泣いても笑っても「7日間ブックカバーチャレンジ」第7弾、最終回になりました。何を紹介しようかなと、だいぶ悩みました。
ここで紹介するのが、今の御時世に相応しい作品です。
「カムイ伝」白土三平かなり古い作品ですが、劇画漫画というジャンルの草分け的な存在です。イタリアでもとても人気があり、高校生の時にアニメを見ていました。でも原作の方が圧倒的な表現力とストーリー性で、読んでよかったと思います。学生運動を体験した60〜70代の人はきっと知っている作品だと思います。
単なる忍者・チャンバラ漫画ではありません。江戸時代の貧しい百姓、悲痛な差別を受ける非人と卑怯で威張る武士という階級社会構造の中で、人間の平等とは何かを探求する壮大なスケールの作品です。
今の日本に通用する内容が多く、特に特権階級だと思い込んでいる政治家見ると、まだまだやるべきことが多いなと実感させます。
ここでバトンタッチされた7日間ブックカバーチャレンジが終わりますが、読書は人間の知識と心を豊かにします。まずは図書館が開いたら、ぜひ「いい本探し」という旅に出てください。きっと巡り会えます。
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