2011年1月31日月曜日

マレーシア、カラブリア、マルセーユ。。。

世界であちらこちらでレースが展開されていて、もう2011年は熱くなりました。
昨日はイタリア南部カラブリア州では、ジロ・ディ・カラブリア(3ステージ)が終ったばかりでタトゥーが特徴な若きベッレッティ選手が総合優勝(コルナーゴ)。
イタリアでは日本で言う実業団レベルのレースが多く、グランツール以外は地方レースやショートツアーが非常に多いです。当然ながら競技人口も多いし、アマチュアを入れれば何百万人いるだろう。しかしこんなに競技人口が多くてもチクリスタはイタリアでも特別な目で見られています。苦しいスポーツだけあって、尊敬されています。

日曜日はまた大井埠頭を走りました。
KE○O大学の若いチクリスタたちから質問されました。「練習方法を教えてください」
これが難しい質問ですね。万能の練習方法はありませんので、毎日自転車に乗る事以外は答えられませんでした。ヒルクライムを特化とした練習もあれば、スプリントを重視した練習方法もあります。さらにワンデーのレースのための練習とグランツールのための練習はかなり違ってきます。食事も微妙に異なります(油ものと酒はどっちも禁物)。
日本の場合、クリテリウムのような1日だけのレースがほとんどうですので若い筋肉と若い心臓を持っている大学生にはとって起きの展開ですね。ですから白い筋肉(持久力を維持するための筋肉)よりも赤い筋肉(無酸素運動に適した筋肉)を鍛えた方がいいです。
今度ここでトレーニング特集を組もうかな?

2011年1月27日木曜日

あ!やべ!!!!


前回書いた予言があたりました!!!マレーシアでは日本人チクリスタたちは大活躍しています。昨日、ある日本人が若きグアルディーニを離して遂にトップになりました。アイサンレーシングチームのTakeaki Ayabe (綾部勇成選手)です。
普通のイタリア人なら喜ばしいニュースではないですが、日本に住んでいるのでイタリア人が勝とうが、日本人が勝とうが、喜びは同じです!2倍レースが楽しめますね。
今日のステージで綾部選手がとことん落ちてしまいましたが、リーダーのジャージを一日着るだけでもすごいことです。

綾部選手優勝の瞬間↓

現在はイタリア人のセッラ(Androni Giocattoli)が3位にあがりました。
ヨーロッパではあのコンタド〜ルが。。。あちゃ!!!

2011年1月26日水曜日

ロードレースにおける無線機の使用禁止について

本日の日本自転車競技連盟サイトより(http://jcf.or.jp/?p=14865)


「2010年からレース中の競技者による無線機の使用が段階的に禁止されておりますが、2011年からは全ての集団スタートのロードレースで使用が禁止になりました。
詳しくは、UCI競技規則 PART 2 ROAD RACES 条項2.2.024をご覧ください」

全文を日本語で読みたい方はこちらへ:
http://jcf.or.jp/files/downloads/2011/01/02_Road.pdf(↓)

下記のレース中においては,
- 世界選手権大会
- 国内選手権大会
- 男子エリート,クラスHC, 1 および2競技大会および国内競技日程の大会
- 女子エリート,クラス1 および2競技大会および国内競技日程の大会
- 男子U23,
- 男子ジュニア
- 女子ジュニア競技者
競技者との無線通信その他の遠隔通信は禁止される。
こうしたシステムの使用は,関連法律条項と、倫理と決定における競技者の自由を尊重した,思慮深さと道理に合ったものであることを条件とする。
しかし,個人およびチーム・タイムトライアルにおいて,競技者との無線通信あるいはその他の遠隔通信手段を使用してもよい。競技者は、レース中に携帯電話を使用することを禁じられていることに注意すること。


