありません。ファッションセンスはゼロに等しい。でもこれは仕方がないことです。スポーツを真面目にする人ほどファッションに興味はありません。
サッカーやゴルフの一流選手、注目を集まるプロ選手を除けば、スポーツ選手は着飾る必要はないからです。中田英俊、長友選手、元がみがみ王子は有名になってしまい、ラフな格好はできなくなりました。
でもさすがのイタリア。ファッションセンスにうるさい。小さいころから、靴下の色も指摘させるぐらいの国です。
ジロ・ディタリアのプレゼンテーション中に、ファッションチェックが始まりました!
コンタドールとバッランは高評価。黒の使い方は絶妙だそうです。それに反して、バッソ、カヴェンディッシュとスカルポーニに対し、ブーイングの嵐。バッソが(無精髭と汚いジャケットで)アウト。カヴェンディッシュはラフすぎる(合コンじゃないってば)、スカルポーニのジャージ姿は場違い(遠足じゃないから)。
ま、まるでドン小西のファッションチェックを読んでいるようです。

私も最低限にファッションに注意しています。自転車のジャージも、ヘルメットの色、グローブの色にも気を付けています。しかし、トップ画像のように写真上の都合でありえないカラーのヘルメットをつけたり、うまくいかない時があります。
やはりイタリア人かな?(笑)

第95回、ジロ!


昨日第95回のジロ・ディタリアが紹介されました。
内容がかなりよかったです。少しやりすぎた前責任者のゾメニャンから新しいチームが反省し、レースとしてもテレビ的にも楽しめるジーロを目指しました。今回、目立った言葉があります「piu' umano」(昨年と比べて人間的)。
実際、私も思います。もちろん、来年も山岳ステージが多くスプリンターより、スカルポーニ、バッソ、コンタドール、蚊出る・エヴァンス、アンディ・シュレックと言った選手向きですね。しかし、すでにエヴァンスは参加しないと表明、コンタドールも渋っています。チポッリーニがコンタドールに猛烈にラブコールを送っています。
実は「piu' umano」という表現の裏には別の意味があります。
ゾメニャンが設定したジロに参加する選手たちが疲れすぎて、次のグランツール「ツール・ド・おフランス」の準備に間に合わない。つまり、ダブル参加・ダブル優勝は不可能ということです。今回のジロではダブルでも大丈夫ということになり、コンタドールならできる!とチポッリーニが言っています。
スタートは風の強い国、デンマーク(今年の選手権の開催国)。ゴールはファッションの街、ミラノ!
ああ、待ち遠しい!

2011年10月16日日曜日

腹一杯!

昨日のジロ・ディ・ロンバルディアはかなり面白かった。
ニバリ(リクィガス)の英雄的なアタックを信じていましたが、ガス欠に落ちて見る見る内に失速。エネルギー切れは恐ろしいものです。急に襲ってきて、急に体が悲鳴をあげる。プロもアマチュアも一緒。
優勝したのが、スイス人であまり知られていないチクリスタ、オリバー・ザウッグ。皮肉にも昨年までリクィガスに所属していました。イタリア語ではこういう諺があります。
Tra i due litiganti, il terzo gode (二人が喧嘩している間、第三者が得する)。つまり、優勝候補たちが牽制し合って、潰し合っている内に最終的に第三者が優勝する。もちろん、ザウッグは弱い選手ではありません。ものすごいきれいな優勝でした。やはり、Ride bene chi ride ultimo: 「最後に笑う者が良く笑う」ですね♪

今は2012年ジロ・ディタリアのプレゼンテーションを見ています。コンタドール、カヴェンディッシュ、フショフ、バッソ、スカルポーニ、ニバリ、クネゴが出演しています。今年の地獄と比べて、来年はとてもバランスのあるコース設定。かなり面白く、腹一杯になりそう!
明日以降、紹介します!!!
さて、終盤を見ます。

