「ねー、ねー」
「なに?」
「なにをルックしている?」
「ネットニュースだよ」
「JRのニューステーションのネームをリッスンした?」
「ああ!」
「たかなわゲートウェイだって。とうきょうオリンピック前にオープンするみたい」
「ファンシーなネームでグッドじゃん。オープンしたら、ゴーしようか」
「ナイスアイディア。レッツ・ゴー」
大学生の時、ゼミの先生は「漢字がなくなればいい」と言っていました。国際思考に向けて、韓国語のように片仮名や英語を使えばいいという理屈でした。これを思い出し、上記の会話を想像してみました。違和感がありますが、読めなくもない。
確かに外国人として漢字との出会いは衝撃的なものでした。でも慣れてくると、中国大陸で生まれたこの言語システムは悪くないと思うようになりました。今となって日本語とイタリア語、どちらが難しいかと聞かれたら、同じぐらいと言うしかないです。
日本語の文法は非常に簡単ですが、片仮名・平仮名・漢字・当て字の四つの不思議な組み合わせでできています。
一方、イタリア語は、主に古代ギリシャ語・ラテン語・トスカーナ弁という三つの言語から作られ、動詞変化だけでなく、女性名詞、男性名詞、単数、複数形、不規則動詞、接続法、条件法など。。。イタリア人にとっても文法の正しい理解は困難を極める。
しかし、日本とイタリアに大きな違いがあります。
ローマやミラノでも地下鉄の建設が進められ、新しい駅名も決まりつつあります。シンプルでありながら、地元愛と歴史愛を感じさせるものばかりです。
「ローマ・ゲートウェイ」「ミラノ・ゲートウェイ」のような結果になりません。
新しい高速列車の名前も「フレッチャ・ロッサ(赤い矢)」「フレッチャ・アルジェント(銀の矢)」「イタロー」など。。。これも全部イタリア語です。
アルファロメオの「ジュリア」「ステルヴィオ」「ジュリエッタ」、マゼラ
ティの「ギブリ」「レヴァンテ」「クアットロポルテ」など。。。全部イタリア語です。
日本人よ、自分の歴史や文化にもっと自信を持て!かっこういいよ。
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