お!ルールは厳しくなりましたね。サッカーも野球も協議ルールはよく変わりますが、チクリスモも例外ではありませんね。今年から逃げオンパレードになるか、集団はずっとコンパクトでいるか。
チクリスタたちの瞬時の判断に委ねることになりましたので、みなさんどんな風に動くか、楽しみです。
(ガーミンが無線による文字情報を開発していたりして)。。。笑

2011年1月25日火曜日

いいスタートです

マレーシアでステージ優勝を2回!
アルジェンティーナで2位を2回!
オーストラリアでは目だった成績はなかったものの、イタリアのチクリスタたちは世界中でがんばっています。嬉しい。嬉しい。
シーズンの始まりですので新しく編成されたチームの監督たちはアスリートのポテンシャルを探っています。

スキルシマノ、アイサンレーシングチーム、日本人もマレーシアでがんばっていますので、応援します。フォルツァ・ジャッポーネ!!!


2011年1月23日日曜日

練習場所を考える


テニスにはテニス場
野球には野球場
ラグビーとサッカーにはスタジアム
水泳にはプール
空手や柔道には道場。。。

だいたいほとんどのスポーツは専用の場所があり予約をして代金を払えば自由に使えます。しかしいくつかのスポーツでは練習場所の確保が極めて困難。その一つは自転車競技です。
ロードレースという競技は狭い場所ではなく公道で練習しなければなりません。意味のある練習をするために最低でも信号の少ない100km程度の道か、信号のない3〜4kmの周遊コースが必要です(だいたいF1サーキットの長さと一緒)。地方へ行けば交通量の少ない道が多く問題はないのですが東京のような大都市ではとても難しい話です。

今日は久しぶりに友達と大井埠頭へ行きました。この場所は倉庫街で日曜日はほとんど交通がありません。信号も少ないために日曜日は東京に住んでいるチクリスタたちにとっては人気のスポットです。まぁ、景色はあまりよくないのですが練習場所としてとてもいい。ヴェロチスタ(スプリンター)を目指す人ならここで走るべきです(しかし忘れてはいけないのが、ここがあくまでも公道であること)。秋葉原の歩行者天国のように東京にも決められた時間に自転車が自由に使える場所があればいいですね。やはり担当行政に頼むべきですかね。
ここでみんなに質問。

1)東京や大阪、大都会にも練習できる場所があった方がいいと思う人はいませんか。
2)理想的な場所はどこですか。

ぜひぜひご意見を聞かせてください。

2011年1月22日土曜日

みらの・さんれ〜も


3日前の話しですが春のクラシックレースの一つ、2011年ミラノ・サンレーモに参加できるチームが発表されました♪

1) ACQUA & SAPONE (ITA)
2) AG2R LA MONDIALE (FRA)
3) ANDRONI GIOCATTOLI (ITA)
4) BMC RACING TEAM (USA)
5) COFIDIS, LE CREDIT EN LIGNE (FRA)
6) COLNAGO - CSF INOX (IRL)
7) EUSKALTEL-EUSKADI (SPA)
8) FARNESE VINI - NERI SOTTOLI (GBR)
9) FDJ (FRA)
10) GEOX-TMC (SPA)
11) HTC-HIGHROAD (USA)
12) KATUSHA TEAM (RUS)
13) LAMPRE-ISD (ITA)
14) LIQUIGAS-CANNONDALE (ITA)
15) MOVISTAR TEAM (SPA)
16) OMEGA PHARMA-LOTTO (BEL)
17) PRO TEAM ASTANA (KAZ)
18) QUICK STEP CYCLING TEAM (BEL)
19) RABOBANK CYCLING TEAM (OLA)
20) SAXO BANK SUNGARD (DAN)
21) SKY PROCYCLING (GBR)
22) TEAM GARMIN-CERVELO (USA)
23) TEAM LEOPARD – TREK (LUS)
24) TEAMRADIOSHACK (USA)
25) VACANSOLEIL - DCM PRO CYCLING TEAM (OLA)

