2010年ジロ・ディタリアが始まって、4日間が経ちました。今日はオランダ→イタリア移動のため、レースは休みです。
今まで本当にドラマチックなレース展開になりました。見るだけでドキドキハラハラします。
オランダは戦地そのものです。
■ 雨が多い!滑る!
■ 風は強い!飛ばされる!
■ 道路は障害物だらけ!ぶっつかる!!!
この3日間は転倒するレーサーは多くて、メディカルアシストは大変だったそうです。昨日もド派手な事故は多発しました。どの国へ行っても風は危ないものです。高速ホイルの幅が大きければ大きいほど早く走れますが、それが横風の抵抗を見事に受けて自転車はふらつきます!風向きをうまく読まないと、他の選手とぶっつかる危険性は高まります。
さて、私にとっては昨日のレースで大変印象的なシーンがありました。
第2ステージでmaglia rosa(マリア・ローザ)になった世界チャンピオンのCadel Evansは、第一集団から逸れて、必死に戻ろうとするシーンでした。
普通なら遅れた選手たちは、違うチームであっても協力し合ってトップ集団に戻ろうとします。しかし、maglia rosaになったCadel Evansを手伝う選手は誰もいませんでした。
仕方ないですね。チャンポンはいつも孤独な存在ですから。
確かにCadel Evansは強い選手ですので恐れられています。しかし、彼には徹底的な弱点あります。チームです。必要な時に彼の周りにいつも仲間はいません。
支えてくれる仲間がいなければ、どんな強い選手も力つきて失速します。
人生そのものですね。
一人で強がっても周りは支えてくれる、手伝ってくれる人はいなければ人生はつらいだけです。
この点でもチクリスモは素敵なスポーツです!
明日はジロはイタリアに戻ります。チームによるタイムトライアルです。
明日もハラハラドキドキします。
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