そんな遠くないむかしに。。。90年代末にイタリアを熱中させた自転車のプロレーサーがいました。その人の名は、マルコ・パンターニ、通称「イル・ピラータ(海賊)」。
この選手は物静かで、熱血で、研究家で、怖いもの知らずで、そして強烈に強い選手でした。山でアタックをすると、別次元の強さを発揮し、自転車に乗るたびに観客を楽しめていました。まれに見るチャンピオンでした。
そのパッション、強さ、まじめさが自転車競技への関心を高め、億円単位を稼ぐサッカーの陰に埋もれつつあった自転車競技にもう一度、命を吹き込んだすごい人でした。
実は彼の強さは「心の弱さ」を隠すためにあったと思います。
1999年にドーピングというレッテルが付けられた時に、彼の精神が崩壊し、練習に集中できず、隠れていた弱さが浮上しました。2004年にコカイン中毒で帰らない人となりました。34歳の若さでした。
6月16日に彼の短い人生を語るために、今中大介と一緒にトークショーをしました。実際に会ったことのない選手ですので、語る資格はないと思います。
情報はパンターニの知り合いと当時の新聞に頼るしかありませでした。しかし、みなさんが目を光らせながら、パンターニの話をしてくれました。楽屋で聞いた今中さんの経験にもものすごく感動しました。ステージで生かせなくて悔しい。
やはり生の情報を集める作業、本当に素晴らしい経験です。
トークショーのレポートは次のリンクからです。ぜひお読みください。
http://cyclist.sanspo.com/262007
今中さん、本当にありがとうございました。またトークショーをしましょう!!!
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