2010年9月30日木曜日

Cancellaraはエンジン展開、Contadorは・・・


急ブレーキ!
カンガルーの地でカンチェッラ~ラがまたやってしまいました!やはり強い!
春の「エンジン疑惑」と関係なく、またTTに勝ちました。イタリアのDNAを持ちながら、スイスの心!微妙な感じがします(笑)
しかし、スペインからとんでもないニュースが飛び込んできました!あの無敵の勇者、コンタドールにドーピング疑惑が浮上!スペインのチクリスタたちはまた激震か?

ツール・ド・おフランス中で行われたドーピング検査に、コンタドールの尿から違反物質のclenbuterolo(クレンブテロール、充血除去剤や気管支拡張剤として処方される薬物らしい)が検出されました(微々たる量ですが)!本人によれば、スペインから来た牛フィレを食べた際に、牛からもらったもの。
チクリスタたちはめってに牛肉を食べません。脂肪分が多く、体重が増えるからです。肉といえば、脂肪分の少ない鶏肉か魚です。日本の場合は、豆腐や納豆でもいい。
しかし、その日はシュレックとコンタドールの差はわずか8秒でおそらくスタミナをつけるために食べたと思います。
結局、UCIから活動中止命令を受けてしまいました。本人は潔白を訴えています。
世界選手権も気になりますが、コンタドールの行方はもっと気になります!

2010年9月28日火曜日

LE COSE FACILI NON CI PIACCIONO


「我々は楽する事が好きでない」と、オーストラリア・バッララトで優勝したポッツァートは、今回のイタリア代表チームの意識について語りました。
言うまでもなく同感です。
私も楽な仕事、楽なコース、楽する事があまり好きではありません。すぐ飽きてしまうからです。
イタリア語で難しい仕事を避け、同じ事の繰り返しを好む人は「abitudinario」と言います。私はその反対です。新しいことに挑戦したくて、仕方がありません。失敗も覚悟しています。でもやってみないとわからない事が多すぎて、試したい事がまだまだ山ほどあります。日曜日の430kmもその一つでした。
明日、オーストラリア南のリゾート地でチクリスタたちの世界選手権がスタートします。全世界のワンレースのスペシャリストは集結しています。
コースはアップダウンが少ないものの、カーブが多くかなり危険です。まるでLiège-Bastogne-Liègeのオーストラリア版を見ているようです。
さて、現地はまだ冬です。最低気温6度、最高気温20度になればいいぐらい。さらに天気は急に変わる地域でもありますので、ホイル選択、服装、何もかも大変です。でもこれがチクリスモの世界。ツーリングと違って、楽して楽しめない。

アッズッリ、何を見せてくれるか!

2010年9月27日月曜日

継続は力なり!


昨日の日記にも触れましたが、なるしまフレンドが開催するロングライドというイベントに初参加しました。このイベントは、2日間を通して東京から長野県蓼科湖まで行って、自転車を長い距離で楽しむことが目的です。そしてクラブ員の交流と絆を深まることも大事な役割です。仕事で初日は参加できませんでした。

土曜日は普通に仕事を終え、8時に帰宅して食事を取って、自転車などを準備して、そのまま出発!目指す場所は、あの蓼科湖です。自宅のある東京から片道200km以上の距離です。往復400kmを超えますので、これもまた初挑戦です。
軽量のため地図とホテル名を頭にいれて、寒さ対策のために冬支度のジャージだけをしっかり用意しました。
道は割とわかりやすいものです。茅野市(長野県諏訪湖の手前)までずっと国道20号です。しかし!東京を出たら、道は真っ暗。本来なら誰もこんなことしません。山の暗い道を自転車のライト一つだけで走ることは自殺行為そのものです。ところできれいな月が出ていたので、十分な光が得られるとわかっていましたし、月の光を便りに走り出しました。
月光に照らされた山々はとても奇麗でした。
茅野市で朝を向かいました。温度は4度しかなく、かなり寒かったですが朝日はきれいで久しぶりに見取られました。
茅野市でのんびりをしていたら、なるしまフレンドのメンバー(120名以上)が泊まっていた蓼科湖のホテルにたどり着いたのが、7時前でした。そこで、少し顔を洗って、食事をしてまた東京へUターン!

