2019年11月24日日曜日

記者の質が下がりましたね。


先ほど京都新聞に次のような記事が掲載されました。
狭い山の道路にサイクリスト続々「いつか大事故に」2台並走、危険な追い越し例も 
狭い道に自転車続々 不安の声
この手の記事はよく見ます。内容はだいたい同じです。
「道路が狭くて、自転車がスピードが速くて、車で追い越せなくて運転が怖い」。つまり車社会を中心とした書き方です。そしてこの記事を書いた記者が割と頭が悪く、内容はかなり幼稚です。特にこの部分:「約3時間で自転車25台が通過した」と書いてあるので、は決して多いとは思いません。10分に1台ですよ。
せめて名前を出してください。そしてもっと勉強をしてください。理由はその下です。

そもそも道路作りは社会の変化に追いつかず、様々歪みを生んでいます。
交通量に対し、道路のキャパシティがオーバーしています。でもこれが日本のみならず、イタリアでも自転車と自動車の共存は大きな課題です。
先日、イタリアを代表する女子プロ選手2人は一時停止を守っていなかった自動車に跳ねられ、入院することになりました。幸いことに命の別状がないです。イタリアでも無理な追い越しや幅寄せ、一時停止や信号無視が事故につながるケースが多い。

車を運転する側として、自転車の危険性はよくわかります。
車体が小さいのに、スピードが早いので、その動きに俊敏に対応することが至難の技です。アドレナリンの分泌や車間距離の感じ方の違いも影響しているかと思います。オートギアの自動車を運転すると、単純な運転方法ですので、どうしても動きが鈍くなります。一方、自転車の上でもがくと、アドレナリンが上がり、興奮した状態で漕いでいるので、周りの変化に敏感になります。そのため時速50kmを出しながら、前の自転車と10cmの車間距離はまったく気にしません。

解決策は一つだけ。車を隔離して全部自転車道路にすることです!(無理!笑)
冗談を別として、解決先はただ一つ。広い道路を作ることです。

ここで単純な質問!!
自動車は一人で運転していても常に並走状態(運転席+補助席)にあるのに、なぜ自転車の並走はダメなんだろう。。。イタリアを含め、ヨーロッパの多くの国で2人までの並走はOKなのにね。
ぜひ教えてください!!!

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