2016年12月7日水曜日

総合リゾート法は日本には本当に必要?


日本政府はIR(総合リゾート)法を可決しました。個人的にカジノ、パチンコや競馬、競艇などに通わないので、ギャンブル依存になる心配ははありません。東京ドイツ村やムーミン村、マザー牧場、ハウステンボス、シーガヤのような総合リゾートや観光施設にも興味ありません。
この法律はこの国を間違った方面に向かわせていると思います。
大型施設の建設で潤うのが、ゼネコンのみです。地元も潤うといわれていますが、東京ネズミランドのある浦安市は決して魅力のある街だと思えません。どこにもある特徴のないベッドタウンです。
カジノのあるシンガポールは生き生きとした街があります。カジノのあるヴェネツィアは、世界遺産の街の中にあります。日本には歴史のある素敵な街がたくさんあります。でも政治家たちが本来存在していた日本の美しい街並みを自分の手で壊してしまいました。つまり政治たちには本当の地域愛がたりません。
総合リゾートではなく、日本に必要なのは景観条例だと思います。美しい街並みを再現し、何度も行きたくなる街を作ればいいのです。建設業も、行政も、ショップも潤います。この点で観光立国に成功したヨーロッパの国々に学んでほしい。