イタリアのもっとも有名なクラシックレースですので楽しみにしています。しかし!ここで少し騒動となっているチームがあります。生まれたばかりのTeam Geox。なぜ騒動になっているかと言いますと、ツール・ど・おフランスに招待されていないからです。
このチームはサストレやメンチョフという強豪選手がいるにもかかわらず、ASO(ツールのオーガナイザー)から招待されなかったのです。サストレは特にかなりがっかりしている様子。原因は二つだと思います。一つは低迷しているフランスチームの保護、もう一つはTeam Geoxに対する拒否反応。
実はこのチームは名前を変えながら昔から存在しています。マネージャーはずっとMauro Gianettiです(国籍:スイス、2000年にツール・ド・ジャパン総合優勝)。
2004-2008 Saunier-Duval
2009 Fuji Servetto
2010 Footon Servetto
2011 Team Geox-TMC

2008年に事件!
ツールの最中、Saunier-Duvalに所属していた二人の選手(Riccardo Ricco'とLeonardo Piepoli)のドーピング反応が見つかり、チームがツールを辞退し消滅。これがASOが許さなくて現在もジャネッティが率いるチームを嫌っています。Team GeoxはUCI Professional Continental Teamですので招待しなくてもルール上では問題はありません。

スポーツの世界もなかなか奥深い。。。

2011年1月21日金曜日

3月はイタリアが熱い!

今はイタリアはまだ寒波の中ですが、もうすぐ2月、そして3月!春の足音が聞こえてくる時期です。
3月5日、 Strade Bianche
3月9~15日、 Tirreno-Adriatico
3月19日、Milano-San Remoなどなど

Strade Biancheとは、トスカーナ州、キャンティ地方を駆け巡るレースです。Strade Biancheまたがsterratoとは「白い道」を意味します。つまり舗装されていない道のことです。雨が降ったら最悪です。さらにアップダウンの連続で足を休む時間がありません。普段マウンテンバイクで走りたいとても気持ちいい地域です。観光なら真夏に行くべき!




Tirreno- Adriaticoはイタリアを東西、いや西東を横断するレースです。トスカナ州のティッレーノ海からマルケ州のアドリア海まで走り抜けます。一週間のレースですがスプリンターよりヒルクライマーに有利なレースです。今年は20チームは参加します(全160人)。
観光ポイント:全て!!!

Acqua&Sapone(イタリア)
AG2R La Mondiale (おフランス)
BMC Racing Team (メリケン)
Euskalter.Euskadi (スペイン)
Farnese Vini- Neri Sottoli (UK)
HTC-Highroad (メリケン)
Katusha Team (おロシア)
Lampre-ISD (イタリア)
Liquigas-Cannondale (イタリア)
Movistar Team (スペイン)
Omega Pharma-Lotto (ベルギー)
Astana (カザフスタン)
Quick Step (ベルギー)
Rabobank (風車の国)
Saxo Bank Sungard (風車の国)
Sky (UK)
Garmin-Cervelo (メリケン)
Leopard-Trek (ルクセンブルク)
Radioshack (メリケン)
Vacansoleil-DCM (風車の国)

2011年1月19日水曜日

血まみれの南半球

チクリスモはやはり危険なスポーツです。キャベンデッシュの血まみれの姿にドキッとしました。ツール・ダウン・アンダー
写真家の砂田さんがの『ジロ・デ・イタリア』では痛々しいシーンが多く写っています。接触、パンク、段差、塗れた路面、突然の障害物、横断するネコ。。。
レースが加熱することにつれて様々な場面で落車するチクリスタが出てきます。レースの楽しみの一つでもありますがやはりヒヤッとしますね。当然ながら私も毎年2~3回は落ちてしまいます。変なことに自分の体よりも自転車の損傷がすぐ気になります(笑)。○○万円するようなバイクに乗れば当然かな?プロのチクリスタも同じです。落ちたらすぐ自転車に乗ってレースを再開します。
ところでアメリカで落車して立ち直れない男がいます。今日は正式にフロイド・レンディスがプロの世界を引退しました。2006年にツール・ド・オフランスを優勝しドーピング検査に陽性反応が出てずっと否定していましたが、2010年に認めてしまいました。結局、35歳にしてどのチームも彼を雇わず。
どのことにも楽に得たものは簡単に失ってしまいますね。
反面教師として見習うべきです。

