100年前の1920年。二人のイタリア人軍パイロットは、木製の飛行機に乗って、ローマから東京に向かった。無謀とも言える企画です。3ヶ月をかけて、1万8000km。フライト時間108時間。
レーダーやGPS、天気予報、空港もない時代。まさに命がけの飛行でした。
パイロットの名はArturo Ferrarin(アルトゥーロ・フェッラリン、1895〜1941)とGuido Masiero(グィード・マズィエーロ、1895〜1942)。宮崎駿のアニメ映画『紅の豚』の主人公ポルコ・ロッソの戦友、フェラリン少佐のモデルになったようです。
二人ともイタリアの空の英雄であり、ファッラリンはヴェネト州ヴィチェンツァ市の人で、メズィエーロはミラノ市の人でした。
どちらも工業・職人の街です。ヴィチェンツァといえば、
カンパニョーロとジュエリー加工の街。ミラノは、
ビアンキ、
マージ、
コルナーゴ、
チネッリ、
アルファロメオなどなど。。。イタリアを象徴する華々しい企業の街です。
当時は必ずメカニックが同伴で、自分たちでなんでも修理せざるを得なかった時代です。壊れた部品は現地調達か、自分でその場で作ります。すごい時代です。
これを知って「紅の豚」を見ると、この映画の良さがわかります。
さ〜、昔の人に習って、冒険に出よう!
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