2020年2月22日土曜日

アペロールは病気に効く?

世の中は新型コロナウイルスは猛威を振るいはじめ、もう対岸の火事でなくなりました。
元気な体の持ち主が感染しても症状が軽いようで、疾患のある人だと重症化しやすい。厄介のがその強い感染力だ。一気に病院はいっぱいになるからです。
(信頼できない)WHOの話によると、まめな手洗いとアルコール消毒が効くそうです。花粉症用のマスクは。。。ほとんど効果なし。

せっかくアルコールの話が出たので、面白い話をしましょう。大好きでスプリッツに欠かせないリキュール、Aperol(アペロール)についてです。
かつて、このリキュールはなんと!インフルエンザに効く特効薬として販売されていたようです。その証拠はこれです!

1951年のイタリアの大衆紙で掲載された広告のようです。一部は欠けていますがこう書かれています。

(全文) 
Signora! Ora che la bella stagione veste la nostra amata penisola di calore e luce non è certo tempo d’abbassare la guardia: faccia tosto scorta dell'”Aperol”, la buona bevanda tonificante che previene le cause dell’influenza e rinvigorisce il convalescente… perché: a base di china, rabarbaro e genziana, accresce la resistenza e regola la secrezione biliare. 
L'”Aperol”, essendo poco alcolico può essere preso anche dai bambini.
(訳) 
奥様 暖かい季節が私たちの愛する情熱と光のイタリア半島を包むようになったけれども、油断する訳には行きません。「アペロール」の在庫を増やしましょう。 「アペロール」は、インフルエンザを予防し、患者を元気にする爽快な飲み物です。「アペロール」は、キナの木、ルバーブ、リンドウから作られています。 「アペロール」は体の抵抗力を高め、胆汁分泌を調節します。アルコールが少ない「アペロール」は、子供にも摂取できます。無料でサンプルとパンフレットをお取り寄せください。

昔の広告は面白いですね。時代の変化がわかる貴重な資料です。
アルコール度数11度のリキュールを子供に飲ませても平気な時代があったのですね(笑)。
実は個人的にさほど驚きません。ヨーロッパでは昔からアルコールの入った飲み物は万病に効く特効薬とされています。各地の修道士たちは、様々なハーブのエキスをアルコールに溶かせ、薬として売っていました。立派な収入源でした。一方、値段の安かったワインは一般人の飲み物でした。

さて、ストックしている「アペロール」でも飲んで、体調を整えるとするか。

2020年2月16日日曜日

イタリア野菜が好きな方へ!嬉しい発見です!

鹿児島で名店のイタリア料理「Il Cipresso(イルチプレッソ)」を営んでいるレーサー兼トライアスリート兼シェフの友達のおかげでおいしい農家を発見しました。

私だけでなく、多くの人が経験していることがあると思います。
日本で食べるイタリア料理はおいしいけど。。。「あれ?何かが違う」。
そしてイタリアで食べる和食もおいしいけど味が微妙に違う。なぜかなと考えました。
おそらく原因は日照時間、水、土と気候の違い。
イタリアはミネラルが多く、雨量が少ないので野菜の味が野生的。
日本は雨量が多く、野菜は繊細な味です(最近、甘みが非常に増しているような気がします)。やはり日本とイタリアは遠い国です。

様々な地域へ行くと、道の駅で野菜を買いまくります(単純に好きだから)。形に騙されない。ワイルドさで選びます。どれも美味しいけど、時にイタリア料理にふさわしい野菜を見つけることができます。わかったのが、海の近くの畑(関東でいうと鎌倉)、そして南日本(九州、沖縄)の野菜たちがワイルドで実家の畑で取れる野菜、慣れ親しんだ味に近い。例えば、沖縄の島にんにくは、アリオ・オリオ・ペペロンチーノに最高。
そして鹿児島無農薬野菜はスープ、パスタ、サラダに最適。
先日、鹿児島から送られた野菜の味はとにかくおいしかった。
農家の名前はMHS Organic Farm (link)

ルッコラ、パーセリ、チーマデイラーパ(オレッキエッテに必須アイテム)、フィノッキオ(フェンネル)、カヴォロ・ネロなどなど。
イタリア人の誰もが欲しがる野菜ばかりです。
興味のある人は問い合わせしてみてください。そして最寄りの農家にも聞いてみてください(いうまでもなく自産自消はベストです)。
その前にMHS Organic Farm (link)のおいしい野菜を試してみてください。

鹿児島のIl Cipressoのアスリートシェフ(Keiichiro)とその素敵な奥さん(Yoshie)。二人ともイタリア語達者すぎて脱帽です。

2020年2月7日金曜日

さ〜、イタリアへ行こう!

日本人向けに夢のようなサイクリングプランのお申し込みはまもなく開始されます。
6月22日〜29日にイタリアの二つの名峠(ガヴィア峠とモルティローロ峠)と本場のグランフォンドを楽しむ企画です。

6月末はイタリアのサイクリングのベストシーズンです。雨がほとんど降らず、初夏の暖かさが楽しめます。3000m級の山々ではうっすらと残雪があります。この過ごしやすい気候の中でアルプスの名峠をサイクリングし、時差と足を慣らしてから、本場の市民レース(グランフォンド ガヴィア 〜 モルティローロ)に参加し、本場イタリアで自転車との付き合いを存分に楽しみます。
ゲストとして日本との深い関わりを持ち、22歳の若さでジロ・ディタリアを制覇したイタリアチャンピオン、ダミアノ ・クネゴも参加します。

企画案は、実績のあるイタリアの有名な旅行代理店、Bike Divisionです。代表はアンドレア・トンティ氏。Saeco、Lampre、Acqua e Sapone、クィックステップに所属し、イタリアナショナルチームにも参戦。ホテルやレストランでロードレースのあれこれや裏話が聞ける滅多にない機会です。参加枠が小さいのでお早めにご検討をください。
お申し込み開始は2月11日(月)です。

>>詳細はこちらへ


2020年2月3日月曜日

時代が変わっても自転車が楽しい!!!


ネットサーフィングすれば、このようなすごいビデオを見つけました。
日本語名「だるま自転車」。イタリア語名「ビチクロ」。
自転車歴が短く、チェーンのない時代にスピードを求めるため1870年代にフランスで生まれ1990年に入ると、もう過去の化石。寿命が短い割にその滑稽でユニークな姿は自転車の名詞になってしまいました。イタリアでまだ使用するツワモノがいます!
時代が変わっても自転車が面白い!
ビデオをお楽しみください。
https://www.youtube.com/watch?v=uyqDOra2T3I