2011年10月15日土曜日

いよいよジロ・ディ・ロンバルディアが



始まった!!!
今年で106歳を迎えます。ミラノ北部の湖地帯とギザッロ教会を通る厳しくて魅力的なコースです。昨年の悪天候と違って、今年は見事な晴れです。安心してみられます。
現地はかなり寒いようです。ゴールのあるレッコ市には13度しかないです。映像を見ても、チクリスタたちの多くはアームウォーマーをしています。13〜14度はやはり夏ジャージの限界の気温ですね。
ジロ・ディ・ロンバルディアの別名は「La classica delle foglie morte」、つまり「枯れ葉のクラシック」。寒くなって、葉っぱが枯れ落ち、ストーブに火をつける時期です。このレースをもって伝統的にヨーロッパのすべてのプロレースが終了します。
が、しかし!
来年から9月の開催になります。世界選手権のちょうど一週間後に移ります。
勇気のある選択ですが今年から始まった「ツール・ド・チャイナ」のカレンダーが発表され、ロンバルディアとちょうど重なります(2012年10月10日〜14日)。多くのプロのチクリスタが参加できるように開催時期が変更されました。
うん。ブラヴォ!
さてこの10年の優勝者は以下の通りです。

2002年 Michele Bartoli
2003年 Michele Bartoli
2004年 Damiano Cunego
2005年 Paolo Bettini
2006年 Paolo Bettini
2007年 Damiano Cunego
2008年 Damiano Cunego
2009年 Philippe Gilbert
2010年 Philippe Gilbert

2009年と2010年は敵なしのジルベールでした。今年はイタリア勢がリベンジになるか!
さて、焼き栗を食べながらレースを楽しみます。

2011年10月13日木曜日

今週末は熱い!



今日は、ジロ・デル・ピエモンテ!
土曜日はジロ・ディ・ロンバルディア!
日曜日はジロ・ディタリア2012年発表会!
イベントが多くてまた寝不足になりそうです。

さらに月曜日はグラン・ガラ・コネリアーノ(イタリアベストチクリスタ賞)
昨年ニバリが受賞。
そして21~23日、ジャパンカップ!

自転車が熱い日々が続きます。

2011年10月12日水曜日

自転車のドーピング!


今朝はすごい自転車に出会いました。
マウンテンバイクなのにロードバイク並みのスピード。
下りは50㎞/h以上、上りは30km/hを軽々超えます。
すごい足の持ち主だ!と思ったら、よく見てみたら電動アシストでした。あれれ?確かに時速25㎞/hを超えると、電動アシスト自転車はエンジンを止める仕組みになっていて、自分の足で漕ぐしかありません。その上、バッテリーやエンジンで車体が非常に重くなっているはずです。この人はすごいロードレーサー?
ここで聞かなければ!
信号待ちをしていたオーナーに質問を投げたら、やはりエンジンを改造していました。見事な自転車ドーピングです。今年で2度目です。
個人的に電動アシスト自転車は大好きです。年を取ったら、まっすぐに買いたいので、色々と興味がわいてきます。しかし、改造は決していいことではありません。今は警察は自転車に対し割とうるさいので、また新しい火種になりそうです。

ドーピングと言えば、イタリアのリッコ選手です。
彼が日本のアニメが大好きで、イタリア語で書かれた「ハロー!スパンク」のジャンパーと野球帽を人前で平気で着ます。しかし、重なるドーピング疑惑のせいで、12年以上の追放勧告を受け、レースの復帰は絶望的なものになりました。非常に残念!

さて、あと少しでレースシーズンがクライマックスを迎えます。
先週はジロ・ディ・エミリアとパリ・ツールが行われ、明日はジロ・ディ・ピエモンテ。最後はジロ・ディ・ロンバルディアとジャパンカップ!
11月と12月はレースは大きなレースはほとんどお休み!
そして1月にまたシーズンが始まります。
楽しみ、楽しみ!

2011年10月8日土曜日

痛恨のミス!


今日は富士スピードウエイでレースがありました。しかし、今回はリタイアという結果になりました。久しぶりの経験です。

今日は体調万全、食事万全、滑り出し万全、天気もいい!すばらしいレース日和でした。
ぐいぐいと踏み込み、ぐいぐいとスピードがあがる。心拍数も安定している。
しかしパドックを超えて最初のピンカーブの下りが終わろうとした瞬間に「カキン!」という不吉な音。。。
後輪のスプークが真っ二つに折れた。金属疲労!つまりストレスです(写真は私のバイクです)。
ホイール自体は変形し、もう走れません。予備をいつも持ってきているのに今回は忘れてしまい、結局リタイアになりました。痛恨のミスです!56kmしか走っていないのに少し悔しいですが、ま、これも経験ですね。怪我しなくてよかった。

やはり人間だけでなく、ストレスが金属も折れてしまう。
定期的に息抜き&点検しておかないとだめですね。

自転車から学ぶことが多い。

さて、今日は早く寝て明日は合宿です!