東京まではグループ分けして帰ります。おかげさまで付いていたグループは元気なグループで、上り下りは40km/h前後。ちょうどいいペースです。遅いグループなら逆に疲れます(笑)。
大月までは足はよく動いてくれました。しかし、360kmを超えた時点で足は少しずつ重くなっていきました。急な上り坂にさしかかると足は思うように動いてくれません。スタミナの限界というより、乳酸がたまりすぎて体は処理が間に合わっていません。ま、わかっていたことですが、悔しい(笑)


このロングライドでわかったことがたくさんあります。
サードルとパットの相性
以前に尿道炎ばかり起こしていたサードルを使っても今回は痛みは出ませんでした。今回、角度と位置をマメに変えて、理想的な形に仕上げました。そして、ロングライドように少し厚めのパッドを選びました。荷物を背負ってもお尻は大丈夫でした
ペーダリングの回数
とても需要です。上りでも下りでも一定の回数をずっと保ちました。乳酸を最小限に抑えるためです。
エネルギーと水分補給
ロングライドに欠かせないことがエネルギー補給です。何キロカロリーを消費したかわかりませんが、とにかく食べる、食べる、食べる!消化しやすいものを食べるのみ!
サポート態勢
今回なるしまフレンドのサポート態勢の大切さを実感しました。とにかく細かいです。サポートカーやクラブハウスもあり、休憩するにも食事をとるにもとても便利でした。自転車は一人でも楽しめるスポーツですが、互いに支え合う事がいかにも大事だと改めて実感しました。

昨日9時間寝ました。
激しい雨が降っていたのでスクーターで会社まで行きましたが、足は少し重く感じる程度で筋肉痛はありません。やはり毎日少しずつ運動をすることが大事ですね。
次の練習は250km以内にします(笑)

2010年9月26日日曜日

430!


東京(自宅)→立川→八王子→大月→甲府→茅野→蓼科高原→南アルプス市→甲府→大月→八王子→立川→東京(自宅)
計:430km
これを1日でやり遂げました。土曜日は普通に仕事をこなし、寝ないでやりました。

人生発体験の1日で430km。これが最初で最後になるだろうと思います。数字だけを見れば、変態的な行為です!ブルベ(おフランス語:brevet)という200〜1400kmの過酷なレースもありますが、個人的に興味がありませんので参加する予定なし。
それで、なぜこんなことをしてしまったのか。

(1)自分の体の限界を知りたかった(370kmでヒルクライムは不可能と判明)
(2)美しい景色が見たかった(10年ぶりの蓼科、以前は土砂降りで何も見えず)
(3)素敵な方たちに会いたかった。

今日はさすがに疲れているので、ここまでとします。
明日は続きを書きます。
参加した皆様にお疲れさまでした。そしてありがとう。Grazie。

2010年9月23日木曜日

35.1 → 16.0

昨日の朝、通勤で荒川を走りました。「ちょいと暑いなぁ」と思ったら、東京は35度でした(おまけに日焼けもしてしまいました)。今日は打って変わって、最高気温16度。。。
もちろん、大雨で自転車通勤を諦めました。
日本の天気は本当に大胆ですね。チクリスタたちにとってはなかなか強敵です。

さて、ヴゥエルタも華々しく終わり、チクリズモのニュースは世界選手権一色になりました。イタリアの場合は、あの独特で爽やかなブルーです。大好きな色です。なぜブルーがナショナルカラーになったかというと、150年前にイタリアを統一したサルデーニャ王国はの国旗の色でしたから。歴史って、面白いものですね。アズーリのサッカーユニフォームも同じ理由で青です。もちろん、両方持っています!
フォルツァ・イタリア!Forza azzurri del ciclismo!!!



下:昨年のナショナルジャージ

2010年9月22日水曜日

チームワーク


後10日でオーストラリアで世界選手権が始まります。
チームの枠を超えて、一つの国家を代表する強者が戦いに出ます。戦争は全部こうだったらいいのにね。武器は自転車かボールですから。
イタリア代表チーム監督のベティーニが言っています。

「Quando ero un atleta, trovavo tutto pronto, invece vedere cosa c'e' da fare per mettere nelle condizioni migliori gli atleti, e' un gran lavoro」

