2010年12月4日土曜日

トラウマと音楽

やはりプロも生の人間。。。
前回も紹介したイタリアスポーツ新聞「ガッゼッタ・デッロ・スポルト」は、オフシーズンに入っている多くのチクリスタたちを紹介しています。いつも勉強になります。
今回はランプレのミルコ・ロレンツェット(1981生まれ)。イタリア人スプリターで次のシーズンはアスタナに移ります。

彼が2004年と2006年に事故に遭い、スプリンターとして自身を完全に失っていました。ダウンヒルは苦手になり、集団落車を避けるため、単独で逃げを重んじていました。やはり事故はトラウマでした。
何回も触れましたが私もダウンヒルは怖くて、スピードが65kmを超えますと、体がどうしても固くなり、きれいに空気を切ることができません。体を起こし、余計に姿勢が不安定になります。わかっていてもどうしても怖くなります。バッソ並に下手!(笑)
さて、ランプレにはペタッキという素晴らしいスプリンターがいます。クールフェースで、感情を表に出さない変わりに面倒見がよくて、人を安心させる力があります。これこそ本当のリーダー素質。一人一人の可能性を引き出し、チームに優勝をもたらします。
ロレンツェットに対し「私のヴォラータ(スプリント)を引いてくれ」と言ったらしく、それが自信に変わったらしい。うん、素敵な話しです。会社社長だったら、どんな素敵な会社になりだろうね。。。

このロレンツェットにも私との一つの共通点があります。それが音楽です。レース中にテンションを向上するために音楽を歌うらしい。私の場合は、モーツァルト。彼の場合は、AC/DCの「Hell's Bells」。音楽のセンスは違うのですが、やはり音楽が与えてくれるパワーは無視できませんね。みなさんの音楽を聞かせてください!

ちなみに「Hell's Bells」はこんなもんです↓(笑)


トリビア情報
ミルコ・ロレンツェット。。。
ミルコという名前はヴェネト州に非常に多いです。本来なら「マルコ」。でもこの名前の人はあまりにも多いので、ミルコに変更する人が多いです。

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