クラッシュのシーン↓

2011年1月18日火曜日

レース前の雰囲気はいいですね。

レース前の雰囲気はいいですね。ジーロ、ツール、ヴエルタなどの楽しみ方の一つはレース前の祭り騒ぎです。コンサート、グルメ、展示会、子ども教室。。。
南半球でも同じですね。この映像を見ますとラテン系の血が騒ぎます。これぐらいやらないと新しいファン層を獲得できませんね。
日本で一番力を入れているのが宇都宮市ですね。
ジャパンのスポンサー、がんばれ!

2011年1月17日月曜日

日本は寒波、南半球では祭り騒ぎ♪

東京と沖縄を除けば全国的に極寒のようですね。名古屋も広島も大雪!しかし南半球では熱い戦いが始まろうとしています。
後数時間でヴエルタ・ア・サン・ルイス(Tour de San Luis)が始まりすがすでに騒動が勃発しています。プロツアーチームは無線の使用を要求しているのに対し、UCIが拒否しています。2.1カテゴリーのレースだという理由に。まだ交渉中のようでどうなるでしょう。やはり無線のないチクリスタは裸当然?
一方オーストラリアでは明日からツールダウンアンダーがスタートします。今年もオーストラリア人のメダルラッシュが予想されます。
不眠の夜はスタートか?

下記はtour de San Luisの紹介ビデオ。とてもかっこういい!!!アルジェンティーナのスペイン語はとても聞き取りやすい!!!

2011年1月16日日曜日

チクリスタコレクション2011


チクリズモの世界にも流行がありますね。今年のコンセプトはやはりシンプルかな?ジャージに白と黒を選んだチームが多く、Team HTC High roadの新しいジャージを見ますとレトロモードがブームになっているようです。個人的に少しインパクトに欠けますがなんだか親しみやすいデザインですね。

さてさて本日より2011年のチクリズモシーズンが正式に始まりました♪
豪州ではツアー・ダウン・アンダーのプレルードであるCouncer Council Classicが行われ、明日からアルジェンティナにでVuelta a San Luisが始まります。豪州ではチームラジオシャックのアームストロングの最後のステージが見られ、南アメリカではリクィガスのバッソががんばります。
今年のイタリア勢はがんばれるか。日本人の活躍も大いに期待しています。

2011年1月15日土曜日

venga, venga, venga!

スペインで行われるヴエルタ・ア・エスパ~ニャが発表されました(少し前ですが)。今年の開催は8月20日~9月11日です。今回はとても楽しみにしています!!!ヒルクライマーにはとても有利ですから。全21ステージ中、半分以上は山に関わるもの。10ステージは山間部、6ステージはのぼりでのゴール。恐怖のアングリル山も入っています。厳しい!
私は体重が69kgですのでヒルクライマーとしては重い(先ほど大学時代の友達と食事しましたのでもう少し重くなっているかも、笑)。しかし走っている人間としては平坦なコースよりも起伏のあるヒルクライムコースがダントツ好きです。
気のせいかもしれませんが2年前から世界中の重要なレースがスプリンターに優しくないコースを設定しつつあります。TT(タイムトラヤル)も減っています。昨年優勝したリクィガスのニバリがヴエルタに出なければ、復活したばかりのリッカルド・リッコとダニーロ・ディ・ルーカがイタリア勢の中で優勝候補になるかも。楽しみ、楽しみ!


下記のビデオ2008年のヴエルタ、Angliruステージです(応援がすごい!)