(訳:選手だった頃、何もかも用意されていた。しかし、今向こう側にいるので、選手たちはベストのパーフォマンスを出すために、ものすごく働かなければならない)
その通りですね。
スターたちばかり注目されていますが、彼らを支えるスタッフにはあまりスポットライトを当てません。私は色々な仕事をしている中で、裏舞台で働いている方とよく接します。その話しは実に面白い。冷静な目でトップスターを見つめて、助言したり、チーム全体の統一を保ったりします。選手たちはレースで精一杯ですからね(笑)
さて、ベッティーニ代表監督は選手として申し分のない人でした。頭の回転が早く、粘り強く、とても攻撃的なレース展開を好みます。
今年のイタリアはバランスよく、期待できるチームに仕上がっている(ように見えますw)。しかし、スペインもオーストラリアも手ごわい相手です!アウェーというハンディもありますが、面白いことにオーストラリアはイタリアからの移民が多く、応援団はきっと素晴らしいだろう。
今年は時差がほとんどないので、J Sportsでじっくり見てます!!!


追伸:5年前にメールボルンへ行ってきました。とてもいい街です。現地へ行きたいなぁ!!!

色、色、色X2

匿名さんから面白いコメントがあって、昨日に引き続き今日もジャージの色に関する話をします(現在イタリアはドーピング騒ぎ中ですので、ちょうどいいかな?w)。
確かにランプレとリクィガスのセンスの悪いジャージに私も慣れてしまいました(笑)。今年きりですがふ〜とんも大胆なジャージにも慣れました。ま、結局スポナーは最終的にデザインその物を決める訳ですね。
匿名さんが書いたように、私もラルファは大好きです。品があります。特にピンクの使い方は好きです。
昨日Garminのジャージについて言及しませんでした。聞かれないだろうと思っていたので、何も書きませんでした。オレンジの発色は少し弱いですが、色彩的にいい組み合わせだと思います。が、しかし!小さい頃は全く同じ色のパジャマを持っていたので、私の目にはパジャマにしか見えません(笑)もちろん、私だけですよ。例えば、金木犀の香りは私にとってはとてもいい匂いですが、多くの日本人にとってはトイレの匂いにしか感じない。これと一緒です(恥ずかし〜い)。
毎年、色々なチームジャージを買います。今年は2着です(1着は実家から)。
黄色ものはまったく持っていなかったので、チームコロンビアのジャージを買いました。そして今年で引退したGilberto Simoni(ジーボ)記念の黒とピンクの引退ジャージも買いました。


実はもう一つのジャージが買いたかったです。ツール・ド・おフランスのでペタッキが勝ち取ったmaglia verde(マヨー・ヴェール)。緑色のジャージは持っていませんが、この色彩ならなんとなく着られます。事故対策にも派手なジャージのほうがいいですからね(笑)
どこを探してもみつかりません。なるしまフレンドでも売り切れです。残念!遅かったです。
来年はどんなジャージがあるだろう。気になります。

2010年9月20日月曜日

色、色、色


最近、チクリズモ用のジャージを着ますと、よく言われることがあります。「おしゃれですね」。別にすごいジャージを着ているわけではなく、市販されている普通のジャージやセールで勝ったもの、誰も買いたがらないもの、記念品としてもらったジャージを着ているだけです。至って低予算です。でもイタリア人ですので、スポーツをする時もやはり身だしなみに気をつけたいものですね。
なぜか!

小さい頃はイタリアの子どもたちは自由に色が選ぶことができません。小学校へ行っても、休みでもイタリアのマンマたちは厳しく色をチェックしているからです。ルールとして、Tシャツと靴下は同じ色でなくては行けない!ベルトと靴は同じ色!などなど。。。
お金持ちでなくても服装や色に関するルールや洋服の手入れなど、小さい頃から教育を受けてきました(もちろん、例外もたくさんありますが、笑)
私は特に気をつけている点が一つあります。
色の組み合わせとそのバランスです。イタリア語で「abbinamento dei colori」と言います。
ジャージ選びは色の数から始まります。多くても4つ!そして、近い色を極力選びません。
好きな組み合わせは、だいたいこんなものです:
1)白・黒・渋い赤
2)ブルー・水色・白・鮮やかな赤
3)オレンジ・白・黒
最近は、白・黒・派手なピンク(アクセントとして)が好きですが、グリーンも試してみたくなりました。

