2019年2月19日火曜日

何を隠そう!バルサミコ酢信者です!

みんなそれぞれ好みはありますが、小さい頃からポテチやスィーツよりも苦味の強い食べ物(特に根菜類)と酸味の強い物が好物でした(昔からかなり変わった子供でしたね)。
おじいさんは農家だった影響だと思います。
今、日本のスーパーで甘〜い野菜ばかり売られていますが、イタリアの太陽をたっぷり浴びる野菜は味は野生的で強い。その中で自家製のラディッキオ・ロッソ(赤いレタスのような物)を好んで食べていました。根っこは苦くて、興奮して食べていました。
酢物として、自家製のピクルスや自家製のワインビネガーもありました。ホワイトビネガーは酵母菌から作っていました。
しかし、15歳になった時、衝撃の出会いが待ち受けていました!
初めてラヴェンナ市を訪れた時のことです。友達の家まで遊びに行って食卓に置いてあったのが、私が慣れ親しんだワインビネガーではなく、酸味と甘みを絶妙に交差し合う黒い酢でした!バルサミコ酢です(*イタリアではドレッシングは自分で作る文化です)。

地ビールがあるように、バルサミコ酢も「地酢」の一つです。その原産地はボローニャ(ボロネーゼソース発祥の地)とパルマ(パルマ産生ハム発祥の地)の間にあるモデナ市です。私のふるさと、ヴェネト州では売っていませんでした。友達のお母さんはまさにモデナ出身でした。
「バルサミコ」の意味は「薬用」です。伝統的に様々なスパイスや薬草を酢に混ぜて、樽で熟成させるものでした。強烈な酸味のホワイトビネーガーと比べて、バルサミコ酢は酸味がマイルドで貴族だけが楽しむ贅沢品でした。
私も虜になりました。
実はイタリアでも広く普及し始めたのが、90年代後半からでした。現在、置いていないレストランはありません。そして嬉しいことに日本でも簡単に購入できるようになりました。個人的によく使うのが、このブランドです。


モデナ産 アチェート バルサミコ オリタリア 1000ml Olitalia Aceto Balsamico di Modenaです。
びっくりするほど安いですが、ちゃんとモデナ産でおいしいです。必ず3本をストックして、ドレッシングにも料理にも使っています。
お財布に優しいので試してみてください。

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