2011年9月1日木曜日

平成の大合併


平成という時代は、過去の政権が作った膨大な財政赤字を埋めるため、増税、国家公務員のリストラ、市町村の合併、国有企業の民営化で始まりました。

チクリズモの世界もこれに似ています。プロチームの運営費はスポンサーがほとんどまかなっています。優勝賞金もありますが、とても足りません。スポンサーが資金ぶりが厳しくなりますと、生産性の低い分野をばっさり切ります。スポーツは真っ先です。

チームが生き残るために、スポンサーを変えます。変わる度に、チーム名が変わり、ジャージも変わり、自転車も変わります。ある意味で、チームはスフィンクス、不死鳥のような運命をたどっていますね。死んでまた違う形でよみがえります。

例えば、マルコ・パンターニのいたMAPEIというチームの例を見てみましょう。今はQuick Stepとして活躍しています。来年はまた名前を変えます。
Saunier Duvalというチームは、Scott American Beef --> Fuji Servetto --> Footon Servetto --> Geox TMC...5回も名前を変えました。来年はまた新しい名前?

合併もあります。昨年GarminとCerveloは合併し、新しいチームを作りました。来年はまたすごいチームが合併すると噂されています。
フランスの大手スポーツ新聞「Equipe」によれば、アームストロングのRadioshackとシュレック兄弟のLeopardは合併する???とのことです。本当ならチクリズモ史上最強のチームになるはずです。

やはりスポーツの世界は甘くないですね。ただ、わがままを言わせてもらいますとチームがワンシーズンで消えたり、名前はごろごろ変えたりするとあまり嬉しくないことです。愛着がわきません。この点では、LampreとLiquigasは頑張っています。なんと!2005年から存在し続けているからです。

みなさん、グッズやジャージを買うなり、チームをサポートしましょう。

2 件のコメント:

  1. イタリア以外では
    Rabobank・Euskaltel・AG2R・FDJ・Cofidis
    といったとこでしょうか。
    サッカー野球バスケ他のように、屋内の施設で入場料その他から収益を得ることができないので辛いですね。

    返信削除
  2. 20さん!
    そうですね。イタリア以外のチームについてもっと書こうと思ったのですが切りがないのであえて海外組を省略しました。
    私たちにはプロチームを支えるには、グッズを買うしかないですね。後はレースを見に行くことですね。ジャパンカップはこの点では最高のレースです。
    見に行きますか。

    返信削除