2012年8月25日土曜日

激震!

日本と韓国は竹島領土問題で揉めている中、日本でもあるニュースが話題となりました。
過去にツール・ド・おフランスを7回連覇した伝説のライダー、ランス・アームストロングがドーピングした疑いがかけられましたが、アメリカ反ドーピング機関(USADA)との闘いを止めることを表明し、事実上、過去の優勝がすべて無になる可能性を出てきました。
チクリズモの聖地、イタリアでもトップニュースとして扱われています。
数年前に日本でもブームとなったリストバンドの先駆け者はまさにこのランス・アームストロング。
日本ではドーピングはタブー視され、あまり話題にならないのですが、イタリアではレースの最中でも出てくる話題です。
さて、イタリアでどのように伝えられてるか。主に二つの反応が出ています。

(1)UCIとUSADAへの不満
1998年〜1995年はすでに過去の出来事で、動きは遅すぎる!コンタドールへの処分と同様に選手を処分するならスピーディーに対応してもらいたい。そうでなければ、UCI(国際自転車競技連合)が実施している高額なドーピング検査はなんのために存在しているか、不明。
 (2)UCIとアームストロングの微妙な関係
UCIトップとアームストロング自身の妙で密室な関係は、ドーピング発見をわざと遅らせたのでは?という疑いも浮上しています。事実、USADAやイタリアのパドヴァ県警が独自で行った調査によってUCIが見逃した大物選手のドーピング事件が次から次へ浮上させました。これがおかしい。つまりUCIという組織の中で腐敗が進んでいるということです。

報道によれば、UCI自身がUSADAのやり方は権限を超えたため、USADAを批判しました。
まだ戦いが終わっていませんので、結末は気になります。
個人的にアームストロング選手はそんなに好きではないですが、優勝を剥奪しない方向で動いてもらいたいものです。




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