ヘルメットからシューズまで上記のような組み合わせを守るようにしています。アクセサリー感覚で、赤を少し使ったり、違う色を楽しんだりしています。
持っているロードバイクもニュートラル色ですので、ジーンズと同じようにどんなジャージを着ても喧嘩はしません。
実は、反省したいことがあります。このブログのトップ画像はあまり好きではありません。ヘルメットとジャージの色は全然合っていないからです。ヘルメットの黄色はここではミスマッチです(撮影の都合でこうなりました。。。汗)
チクリズモの世界では、残念ながらリクィガスの色使いはあまりよくないですね。グリーンとあの何とも言えないブルー(?)は喧嘩します。ランプレも。。。うん。。。厳しい。アスターナの黄色と水色も派手ですが、見事なミスマッチ。。。
Saxobank、Caisse d'Epargne、Cervelo、Team Skyはとてもおしゃで、Radio Shackは無難でいいかな?
新チームのGEOXとオーストラリアのPegasusは気になります。


2010年9月19日日曜日

アメリカ車の勢い


今日はLiquigas Doimoのニバリは99%の確率でヴゥエルタ・ア・エスパ〜ニャを優勝する。イタリア人として20年ぶりです。
彼が住んでいるトスカナ州・マストロマルコ村で(ヴィンチ村の近く)すでに祭り騒ぎとなっています。ファンクラブは凱旋パレードを準備が始まっています。
明日、8台の大型バスは地元の空港までニバリを迎えに行くと、報道されるほどに。そして、直接、村長室へ!さすが、イタリア!
あさっては彼がまた飛行機に乗って、オーストラリア・メルボル、ベッティーニ監督の元へ!
忙しいカンピオーネ!

しかし、気になるデータがあります。グランツアーの優勝バイクを見たら、以下の結果が出ました。
ジロ・ディタリア:Cannondale
ツール・ド・おフランス:Specialized
ヴゥエルタ・ア・エスパ〜ニャ:Cannondale(ほぼ確率)

ジロ・ディ・スヴィッツェラ(スイス)も:Specialized、パリ・ルーベも:Specialized

アメリカ車が確実に強い。

Team Skyは派手なPinarello Dogmaを使っていますが、Igginsがトラブって、かなり不発。
Dauphinéを優勝したハーゲンぐらいは救いの種。
やはり、チームだけでなくイタリア勢の自転車にもがんばってもらいたい。パンターニ時代のビアンキはどこだ!!!

しかし、よく考え見たら、不動のリーダーシップを握っていたイタリア勢は今は色々な攻撃を受けて、トップの座が奪われる中で、静かな進化を遂げているように見えます。
やはり、過去の栄光ばかりにこだわるとだめですよね。日々変化、変化!

2010年9月18日土曜日

病み上がりの庭で〜♪



優しさに〜♪ 包まれたまま〜♪ きっと〜ぉ♪

すみません。「魔女の卓球便」の主題歌を少しパクりました。
はい。風邪から見事に治りました。病気は長続きしない体です。すぐに風邪をひいて、すぐに熱を出して、すぐに完治します(もちろん、薬を飲まずに)。
やはりスポーツをしますと、体は丈夫になるのかな?
さて、シルバーウィークは仕事で全部潰れます。サイクリングもできません。。。うん。。。あまり嬉しくないですが、仕事は仕事。割り切らないと。

イタリアではビッグニュースは飛び込んできました。
ランプレ所属のダミアーノ・クネゴは来年のジロ・ディタリアに出ないそうです。
2006年のジロを制覇しただけに、痛い選択だと思いますが、これが大人の選択ですね。今年は一度も優勝したことがないのでプロのチクリスタとしてかなりつらい時期を体験しています。
3度も優勝したジロ・ディ・ロンバルディアも出ないようです。参加を辞退したそうです。
クネゴはグラン・ツアーではなく、今度クラシックに焦点を変えるそうです。

カヴェンディッシュもそうでしたが、エース級のプロのチクリスタはしばらく勝たないと、思考がかなりマイナスに働く。焦りが出てきて、ミスも多くなります。
クネゴは来年、レースを絞って自分の特徴に合ったレースにしか出ないようです。
私もいくつかの市民レースに出ます。年初めにヒルクライムが多い。夏以降ロングレースが多い。やはり70kgという体重と年齢にはヒルクライムは厳しい。
でも勝たなくても乗りつづけます。やはり一秒でも自己ベストはよくなったら嬉しいことですね。

