2011年8月27日土曜日

歴史から学ぶべきです

ずっと前から気になっていたことがあります。
50年代までイタリアではサッカーよりもチクリスモのほうが人気のスポーツでした。しかし50年代、60年代を境に立場が逆転したようです(まだ生まれていないので、聞いた話です)。

やっとその謎が解けました。

国営テレビで放送されたドキュメンタリーを見てそのヒントを得ました。
戦後はイタリアは戦争賠償金を払うために慢性的な赤字に落ちていました。多くのイタリア人は国を出て出稼ぎとしてドイツ、ベルギー、フランス、オーストラリアに渡りました。さらに巨額な赤字を埋めるために、政府は「トトカルチョ」を国家事業としました。
トトカルチョとは、サッカーくじのことです。国家レベルのギャンブルですね。
現在の北朝鮮と比較できるほど貧乏だったイタリア人は一攫千金の夢を見てトトカルチョに飛びつきました。高額賞金が出る度に、新聞などから大々に取り上げられ、サッカーにまったく興味のなかった市民もさすがにサッカーというスポーツに注目し始めました。もちろん、大半の人はサッカーの試合を見るよりも結果のみを待っている状態です。確かに小さい時は父は夜のスポーツニュースを見て、妙に興奮していた様子が。。。笑
結果として、いつの間にかサッカーは一番人気のスポーツになりました。
現在、イタリアのサッカーは少し停滞気味です。世帯交代とストライキが続き、ほかのスポーツにシフトする人は増えています。その中で10年前からものすごい勢いで自転車、ロードレースの人気は復活しています。
歴史は面白いものですね。毎回学ぶことがあります。

さて、明日は自転車イベントの「ツール・ド・日光」に参加します。雨模様ですが、レースではないのでのんびりと日光の山を楽しんでいきます♪

2 件のコメント:

  1. ツールド日光はどうでしたか?来年行ってみようかな…

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  2. 最高でした!!!!!!!!!
    マウンテンバイクでも参加できますので来年ぜひぜひ参加して!!!

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