2011年4月29日金曜日

Giro di Romandia


もうすぐジロ・ディタリアが始まります。その前にスイスでツール・ド・ロマディーが行われています。
ロマディーとはスイスの東にあるフランス語圏地域です。クネゴ、蚊出る・エヴァンス、ヴィノクロフ、堂々たるメンバーは出ています。ジロ・ディタリアのアンティパスト(前菜)として期待しているレースです。
残念ながら昨日ベンナーティ(チームレオパード)が落車し複数骨折でジロをリタイアしましたが、今日はクネゴは勝ちました!久しぶりのステージ優勝です。
明日はまたリポートします。

2011年4月26日火曜日

4度目の勇者


昨日のポストも今日のポストもオメガファルマロットのフィリップ・ジルベールについてです。
彼がベルギーで国民的英雄で、イタリアで言えばバッソのような存在ですね。ただ、28歳のジルベールはワンデーレースのスペシャリストで34歳のバッソはグランツールのスペシャリストです。分野は全然違います。
実は現在イタリアではワンデーレース(one day race)で勝てるチクリスタが不在しています。
数年前まではチポッリーニ、パンターニ、レベッリンのようなチクリスタがいました。ヴィスコンティ、クネゴ、ポッツァートはがんばっていますが、力を十分に発揮できません。まぁ、勝ち続けることもつらいのでしばらく休んでもらいましょう。

ジルベールのすごさは彼の脚力と頭脳です。まさに忍者に似ています。力があり、鋭い感覚の持ち主でもあり、敵の後ろに忍び込み、彼らの行動を観察し攻撃できる場所と瞬間をひたすら待ち続けています。攻撃をしかけたら、もう遅すぎます。彼の今回の偉業は「アルデンヌ」と言われるクラシックでの三連覇です。これができたチクリスタは2004年のダヴィデ・レベッリンたった一人です(セミクラシックを入れればジルベールのほうが4連覇です)。
ちょうどこのレベッリンは明日からレースに復帰できます。北京オリンピックでドーピングが発覚し、2009年からレース出場停止処分を受けていました。復帰できたとしても7月で40歳。決して若くない歳ですが、闘志を燃やしています。

最近の傾向でしょうが、40歳を超えるスポーツマンは増えているような気がします。若さで失っている筋力を頭脳でカバーできるからです。
同じく40代としてはとても嬉しいことです。



かわいい動画を見つけました!大門さん、ありがとう!!!

ジルベールは統一の象徴。

ジルベールはイタリアのテレビのインタビューに対し、イタリア語できちんと答えました!すごい。チクリスタとしてだけでなく言語に対しても才能があります。文武両道ですね。
でも一番感動したのが、同国ベルギーのフラマン語圏のテレビ局で質問された時、フランス語ではなくフラマン語で答えた場面でした。

これだけを読みますと、ピンとこない人が多いと思いますので説明します。
ベルギーという国は王室で統一された二つの言語と二つの文化を持っている国です。片方はフランス語、片方はフラマン語(オランダ語とほぼ一緒)。90年代までは大した衝突はおこらなかったのですが、フラマン語圏の経済力が強くなればなるほどフランス語圏から分離しようという意識が年々に高まってきました。その上、2年前からベルギー政府の機能はストップしたままです。両方の地域の政党は小さすぎて、数が多すぎて、利害関係がまとまりにくく政府はまだ生まれない。国全体がかなり危機的な状況にありますし、国民たちの不満と怒りが爆発寸前です。

この中でジルベールががんばっています。
彼がフランス語圏の人です。本来、ベルギーのテレビ局のインタビューに対しフラマン語で質問された場合もフランス語で答えることができます。しかし彼が選んだ言語はフラマン語でした。これをベルギー人の心をつかみ、ベルギー人を熱狂させました。
「io sono belga, c'e' solo un paese, una bandiera(私はベルギー人で、国が一つで、国旗も一つだけ)」

この言葉が国の統一の象徴にまで発展し、ベルギー人の誇りとなりました。
やはり自転車はトレーニングは大事ですが、最後は頭ですね。
毎日チクリスモから学ぶことがあります。

2011年4月24日日曜日

Liege-Bastogne-Liege


たった今、北のクラシックLiege-Bastogne-Liegeが終わりました。場所はベルギーです。一番歴史のあるクラシックで1892年から開催されています。この地域はイタリア人移民が多くて、チクリズモも熱い!
先週まではグラディエーター級のカンチェッラーラが倒すべきチクリスタでしが、今日は忍者のジルベールにバトンタッチ。予想通り優勝してしまいました!すばらしい。彼のギアーは誰もまねできません。きっと歴史に残ります!!!シュレック兄弟の厳しいマークも空しく崩れました。
Bravo!

「敵と味方」
このような考え方はあまりよくないのですが、スポーツの世界では「敵」は一番強い選手です。彼を倒さない限り、優勝はあり得ません。企業もそうですが、目標が明確でわかりやい場合、結束力が生まれ目指すべき道がわかってきますね。
何もかも勉強です。

一つだけ残念なことがあります。今年のクラシックでイタリア勢の優勝はゼロ!
Forza Italia!!!

