2012年8月31日金曜日

逃げるか、逃げないか♪

ヴエルタ第13ステージ。
今日もヴェロチスタ(スプリンター)向けのステージです。
現在、逃げ集団には7人。10秒ごとに位置を交換するので、パワーを温存しながら高いスピードを維持。

なぜ逃げ集団が生まれるのか。
まずは、逃げ集団を作るには相当な努力が必要。テレビで放映されないが、スタート地点から50km付近までメイン集団の先頭にはアタックが続き、やがて数人の選手は逃げきることができます。しかし、10人を超えた段階でメイン集団は一気にスピードアップし、逃げた選手を瞬く間に吸収します。逃げ切れる人はみんな総合位が低い選手です。
かつて、スポンサーへのサービスでしたが、最近スプリントポイント山岳賞を狙ったり、チームに取っては重要なポイントは拾う事が大事な仕事になりました。ポイントによって、WORLD TOURというトップカテゴリーの生き残りがかかります(コンタドールが所属しエいるSAXOBANK-TINKOFFはなんと!最下位)。
逃げ集団のほとんどはゴール3km前に吸収される運命にありますが、逃げ切れることもあります。そこでステージ優勝は大きな成果です。
さて、ヴエルタ観戦に戻ります。
下記はUCI公式サイトからコピーしたデータです。トップチームたちの順位です。
(8月26日現在)

順位 チーム名                 国  ポイント
1
SKY PROCYCLING GBR 1,401
2
LIQUIGAS-CANNONDALE ITA 988
3
OMEGA PHARMA-QUICKSTE BEL 866
4
KATUSHA TEAM RUS 773
5
ORICA GREENEDGE AUS 660
6
BMC RACING TEAM USA 655
7
ASTANA PRO TEAM KAZ 622
8
LOTTO BELISOL TEAM BEL 604
9
RABOBANK CYCLING TEAM NED 577
10
MOVISTAR TEAM ESP 551
11
RADIOSHACK-NISSAN LUX 529
12
GARMIN - SHARP USA 524
13
EUSKALTEL - EUSKADI ESP 424
14
LAMPRE - ISD ITA 403
15
VACANSOLEIL-DCM PRO CYCLING TEAM NED 335
16
FDJ-BIG MAT FRA 246
17
AG2R LA MONDIALE FRA 239
18
TEAM SAXO BANK-TINKOFF BANK DEN 155

2012年8月30日木曜日

気になる市場の動き!

昨日のヴエルタ・あ・エスパニアはすごかった!
認めるのが悔しいですが、今年のジロとツールと比べて、とても面白いレース展開になっています。
Skyのフルームはオリンピックとツールによる過労でペースダウンが目立ちます。
Saxobank-Tinkoffのコンタドールのパーフォマンスは右上がりです。
Katushaのロドリゲスは奇跡を起こしています。しかし、最後までマリア・ロッサ(リーダージャージ)を飾ることができるか、疑問。
それだけ面白いレースになりました。

さて、話を変えます。
イタリア人は自転車競技情報にあまりにも夢中すぎて、選手たちの移動を敏感にフォローしているようです。選手たちの移籍とその取引はイタリア語ではCiclomercato(チクロメルカート)といいます。
ここでキャッチした最新情報(あくまでも噂ですが)を掲載します。
Farnese Vini
Luca Scintoが率いるファルネーゼヴィーニはもしかしたらキッキ、ペタッキを獲得するかも。

Saxo Bank-Tinkoff
ダニエレ・ベンナーティを獲得するかも。

RadioShack
消滅する可能性大。ビッグたちはそわそわし始めた模様。

Sky Team
カヴェンディッシュ離脱の噂。。。まさか、オメガ・ファルマ/クイックステップに?

Lampre-ISD
 スプリンター募集中。カヴェンディッシュを悩ましたロベルト・フェラーリになるかも。

AG2R
ドメニコ・ポッツォヴィーヴォに求愛モード。。。


市場の動きはやはり気になります。

2012年8月29日水曜日

名前を覚えるには

グランツールを見るしかない。
自転車競技にはプロツールチームのほか、プロコンチネンタルとコンチネンタルのチームはたくさんあります。各チームは最低で20名の選手がいますので、普段、人の名前を覚えるのに苦労する私はみんなの名前はなかなか覚えられません。
さらにスポンサーが変わればチームの名前も変わります。選手たちも入れ替えます。さらに混乱します!
おなじみのチャンピオンたちのほか、数多くのサポート選手の名前を覚えるにはグランツールが最高の機械です。逃げ集団に入った選手ならその名前は最低でも10回聞きます。今日のようなタイムトライアルレースなら、各選手の名前は必ず一回以上でます。
再来月、宇都宮でジャパンカップが行われます。チャンピオン以外に素晴らしい活躍をしている選手たちはたくさん来日します。みんなの名前を覚えましょう!

