世界であちらこちらでレースが展開されていて、もう2011年は熱くなりました。
昨日はイタリア南部カラブリア州では、ジロ・ディ・カラブリア(3ステージ)が終ったばかりでタトゥーが特徴な若きベッレッティ選手が総合優勝(コルナーゴ)。
イタリアでは日本で言う実業団レベルのレースが多く、グランツール以外は地方レースやショートツアーが非常に多いです。当然ながら競技人口も多いし、アマチュアを入れれば何百万人いるだろう。しかしこんなに競技人口が多くてもチクリスタはイタリアでも特別な目で見られています。苦しいスポーツだけあって、尊敬されています。
日曜日はまた大井埠頭を走りました。
KE○O大学の若いチクリスタたちから質問されました。「練習方法を教えてください」
これが難しい質問ですね。万能の練習方法はありませんので、毎日自転車に乗る事以外は答えられませんでした。ヒルクライムを特化とした練習もあれば、スプリントを重視した練習方法もあります。さらにワンデーのレースのための練習とグランツールのための練習はかなり違ってきます。食事も微妙に異なります(油ものと酒はどっちも禁物)。
日本の場合、クリテリウムのような1日だけのレースがほとんどうですので若い筋肉と若い心臓を持っている大学生にはとって起きの展開ですね。ですから白い筋肉(持久力を維持するための筋肉)よりも赤い筋肉(無酸素運動に適した筋肉)を鍛えた方がいいです。
今度ここでトレーニング特集を組もうかな?
初めまして。
返信削除いつも楽しみに読ませて頂いております。
今回の記事について一つだけコメントをさせてください。
「白い筋肉」「赤い筋肉」というのは筋肉の分類でいうところの「白筋」「赤筋」の事を刺しておられると思いますが、これは「白筋」の方が瞬発力に富んだ、無酸素運動に適した筋肉(速筋、Type2)、「赤筋」の方が持久力に富んだ、有酸素運動に適した筋肉(遅筋、Type1)です。
「赤筋」の赤い色は筋肉内に含まれる「ミオグロビン」という酸素と結合する蛋白質に由来しています。この事から、赤筋の方が有酸素運動に適し、持久力に富む事が理解しやすいと思います。
ちなみに、ミオグロビンは血液の赤い色の元である「ヘモグロビン」と似た構造を持ちます。あまりに筋肉を酷使すると破壊された筋肉からミオグロビンが流出して尿に排出される事で赤い尿が出ることがあります。
これがひどくなると腎不全を起こしたりするのですが、私は100km歩き続けるイベントに出たあとでヘモグロビン尿を体験しました。ぞっとしましたw
重箱の隅をつつくようなコメントで申し訳ありませんでした。
これからも興味深い記事の数々を楽しみにしております。
私は今カナダ在住なのですが、日本ではインフルエンザも流行っているそうですので、お体には十分お気をつけ下さい。
連投失礼いたします。
返信削除上記コメントの「ヘモグロビン尿」は「ミオグロビン尿」の間違いでした。
訂正いたします。
たにおさん、
返信削除コメントありがとうございました!!!専門知識は大事ですね。非常に助かります!!!
日本語で書くことにまだ不自由していますのでご指摘があればぜひぜひ乗せてください。みんなの力を借りて素敵なブログになればいいですね。
カナダの寒さに負けないでがんばってください!!!日本に着たら一報をください。
いえいえ、素晴らしい日本語で書かれておられると思います。もっとひどい日本語でブログを書いている日本人もたくさんいますから、こちらが恥ずかしくなるくらいですよ。
返信削除カナダでは夏にGranfondo Whistlerというイベントに参加出来ました。コースそのものは、走り込んでいる方々にとってはたいしたことの無いものだと思いますが、素晴らしい景色と、完全規制された道路を走れる良いイベントでした。
ブログに記事を書きましたのでよろしければ御一読下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/uetanio/7885213.html
http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7686&forum=124
日本に帰ったら長野に住む予定です。走りがいのあるコースがたくさんありそうなので今から楽しみです。頑張って鍛えて、どこかのイベントでお会い出来たら嬉しいです。
たにおさん、
返信削除カキコありがとうございました。カナダへはまだ行ったことないですがきっと面白いですね。夏になりますとグランフォンドはイタリアでは大人気の競技でカナダでも行われているようでいいですね。
日本に戻ったら、ぜひぜひ走りましょう!!!