イタリアは日本と同じように敗戦国で、1945年からアメリカの指導を受けて、近代的な意味での民主主義的な国家づくりを進めてきました。
しかし、この数年で急ピッチに進んでいるアメリカ主導の世界的なグローバル化に反発するイタリア人も少なくない。
その象徴は食事です。
イタリア人の多くは、マックドナルドという大手ファストフードチェーンがきらいです。油が多い。体に悪いというのが、不人気の理由です。ミラノの中央にあるガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世からマックが撤回した時に、街中から歓喜があがりました。日本でありえないことです。
マックと真逆に「スローフード」運動が生まれました。祖先たちが作り上げた地元のおいしい料理を再評価しましょう、という運動です。
さて、先月、事件が起きました。マックがイタリア人を怒らせるCMを放送してしまいました。
そのCMはこれ↓
場面はピッツェリア。
イタリア人家族がメニューに戸惑い、子どもが「ハッピーミールちょうだい♪」と嬉しそうに注文する!
「ハッピーミール、4ユーロ」とCMのうたい文句。
もちろん、イタリアではありえない光景です。
それに怒ったナポリの人々が反撃に出ました。ナポリというと、ピザの発祥の地。そして、ナポリの人々はユーモアに満ちた、次のようパロディCMを作りました。
子ども「このゴミって、何よ?ピザが食べたい!」
これが落ちです。
久しぶりにイタリアのパワーに負けました!
ヴィヴァ・ピッツァ!!!
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