さて、今日のヴエルタ第11ステージには、Sky Teamのフーム、そしてSaxobank-Tinkoffのコンタドールの直接対決があります。コンタドールは本調子ではないのに、フルームに次いで総合3位。40kmのタイムトライアルではどれだけ順位が変わるかとても楽しみです。
もちろん、この二人意外は強い選手もたくさんいます。特にアスターナはすごくがんばっています。そして機材を見るのも楽しみ!楽しみ!
さて、生中継に戻ろう!


2012年8月28日火曜日

Liquigas-Cannondaleは不死鳥のように。。。

Liquigas-Cannondale。2005年にイタリアで誕生したこのチームは来年でメインスポンサーのリクイガスが降ります。
Valerio Agnoli, Stefano Garzelli, Danilo di Luca, Filippo Pozzato, Luca Paolini, Ivan Basso, Vincenzo Nibali, Franco Pellizzoti, Roman Kreuziger, Eros Capecchi, Damiano Caruso, Francesco Chicci, Damiano Oss, Elia Viviani, Peter Sagan, Moreno Moser等々、数多くのチャンピオンを生み出したイタリア屈指のプロチームです。記録に残る名選手だけでなく、彼らの優勝を支えたチームメートも強いです。
イタリアでも憧れのチームです。
そう。今年はメインスポンサーがおりますので、もしかして空中分解するのではないかと危惧されました。
ところで、いい知らせがあります。
イタリアの報道によれば、新しい運営会社がリクイガスに変わって、スポンサーになるということです。その名はBrixia Sport Spa...
正直言って聞いた事がない会社です。
Brixia Sport Spaの母体は、ミラノとヴェローナの間にあるブレシャ県に拠点を置き、石油関係の会社だそうです。Brixiaとは、ラテン語でブレシャ地区を意味する。
新しい会長はPaolo Zani (Liquigas株式会社取締役)、Roberto AmadioおよびPaolo Papetti (Brixia Finanziaria株式会社)。
もうすぐ新しいメンバー、ジャージ、ロゴとサブスポンサーが発表されます。
自転車はもちろん、Cannondale!
今年、ジャパンカップ(10月19〜21日開催)に出る予定ですので、みなさん選手たちに会いにいきましょう!

さて、ヴエルタ観戦に戻る!!!今日はスプリンター向けのコースです。

2012年8月27日月曜日

ジェラート、ジェラート、ジェラート!!!

今年は石垣島に行っていないので、今日は急に食べたくなってきた、石垣ジェラート!!!
夏が終わろうとしているのに、なぜでしょう。
石垣島へ訪れる方はぜひお店まで訪れてください。
来年は新しい空港が開港する予定で、本土から行きやすくなるかな?

ヴエルタ&アームストロング

昨日、宇宙飛行士のニール・アームストロングが亡くなりました。彼が1967年に人類初の月面着陸を果たし、文字通りの宇宙人となりました。
別の宇宙人は地球上にいます。ロードレーサーのランス・アームストロングです。ドーピングの疑いで1998〜2005年ツールどおフランス7連勝の剥奪処分を受けても、アメリカでは不動の人気があるようです。アメリカ人は慈善活動とお涙ちょ〜だいの話に弱くて、彼の癌との戦いの話を前で涙を流した人は多いはずです。だから愛されています。確かに感動的な話ですが日本とイタリアはもっとドライかな?

さて、ヴエルタは第9ステージが行われています。もうすぐゴールです。バルセロナに入る集団は、スペインのもっとも美しい街の一つを通過します。しかし、昨日のステージも素晴らしかった。ラ・ガリーニャという山が美しくていつか登りたい。
やはりグランツールの魅力の一つは、知らない場所をたくさん見せてくれる点にあります。
ヴエルタの問題は、気候です。スペインの8月は日本に負けないぐらい熱くて、一日のレースで10Lの水を飲む選手も少なくない。補給する選手の姿は何とも言えない微笑ましい。
選手たちは暑い時期に必ず、水が入っているボトル(体を冷やすため)とスペシャルドリンク(ミネラルとエネルギー源)が入っているボトルを持っています。
一番つらい立場にあるのは、逃げ集団の選手たちです。もしサポートカーが近くになければ水さえもらえません。チャンピオン級の選手たちも同じです。水がないと、かなりつらいです。パフォーマンスは一気に落ちます。沿道で応援する人たちからもらったりすると、リスクを伴います。ドーピング物質が入っている可能性があるからです。
さて!第9ステージはなんと! 今年は不調のジルベールがステージ優勝。今年に入って初めての優勝です。BMCとしても最高の結果。
コンタドールはまだまだですね。
さて、明日はどんなステージが待っているか。


