2019年10月16日水曜日

遊びに行くなんて!けしからん!

今日、FERRO Mari e Monti 2019はサイクルサンスポに登場しました。 嬉しい限りです。古き良き時代の自転車に乗って、消えてゆく田園風景を走り抜こうというのがテーマです。
しかしながら。。。

多くの災害は続いてる中、遊びに行くなんて!どんな神経をしているのか
という声が聞こえてきます。
実はこの声を2011年に耳にしました。

2011年3月11日、東日本を襲った大津波が多くの尊い命を奪い、原発事故も発生し今も地元に帰られない人がたくさんいます。
その時に日本中はある種の自粛ムードに包まれ、遊びにくことは「けしからん!」「非道」という考え方は浸透していました。
しかし、私は「復興」について考えました。

仕事の関係で支援金を送ること以外は現地に出向いてボランティア活動することができません。電気を消すこと以外はできることが極めて少ない。スーパーでいつ納豆とヨーグルトは戻ってくるかを待ちながら、東京でじっとしていました。
しかし、被災を受けていない地域もたくさんあるわけです。観光客がなければ経済的に大きな打撃を受けます。東京でお金を使わない生活を送るよりも東京を出て、地方でお金を使えばいいと考えました。
私はその時に石垣島で行われたトライアスロン大会をキャンセルしないで参加することを決めました。少ないお金ですが、現地で宿泊し、現地の物を買い、消費税を払うことで、地域や国の財政を支え、間接的に復興につながると考えました。

やはり近い人から色々言われましたよ。
「なんでこんな時に遊びに行くの?ばかじゃない?」

確かに私はバカかもしれません。
でも復興にはお金が必要です。「祈ること」「エールを送ること」が無意味です。この時に実行と行動のみです。だから今年は自治体といつも手伝ってくれているボランティアや地元の方と話し合い、FERRO Mari e Montiの開催をすることを決めました。
千葉県南房総だけでなく、復興過程が許す限り、被災した他の地域へも行きましょう。これが一番の復興だと確信しています。

長文で失礼しました。

FERRO Mari e Montiの記事はこちらです

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