2011年1月14日金曜日

イタリアで永住権を申請するために

朗報です。昨年12月から、永住権(permesso di soggiorno CE per soggiornanti di lungo periodo)を申請するためにイタリア語検定試験が義務になりました。
ショートステイや学生たちには関係ない話ですがイタリアで永住するために永住権ビザの取得方法は少し変わりました。イタリア語を充分に理解できることを証明しなければなりません。
厄介なことですが、法律は法律です。

申請できる最低条件
◎5年以上の在住暦を持つこと
◎税金や年金をきちんと国に納めていること
◎イタリア語検定A2以上を持つこと(通常「イタ検」と呼ばれているものは×)

これを揃えれば永住権申請にたどり着けます。
会社ではその公的イタリア語検定「PLIDA(プリーダ)」を行っていますので必要な方はこちらへ。
次の試験は5月末です。

その前に一緒にイタリアを走りたい人はいませんか♪

☆★今日のイタリア語ワンポイント★☆
ビザ:visto/permesso di soggiorno
イタリア語検定:certificato di competenza di lingua italiana
法律:legge

2011年1月13日木曜日

少し心配なニュースが入ってきました。



エトナ山は噴火しています。今年のジロディタリア第9ステージ、メッスィーナ→エトナ山(シチリア島)はちょうどこの火山の上にゴールが設置されています。
ポンペイを滅ぼしたヴェズヴィオ山のような休火山ではなくエトナは毎年人を殺してしまう活火山です!噴火しなくても火山ガスが常に発生しているので人は窒息死しますし、メタルも解けてしまいます。
第9ステージはどうなるんだろう。

静かな場合、エトナ山はこんな山です↓


ジーロの全貌はこれです↓

2011年1月12日水曜日

たまに自慢話してもいい?

サイクリングニュースで有名なcyclingnews.comが行った読者アンケートによれば、2010年の一番感動的なレースは、なんと!ジロ・ディタリアでした。嬉しい!!!
なぜ嬉しいかといいますと、第一はツール・ド・オフランスではなくジーロですから。第二は投票したのは英語圏の人が多いからです(恥ずかしい話ですが、日本人と同様にイタリア人も英語がとっても苦手な人種ですからこのサイトにアクセスする人はほとんどいません、笑)。
確かに2010年のジーロはイタリア独特のアップダウンコースが多くてかなり厳しかったレースになりました。記憶に残っているのが、第7ステージ、カッラーラ→トスカーナのモンタルチーノです。雨、泥、疲れきった顔。。。見ているだけで冷や汗が出ます。



そしてバッソがアロヨを破ってマリアローザになった第19ステージです。最後までどきどきしましたなぁ。
さて、投票結果は以下の通りです。
(c) Cyclingnews 2011
Cyclingnews Reader Poll Results – Best Stage Race of the Year
1. Giro d'Italia, 7071 votes (42.1%)
2. Tour de France, 7028 (41.9%)
3. Amgen Tour of California, 1151 (6.9%)
4. Vuelta a Espana,798 (4.8%)
5. Tour de Suisse, 245 (1.5%)
6. TransRockies, 123 (0.7%)
7. Cape Epic, 114 (0.7%)
8. Vuelta Ciclista al Pais Vasco, 100 (0.6%)
9. Tirreno-Adriatico, 73 (0.4%)
10. Three Days of De Panne, 54 (0.3%)
11. Tour of Oman, 30 (0.2%)

今年のジロはどんな感動を見せてくれるか。


☆★今日のイタリア語ワンポイント★☆
破る:battere
マリア・ローザ:maglia rosa
恥ずかしい:vergognoso

2011年1月11日火曜日

ジロ・コレクション2011

次から次へ新しいジャージが発表されています。
昨日ミラノでリクィガスの新しいジャージが発表されました。噂通り、白を強調したエレガントな仕上がり。白は大好きな色の一つです。難点が一つだけあります。汚れはなかなか落ちません。特にチェーン油はそのままくっきりと残ります。でもやはり綺麗な色ですね。
今年のFrancaise des jeuxもなかなかおしゃれ↓

