2011年10月6日木曜日
変化の時
アップル社の創業者、スティーブ・ジョブズ会長がこの世を去りました。
私もアップルユーザーですので関心のあるニュースでした。しかしアップルの商品がいいのでその製品を愛用していますが、はっきり言ってジョブス氏のことはまったく興味がありませんでした。ニュースから流れる名言を聞けば、案外と面白い人だと気づきました。
「Stay hungry, stay foolish」
気に入りました。
ハングリー精神は大事ですね。自転車に乗りますといつも腹ぺこです。この点では共通しているのでは?と(笑)
さて、イタリアでも面白いことが起きています。
イタリア自転車競技連盟はプロになる前の若いアスリートに対し、一部のロードレースへの参加を禁止することになるかもしれません。ここで誤解されてしまうので説明します。
イタリアでは自転車競技がとても盛んです。U13才から参加できます。しかしロードレースが多すぎてプロの世界に入る若者が疲れすぎて、自転車への情熱が低下する傾向が見られます。つまり、ほやほやのプロがすでにオーバーワークです。しかし、世界が別の動きを見せています。蚊出る・エヴァンス(BMC)、ペター・サガン(リクィガス)、マーク・カヴェンディッシュ(SKY)がマウンテンバイクや室内自転車競技の出身です。つまり、現在のチャンピオンたちは一般道で行われるロードレースを知らないでチクリスモの世界に飛び込みました。
状況を重く見たイタリア自転車競技連盟は思い切った対策を考えているようです。毎月の第3日曜日は若者のロードレースを禁止し、ほかの種目のレースに参加することを義務づけます。マウンテンバイク、シクロクロス、タイムトライアルなど。若者たちに違う種目にも目を向かわせるための対策です。なんだか楽しそう。
さて、イタリアのチクリスモはどうかわるか、楽しみです。
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