2010年9月16日木曜日

珍しく風邪をひきました

東京は真夏からいきなり秋になりました。
はい、珍しい事に鼻風邪をひきました。だるい。
それでも、チクリズモに情熱が燃え続けています。
さて、ヴゥエルタではNibali (Liquigas-Doimo)はがんばっています。もしかして、優勝???
ヴゥエルタで優勝した最後のイタリア人がMarco Giovannettiでした。それがちょうど20年前。そろそろ勝ってもらわないとね(笑)。

さて、スペインはしぶとい敵です。ツール・ド・おフランスで何回も優勝したコンタドールだけでなく、優秀なチクリスタが多い国です。今年も世界選手権にFreireが参加します。勝ったら、4度目の優勝です。Samuel Sanchezも参加します。最初は行きたくなかったそうですが、調子がいいらしく、自ら名乗りに出ました。
ということで、スペインナショナルチームは以下のようになるかな?
Oscar Freire (Rabobank)
Juan Manuel Gárate (Rabobank)
Imanol Erviti (Caisse d'Epargne)
Luis León Sánchez (Caisse d'Epargne)
Francisco José Ventoso (Carmioro NGC)
Samuel Sánchez (Euskaltel-Euskadi)
Carlos Barredo (Quick Step)
Joaquim Rodríguez (Katusha)
Haimar Zubeldia (Radioshack)

VentosoもJoaquim Rodríguezも調子がいい。やはり今年もスペインが手ごわい相手です。
スペインナショナルチームの伝統?と言える作戦があります。イタリアの倍ぐらい守りに入るチームです。最後の最後まで前に出ない。チクリスタとしてはいただけない態度ですが、勝つためならいい作戦です。相手を最後の最後まで働かせて、そして「いただき〜」と、前にスプリントします。
今年はベッティーニとの消耗戦がますます楽しみになってきました。

2010年9月15日水曜日

SAREMO CATTIVI!!!


"Saremo cattivi"、これがイタリア監督ベッティーニのことばである。

Saremo: (essere:動詞、第一人称複数、単純未来)であるだろう
Cattivi: (cattivo: 形容詞、男性複数)厳しく、激しくあたる

つまり「イタリア代表チームは容赦なくかかるぞ!」の意味です。
この言葉にビビりました!カテナッチョ(守り)に強いイタリアは攻撃に転じたからです。

ベッティーニは伝説のチクリスタです。QuickStepの黄金期を気づいた人で、2年連続maglia iridata(レインボージャージ、アルカンシエル)、世界チャンピオンになりました(2006年、2007年)。現在、故フランコ・バッレリーニの変わりにイタリア自転車競技代表チームの監督を勤めていています。

オーストラリアで行われる世界選手権に向けて、彼が気づいた11名の代表チームには面白いメンツはたくさんいます。
現在、スペインで活躍中のNibali(Liquigas)
Filippo Pozzato (Katusha)
Luca Paolini (Acqua&Sapone-D'Angelo&Antenucci)
Daniel Oss (Liquigas-Doimo)
Francesco Gavazzi (Lampre-Farnese)
Marzio Bruseghin (Caisse d'Epargne)
Matteo Tosatto (Quick Step)
Marco Pinotti (Htc-Columbia)
Rinaldo Nocentini (Ag2r-La Mondiale)
Andrea Tonti (Carmiooro Ngc)
Giovanni Visconti (Isd-Neri)

意外にも2008年の世界チャンピオン、長身のBallan(BMC)はリスト外!本人はものすごく悔しがっているそうです。
10月3日までは3週間足らず。どんなイタリアになるか楽しみです。とにかく、「attendista」固い守りになりがちだったイタリアはどんな新しいイタリアになるか、楽しみです。やはりチクリスモにも世代交代が必要でしたね。

2010年9月13日月曜日

柳沢峠はやはりいい場所!