今年は黒チーム対白チームになるのかな?
もちろん、ブルーも赤と黄色もありますが。。。

さて、1月はレースは本格的にスタートします。まだ安心して見られます。アジアや中東で行われるため、時差という心配はいりません。
オーストラリア: Tour Down Under (1月16-23日)
www.tourdownunder.com.au
マレーシア:Tour de Langkawi (1月23日~2月1日)
www.ltdl.com.my

ヨーロッパのクラシックは待ち遠しい。

2011年1月10日月曜日

ディルーカ、復活です!

ディルーカはレースに復帰します。今日サインしました。新しいチームはジャージが赤くなったおロシアのカチューシャ(Катюша)です。年俸なし、ステージ優勝賞金のみでサインしました。つまり、勝つまでは給料なし。厳しい!
ダニロ・ディルーカはグレーとグリーンで印象的だったLPRに所属していた頃、ドーピング検査に陽性反応が出て2年間レース出場停止が命じられました。LPRも解散!
しかし警察に協力したおかげで停止期間は大幅に短縮除され、今シーズンからレース復帰。罰則金も大幅カット:106,000ユーロのみ。

彼がヴィスコンティやバッソの甘いマスクとは違って、チポッリーニのような荒々しい性格の持ち主です。まるでグラディエーターを見ているような印象を与えてくれます。イタリアでは「スポルトーレ(村)のキラー」と呼ばれているぐらいです。攻撃的な姿勢が爽快そのものです!2008年のジロ、ローマで行われた最終ステージのTT対決、メンショフとの決闘劇は今も目に焼きついています。
ディルーカ、がんばれ!



本日のイタリア語ポイント:
Di Luca firma per la Katusha (firmare): サインする
Collaborazione: 協力

無線。。。必要?

最近、プロチクリスタ国際連盟(CPA)は面白いアンケート調査を実施しました。
サポートカーと選手を繋ぐ無線の使用を禁止する動きが活発になってきていますので、実際にレースに出ているチクリスタたちはどう考えているか意識調査が行われました。
回答した344人中、207人は必要と答えました。
当然の結果です。

ちょうど昨年オーストラリアで行われた世界選手権では無線の使用が全面的に禁止され、懐かしい光景が広がりました。手書きのプレート、大声で叫ぶ。。。
しかし個人的な意見からしますと、あると便利ですね。
無線って本当に便利なものです。安心しますし、変わってゆくレースをリアルタイムで把握できますし、いつも新しい作戦を錬る事ができますし、グランツアーではなくてはならない存在になってしまいました。
確かにテレビの向こう側からしますと、レース展開は単調になりがちですし、ツール・ド・おフランスでおなじみのパターン「逃げる4−5人→追う集団→ゴール4km手前に吸収」になりがちですし。。。チクリスタたちは一人でありながらチームの一員でもあるため、結局はっきりした答えがないですね。
一度なしでやってみたら面白いかもしれません。その後総合的に判断すればいいですね。

今日のイタリア語ポイント:
無線:radiolineまたはauricolari

C.P.A.とはフランス・ペルピニアン市を拠点とする国際組織で、チクリスタたちの労働組合的な存在(?)です。簡単にまとめますとUCIやスポンサーに対し、チクリスタたちの声を代弁する組織です。今年の5月に代表占拠が行われる予定です。

2011年1月7日金曜日

え?豹柄じゃないの?