レースです!


本日はレースです!もうすぐ出発します。
静岡にある富士スピードウエイで「富士チャレンジ200」というレースが行われ、私も参加します。サーキット内で44周して、200kmを走りきります。あちらこちらで富士山の姿が見えるものの、44周はさすがに景色に飽きます。ま、がんばります。
200kmは多いと感じる人がいるかもしれませんね、イタリアでも200kmを超えるレースが多いのでびっくりする数字ではないです。普通に行けます。その上、サーキット内で行うレースは確かに安全ですし、パンクはほとんどしないです。
しかし私からすれば隔離された世界で少しつまらないものです。個人的にロードレースは一般道で行うべきですね。
さて、行ってきます!!!

2011年10月6日木曜日

変化の時


アップル社の創業者、スティーブ・ジョブズ会長がこの世を去りました。
私もアップルユーザーですので関心のあるニュースでした。しかしアップルの商品がいいのでその製品を愛用していますが、はっきり言ってジョブス氏のことはまったく興味がありませんでした。ニュースから流れる名言を聞けば、案外と面白い人だと気づきました。
「Stay hungry, stay foolish」
気に入りました。
ハングリー精神は大事ですね。自転車に乗りますといつも腹ぺこです。この点では共通しているのでは?と(笑)

さて、イタリアでも面白いことが起きています。
イタリア自転車競技連盟はプロになる前の若いアスリートに対し、一部のロードレースへの参加を禁止することになるかもしれません。ここで誤解されてしまうので説明します。

イタリアでは自転車競技がとても盛んです。U13才から参加できます。しかしロードレースが多すぎてプロの世界に入る若者が疲れすぎて、自転車への情熱が低下する傾向が見られます。つまり、ほやほやのプロがすでにオーバーワークです。しかし、世界が別の動きを見せています。蚊出る・エヴァンス(BMC)、ペター・サガン(リクィガス)、マーク・カヴェンディッシュ(SKY)がマウンテンバイクや室内自転車競技の出身です。つまり、現在のチャンピオンたちは一般道で行われるロードレースを知らないでチクリスモの世界に飛び込みました。

状況を重く見たイタリア自転車競技連盟は思い切った対策を考えているようです。毎月の第3日曜日は若者のロードレースを禁止し、ほかの種目のレースに参加することを義務づけます。マウンテンバイク、シクロクロス、タイムトライアルなど。若者たちに違う種目にも目を向かわせるための対策です。なんだか楽しそう。
さて、イタリアのチクリスモはどうかわるか、楽しみです。

2011年10月3日月曜日

自転車は確かにエコですが。。。


お金が意外にかかります。
昨日、練習で260kmを走りました。
東京→立川→奥多摩湖→柳沢峠→勝沼(山梨県)、そのままユータンしてまた山に登った。手応えのあるコースでした。
毎回思うことですが、自転車にはエンジンは付いていないのでガソリン代がいらないものの、足はモーターですので、当然ながらエネルギーが必要です。結局、昨日もコンビニで買った食事とドリンクだけで3000円以上かかりました。
長めのレースやロングライドに慣れていない初心者がよく失敗することは、エネルギー切れ状態に陥ることです。自転車はお尻と太ももと言った体で一番大きな筋肉を使いますので我慢して食べないでいますと、血糖値が急に下がり一気にエネルギー切れになります。意識も朦朧しますので事故の危険が高まります。
イタリアではロードレースの「ロ」つまりレースの基本の基本は「レース中に食べる」ことです。
世界選手権ではテレビであまり映せなかったが、集団の中で走っている選手たちはとにかく食べています!最後のスプリントに備えるために食べます!エネルギーバー、チーズやハムのパニーニ、フルーツ、ケーキ、ジェル類など。最近ナツの粉末と蜂蜜の入っている商品が人気のようです。メニューは豊富です。
さて、今週末はレースがあります!!!
がんばって食べます!