昨日は日記をサボりました。山梨県柳沢峠というロングライドに行ったからです。コースは230kmで、標高差およそ2500m。帰ったら疲れていて、すぐ寝てしまいました。
個人的に柳沢峠は好きなコースで、今年で3回行きました(富士山はもっとあります)。長さといい、ヒルクライム度といい、交通量の混み具合はちょうどいい。とても走りやすいです。
この柳沢峠は塩山からアタックするか、奥多摩からアタックするか、全然練習の質は異なります。塩山からアタックしますと勾配が一番きついですが、ゴールした時の達成感が大きい。

チクリスタたちはみんな上りは好きではありません。カヴェンディッシュ、カンチェッラ〜ラのような無敵のスプリンターは体が重くて登れません。リクィガスのバッソとニバリ、さらにBMCのEvanは強いヒルクライマーです。私は体重が70kgですからヒルクライム向きの軽い体ではありません。それでも上りは苦になりません。自分のリズムを崩さない限り、すいすいと進めます。
昨日一緒に走っていた友達はアルミフレーム装備でしたので、私もアルミフレームのロードバイクにしました。久々のアルミフレームのヒルクライムは重かったです(笑)
今日は普通に自転車に乗って、いつもの25km(片道)の通勤をしました。ところが足は痛い訳でもなく、少し疲労がたまっているかな?的な感覚。体は痛みに対して鈍感になったのかな?遂に変になったのかなぁ?(笑)
ぜひぜひまた登り行きたい山ですので、ご一緒にどうぞ。

2010年9月11日土曜日

国民性?

この時期に朝を出る時と帰ってくる時ににいつも怖いです。逃げるように家を去ったり、入ったりします。1秒でも遅れたら、大変なことになるからです。
そう、毎朝と毎晩のこの時期に私を悩ませるのは、あの小さな虫「ZANZARA」です。ザンザ〜ラとは、イタリア語で蚊のことです。
日本に来て驚いたことが、蚊の精力です。24時間営業!何時でもどこでも待ってくれています。12月にもいます。そして、不思議な身体能力の持ち主です。先日の深夜、お尻が痒いと目覚めたら、なんと!パンツの上から3カ所も刺されていました!どうやって!!!ノコギリでも使ったのか?監視カメラでも付けたいぐらいです。
今朝も、素早く自転車に乗って家から逃げたら脚に痒み!まさかと思ってふくらはぎを見たら2匹の蚊がしっかりくっ付いて、強風にも飛ばされず血をおいしそうに吸っていました!もちろん、一撃で他界させました。
さて、多くのチクリスタたちやスポーツマンは蚊に悩まされていると思います。
常に運動をしているので、体から蚊から察知されやすい二酸化炭素を出しています。蚊は血液ではなく、汗の出す人から攻撃して行きます。ですから、スポーツマンは必ず先に刺されます。嫌な特権です。
イタリアのかは早朝と夕方しか活動しないので、やはりのんびり生きていますね。国民性ですかね(笑)
長谷川はん、藤原はん、先ほどありがとう。楽しかった♪

2010年9月10日金曜日

やはり強い!



キャベンディシュ!やはり強い。
ツール・ド・おフランスで流したうれし涙から3ヶ月が経ちましたが、ヴゥエルタでも大活躍しています。彼が「Circolo della Tripletta」と呼ばれる選手アルバムに入りました。
このアルバムは「3大ツアーの優勝者」の意味で、ごく限られた選手しか入らない名誉のあることです。ツールで15勝、ジーロで5勝、そしてヴゥエルタでも1勝!!!とてつもなく強いヴェロチスタです。
もちろん、何もすることないですが、やはり名誉は名誉です。
ちなみにイタリアのペタッキも入っています。最近はニュースでお騒がせセレブになっていますが。。。(笑)
うさて、明日の早朝、軽く荒川を走ります(通勤コースの一つです)。日曜日は再び柳沢峠へ!見かけたら、声をかけてください☆

2010年9月8日水曜日

戦略的な追放?


サクソバンクのアンディ・シュレックはヴゥエルタから追放されました。びっくり!
彼もドーピングの疑いか?
いいえ、チーム規定違反による追放によるものです。
サッカーもそうですが、レース期間中に選手はルールを破ったらある程度の罰則が科せられます。違反は深夜帰宅と飲酒だそうです。厳しい処分です。
実は、戦略的な追放の可能性は高いです。
ジロ・ディタリアもそうですが、次のレースに備えるために、辞退するチクリスタが多いです。ジロ・ディタリアの次はツール・ド・おフランス。ヴゥエルタの次は、世界選手権!今年はオーストラリア・メルボルンで行われます。
すでに、多くの選手は辞退し、今月末に始まる世界選手権のために様々な準備を始めています。ベッティーニが率いるイタリアナショナルチームはリベンジとなるか?

