2013年9月14日土曜日

チャンピオンジャージの重圧!

「だいきらい!だいきらい!だいきらい!大好き!♪」
これがこの2年のヴエルタ・ア・エスパーニャの個人的な感想です!
本当に面白いうレースで、今年も期待通りにやってくれました。

マリア・ロッサ(総合リーダージャージ)はとうとうメリケンのホーナー選手の手に渡りました。
昨日まで優勝候補だったイタリア人のニバリ(アスターナ)はリーダージャージを着ていたのに、 元気な42歳のメリケン選手に奪われました。その差はなんと!3秒!!!
本当にMAKE DRAMAです!

昨年のコンタドールの逃げとはだいぶ異なりますが、それでも感動は同じです。バルベルデとロドリゲスも優勝候補圏内に戻りました。結局、4人が優勝を争うことになりました。残りのステージは2つ!
スポーツは平和的にアドレナリンを高めてくれるからいいですね。
よっぽどのことがない限り、ホーナーが優勝します。ニバリは少しかわいそう。実は誤算があったと思います。リーダージャージは以外に重いからです。

リーダージャージには様々な重みがあります。
1)リーダーの責任
リーダージャージを持っているチームはレースをコントロールしなければばりません。最初から最後まで緊張し続けます。リーダージャージを独占すればするほど、選手はエネルギーを消耗します。精神的にも肉体的にも重圧です。
ほかのチームはエネルギーが温存でき、ツールの終盤になりますと有利に働きます。
2)インタビューという試練
レースの規定上ではリーダーが表彰台とインタビューに出なければなりません。他の選手と比べて休む時間は少なくなり、禁止となった栄養剤の注射も打てず、疲労の自然回復も難しくなります。
だからイタリア語で「La maglia di campione e' pesante(チャンピオンジャージは重い)」とよく言います。
ニバリはよく頑張ったとはいえ、やはり疲れたかな?
ただ、今日は守りから解放されたので、エネルギーが残っているのであれば、アタックできるはず。
Forza Vincenzo!!!

(昨日のレースレポートはこちらへ

今年のグランツールの満足度(個人的な評価)
1位、ヴエルタ・ア・エスパーニア(100点満点)
2位、ジロ・ディタリア       (90点満点)
3位、ツール・ド・おフランス   (50点満点)

やはりツール・ド・おフランスはつまらない!!!!!!!
だからフランスはメディア戦略をがんばります。

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