世界中のスポーツ新聞は昨日発表されたばかりの新チーム、LEOPARD TREKの話題で盛り上がっています。生まれる前に堂々たるメンバーの獲得に成功しているからですね。運営費はざっと1500万ユーロに上っているようです(15億円?!)。
しかし、まだ公式発表されていないジャージを見てちょっとがっかりしました!LEOPARDという名前が入っているにも関わらず豹柄ではない!逆にとてもシンプルなデザインに仕上がっています(笑)。


cerveloチームから始まった黒をベースとするジャージがかなり浸透しています。Team SkyGarminも真っ黒です。レースの場合はちゃんと見わけるか、心配になりました(汗)。



ロードレースをやっている人ならわかりますが、「黒」ってかなり大変な色です。太陽の光を全部吸収するので真冬ではありがたい色ですが、真夏の炎天下では暑すぎて逆効果ですね。脱水症状は大丈夫かな?
とにかく早く国際レースが見たいですね。


(↓今朝乗せたビデオを再び!)

2010年自転車納めの様子

昨年の最後のサイクリング
奥多摩湖は美しかった

2011年1月5日水曜日

発表会が相次いでいる

1月はチクリスモにとっては発表会の時期ですね。チームの新しいジャージとか、新しいバイクなどもそう。まるでミラノコレクションのようにチームたちも毎年ジャージのデザインを変えています。2010年に買ったジャージはもう古い!

昨日チームカチューシャの新しいジャージを見ました。うん。。。昨年まではブルーと赤のバランスがよくてとてもおしゃれだと思ったのですが、今回は赤が目立っていて、あまり買いたいと思いません。

ガーミンのジャージはパジャマっぽい模様からTeam Skyを模範したのような。。。

明日はさらにシュレック兄弟の新チーム「レオタード」いや!「レオパード」が発表されます(マックのOSみたい)笑

10日はリクィガス(キャモンデ~ル)の新しいチームとジャージを公開。

大好きだったCaisse d'Epargneもスポンサーを変えたので、黒と赤を捨て、ブルーとグリーン(モヴィスターに名称変更)。

ランプレだけが一環とした色使い。たぶん(笑)

さて、明日はレオタードチームの新ジャージを堪能しましょう!

2011年1月3日月曜日

レースシーズンスタート!

北半球ではウィンタースポーツの真っ最中ですが、真夏のオーストラリア(洪水のオーストラリア?)ではJayco Bayが開幕しました。イエーイ!私の心の中にも真夏気分です!
このレースは国際的な位置づけよりもオーストラリア地元祭りのようなものですが、最近豪州出身のアスリートが増えてきて注目すべき地域の一つです。ペガサスチームが実現できなかったことで少し残念ですが、Matthew Goss, Robbie Mc Ewen, Richie Porte, Mark Renshaw, そして(イタリア語のうまい)Cadel Evansが華々しい活躍をしています。

新しいビデオをアップ↓

2011年1月2日日曜日

初乗りのビデオです


昨日の初乗りの様子をビデオにまとめました。
みなさん、今年も暖かく見守ってください。
よろしくお願いします♪

2011年1月1日土曜日

賀春!初乗り

みなさん、新年あけましておめでとうございます。どのように新年を向かいましたか。
全国的に天気が悪いようですね。特に西日本では吹雪になっていて停電している家庭が多いようです。困ったもんです。関東地方だけはいい天気のようですね。
今朝は4時に起きました。チームの友達と江ノ島まで走って初日の出を見るためでした。家を出たのが少し遅かったので間に合いませんでしたが、鎌倉を抜けて江ノ島に向かう途中に息をのむほどの富士山が姿を表しました(写真は今朝撮ったものです)。本当に美しい山ですね。

さて、チクリスモも今日まで休みですが明日からオーストラリアでJayaco Bay Cycling Classicが行われます。チクリスモの親善試合のようなイベントで4日間行われます。その次はTour Down Underが開催されます(18〜23日)。アームストロングが引退する(はずの)レースですので気になります。
同じ南半球でアルジェンティナでは17日〜23日までTour de San Luisというレースが行われます。昨年リクィガスのニバリが優勝。
2011年も楽しみ、楽しみ!