2010年9月6日月曜日

じてつ〜、じてつ〜


テレビを付けたら、自転車の話題♪
自転車通勤の特集でした。可愛い番組でノホホンとしていました。
「じてつ〜」は自転車通勤の略だそうです。日本人って、省略された言葉は好きですね(笑)
番組によれば、自転車通勤の定義があります。

時間:一時間以内
距離:15km以内

東京で言えば、丸の内を中心としたところで、23区をほぼカバーできます。
そして、Aisanの別府匠選手が登場し、ペーダリングのテクニック、サードルの高さ、事故対策などについて解説しました。

15km。。。自宅と会社までの最短距離です!見事に的中。しかし、この距離は短すぎるので時間が許す限り、朝の通勤はいつも20〜40kmにしています。夜は同じぐらいか、それ以上です。つまり、一日は最低でも40kmを走りたい訳ですね。
実は、東京の場合、ナイトサイクリングはお進めします。街灯が明るいということと、車の数は少なく、東京はとても走りやすい場所です。そして癒しの場所は多くあります。
私には3つあります。
1)羽田空港近辺の赤い鳥居、そこから飛行機の離着陸を眺めることで、色々な悪い考えは飛行機とともに去ってゆきます。
2)晴海埠頭から眺める夜のレンボーブリッジ。真夏でも、真冬でも息が詰まるほど美しい。
3)夏限定で南風が強い日には、大井埠頭南川にある橋から眺める東京湾と旋回して迫ってくる飛行機。。。なんとも言えません(場所は説明しづらくてごめんなさい)。

皆さん、じてつ〜を楽しんでいますか。

2010年9月4日土曜日

ウイルス。。。

ヴゥエルタに痛ましい出来事がありました。
スカイチームのマッサージ師の一人が、ウィルス感染で亡くなりました。フレーチャもウィルス感染の疑いがあるようです。この出来事の影響で、スカイチームはヴゥエルタを辞退しました。

事故って、いつ起きるかわかりません。レース中に死亡に至る事故はほとんどないものの、プロのチクリスタたちの半分以上は鎖骨骨折を経験しています。
今回、マッサージ師の死亡は少し異例です。マッサージ師は選手たちと比べて、それほど食事と健康管理に注意しなくてもいい人たちです。一般で処方される薬を飲んでも大丈夫です。ですから、本当に痛ましい事故です。
チクリスモでは欠かせない存在です。なぜかと言いますと、マッサージ師がいなければ、チクリスタの脚はもちません。私も自分でマッサージやストレッチをしたりして、脚の柔軟性ぐらいは保っていますが、疲労回復には他人の手を借りるしかないです。マッサージを受けると、脚はぷるんぷるんになって、歩きたくないぐらい気持ちいいです。

さて、明日は少しスピードを重視するトレーニングをします。早く寝ないと。。。

2010年9月2日木曜日

再び和田峠へ!


日曜日の和田峠です!
まず、のりのりの動画を楽しんでください。

2010年9月1日水曜日

CICLISMO MERCATO!


今日から秋ですね。まだ暑いですが、朝晩の様子は少し違います。一番好きな季節は夏だけに、少し落ち込んできます(笑)
さて、イタリアの秋と言いますとサッカーリーグが始まる季節です。スタジアムでカルチャトーリとサポーターたちは盛り上がっています。イタリアでがんばる日本人選手もいます。

でもチクリスモの世界では、秋という季節はまさに渡り鳥の季節です。CICLISMO MERCATOが始まります!チクリスタたちの大移動が始まります。チームも消えたり、再編成されたり、生まれ変わったり時期でもあります。

イタリアのチームでは、リクイガスはがんばっています。
現在、ヴエルタのニバリが総合4位。
そして、新しく加わるチクリスタたちは以下の通りです。
☆Eros Capecchi (Footon Servettoから)
★Damiano Caruso (De Rosa Stac Plasticから)
☆Cristian Salerno (同じくDe Rosa Stac Plasticから)
★Paolo Longo Borghini (ISD Neriから)

LampreにはNiemecがやってくる(強いヒルクライマー)。

メリケンでは、新生のGarmin-Cerveloは、Haussler、Lancaster、Lloyd、Hammond、Klier、RaschとHushovd (外人ばっかり!笑)を獲得!今年も気になるチームです!

ヴゥエルタが終わったら、今度オーストラリアとジャパンカップです!
みんな応援に行きますか。