2012年8月25日土曜日

激震!

日本と韓国は竹島領土問題で揉めている中、日本でもあるニュースが話題となりました。
過去にツール・ド・おフランスを7回連覇した伝説のライダー、ランス・アームストロングがドーピングした疑いがかけられましたが、アメリカ反ドーピング機関(USADA)との闘いを止めることを表明し、事実上、過去の優勝がすべて無になる可能性を出てきました。
チクリズモの聖地、イタリアでもトップニュースとして扱われています。
数年前に日本でもブームとなったリストバンドの先駆け者はまさにこのランス・アームストロング。
日本ではドーピングはタブー視され、あまり話題にならないのですが、イタリアではレースの最中でも出てくる話題です。
さて、イタリアでどのように伝えられてるか。主に二つの反応が出ています。

(1)UCIとUSADAへの不満
1998年〜1995年はすでに過去の出来事で、動きは遅すぎる!コンタドールへの処分と同様に選手を処分するならスピーディーに対応してもらいたい。そうでなければ、UCI(国際自転車競技連合)が実施している高額なドーピング検査はなんのために存在しているか、不明。
 (2)UCIとアームストロングの微妙な関係
UCIトップとアームストロング自身の妙で密室な関係は、ドーピング発見をわざと遅らせたのでは?という疑いも浮上しています。事実、USADAやイタリアのパドヴァ県警が独自で行った調査によってUCIが見逃した大物選手のドーピング事件が次から次へ浮上させました。これがおかしい。つまりUCIという組織の中で腐敗が進んでいるということです。

報道によれば、UCI自身がUSADAのやり方は権限を超えたため、USADAを批判しました。
まだ戦いが終わっていませんので、結末は気になります。
個人的にアームストロング選手はそんなに好きではないですが、優勝を剥奪しない方向で動いてもらいたいものです。




2012年8月21日火曜日

Vueltaが始まりました!!!

さて、いつの間にかお盆がすぎて、残暑がある中でスペインでヴエルタ・ア・エスパーニャがスタートしました。しかし、大嫌いなレースです。内容が嫌い訳ではなく、時差が8時間以上があるため、終わるのがいつも深夜です。ああ、また寝不足がぁ!!!笑

実はヴエルタはイタリア人にとっては馴染みが薄いレースです。ツール・ド・スイスやツール・ド・ロマンディ等と違って、イタリアの国営テレビはほとんど放映しません。結果として、知名度はかなり低いものです。内容がよくてもとても残念なことです(日本でJ-Sportsがあるので助かります)。

さて、今日は第4ステージ。山に入ります。
今年は誰を応援するかかなり困っています。
イタリア人選手が勝てばとても嬉しい。でもクネゴはすでに1分以上の差がつきました。
復活したばかりコンタドールにも優勝してほしい。あのドーピング物質は本当に検出されたかどうか、定かではない上にUCIが下した処分は遅すぎた。敵であるはずのイタリア人もUCIの対応に非常に不満。
TEAM SKYも気になります。フルームの活躍よりもただ単にPINARELLOに勝ってほしいからです、笑

さて、今日はどんなレース展開になるか。楽しみです。

(上は紹介ビデオ)

2012年8月10日金曜日

お台場へゴー!

今年も開催決定!


昨年は大変楽しかった。今年も行きますので、ぜひ会場で会いましょう!!!
会場は東京のお台場で、フジテレビの裏にある公園です。

2012年8月9日木曜日

お盆前ですが、秋の気配。。。

完全に違法アップですが、面白いビデオを見つけました。ジロ・ディ・ロンバルディアの歴史を紹介するビデオ。全部イタリア語ですが。。。



2012年8月7日火曜日

自転車と猫!ラブ!!!

自転車とは関係ないですが、やはり自転車と同じおゆに猫が好き!
すみません。。。