2011年4月23日土曜日

体ケアー


明日はLiege-Bastogne-Liege!
このレースの魅力は後半に迫ってくる10個の激坂です。
Côte de Saint-Roch (1 km)平均傾斜:11%
Côte de Wanne (2,7 km): 7,3%
Côte de Stockeu (1 km): 12,2%
Côte de la Haute-Levée (3,6 km): 5,6%
Col du Rosier (4,4 km): 5,9%
Col du Maquisard (2,5 km): 5%
Mont-Theux (2,6 km): 5,9%
Côte de la Redoute (2 km): 8,8%
Côte de la Roche aux Faucons (1,5 km): 9,5%
Côte de Saint-Nicolas (1,2 km): 8,3%
今回はジルベールは優勝候補できっと厳しいマークにあうと思います。

多くの人は不思議に思っていることがあります。寒い時期もチクリスタたちは生足です。「寒くないの?」といつも聞かれます。よっぽど寒い時期にレッグウォーマーを使用しますが下半身は常に動いているので保温効果のあるオイルを薄く塗れば、そんな寒くはないです。一番冷える部分が冷たい風の影響をもろに受ける上半身です。プロでもウィドーブレーカーを使ったり、激しい下りで新聞紙を使っておなかを守ったりします。
もう一つの重要な対策は日焼け対策と目の赤外線対策です。
赤外線は皮膚だけでなく、目にも悪影響を与えます。使用しているサングラスは目を障害物や赤外線から守る役割があります。
4月と5月は必ず日焼け止めを塗ります。おすすめのブランドはバナナボートという怪しい名前の海外ブランドです。すぐに吸収されべたっとしません。日本国内ではDon Chijoteで売ったりしています。
みなさん、どんな対策をしていますか。

2011年4月22日金曜日

バッソが!!!


リクィガスのバッソがジロ・ディタリアを正式に辞退しました。
バッソが昨年ジロ・ディタリアを優勝しただけに今年も再チャレンジだ!と思っていましたが、どうやら彼がジロよりもツールを目指しているし、今年のジロはリクィガスのキャプテンはすでに若きニバリが決まっています。
もう一つの原因があるようで、体調不良です。現状の体調ですとアシストとしてもジロに出られないようです。本当かどうかわかりませんが。。。

話はイタリア北部、トレンティーノ州に変わります。
今日でジロ・デル・トレンティーノが終了し、ミケレ・スカルポーニが優勝しました。ベテランのオーラを感じます。最終ステージはリクィガスからアスターナに移籍したクロイツィゲル。
この地方はオーストリアに接し、ドイツ語を話地域もあり、ほとんどは山です。景色はすばらしい上に道路がきれいに整備され、チクリスタたちにとっては憧れの地域です。さらにチーズ、ハムとワインのとてもおいしい地域で、私も子供の頃、お父さんとよく行きました。ポルチーニ茸を穫るために(笑)。

今年のジロ・デル・トレンティーノはニバリもガルゼッリも参加していますが、目立った活躍していません。走り方を見ますと「練習していますので、あまり邪魔しないで」と言っているようです。
さて、日曜日はリエージュ・バストニュ・リエージュが行われます。
今シーズンの最後のクラシックレースです。これを超えたら、ジーロを待つのみ!!!

ふくしま~



とりあえずこれ!
そしてトレンティーノへ!

2011年4月19日火曜日

バネがないのに

バネがあるように見える。
羽がないのに、飛んでいるように見える。

これがトップアスリートの美しさです。
今年も石垣島へ行ってきて、トライアスロン大会に参加しました。4年連続雨の降らない大会ですが奇跡に等しいことです。私は晴れ男というより、運がいいですね(笑)。
トライアスロンというのが、3つの異なるスポーツを合体させた競技です。水泳、自転車、ラン。得意を生かし、不得意を克服する。3つとも練習しておかないといい成績につながりません。私は一番得意としている分野はもちろん自転車です。その次は水泳。最後はラン!やはり体を重く感じます(笑)
地震などの影響で思ったより練習ができず、予想通りの結果になりました。成績はぜんぜんだめでした。しかし、その悔しさが原動力となって「もっと上を目指したい、もっと上手になりたい」と向上したい力に変わります。

石垣島や横浜などで行われるトライアスロン大会のもう一つ楽しみ方があります。ワールド大会です。
午前は一般市民が誰でも参加できるトライアスロン大会が開催され、午後はトップレベルのアスリートが参加する大会があります。
トップアスリートがどこから見ても無駄のない動きをしていて実に美しい。筋肉と脳が見事に連結され、すべての動きが計算され完璧です。無駄のない動きをすることは、エネルギーを無駄に使わないことを意味します。最後の最後まで体力を維持し優勝に導きます。

現在イタリアでは「ジロ・デル・トレンティーノ」が行われています。4日間のレースですが、ジロ・ディタリア前の最後のロング大会となります。チクリスタたちの最後の仕上げですね。
今年はニバリが参加しています。彼がバッソに変わって、リクィガスのキャプテンとなりますので、その活動が注目されます。バッソがアシストとして参加する予定でツール・ド・おフランスに、向けての体作りです。勝てるのかな?
第一ステージはタイムトライアル(イタリア語でクローノ)でステージ優勝をしたのがラジオシャックのクローデンです。
明日から練習を再会します!
次はヒルクライムばかりがあるため、体を絞らなくては行けません。夜のおやつはしばらくおさらばです(泣)。

2011年4月16日土曜日

町おこしとしてのスポーツ大会

トップ画像で発表しているように、ただいま石垣島にきています。年一度のトライアスロン大会で年一度の大事なイベントです。お誕生会のような楽しみがあります。毎月やりますと、感覚は麻痺しますね(笑)
地震の影響はこの遠い島の経済にも暗い影を落としています。観光しか資源がない八重山諸島では観光客は激減!トライアスロン大会に参加するアスリートも昨年と比べて少ないような気がします。具体的な数字は大会実行委員会の公式発表を待ちます。

1500人の一般アスリートと2倍以上の関係者。さらにワールド大会を動かすこのスポーツイベントは小さい島に潤いをもたらします。スポーツには経済的な効果があると忘れてはならないことです。日本の野球界はシーズンオープンの延期に反対していたこともこれを知ってのことです。トライアスロン大会としてとてもいい運営で、石垣島の名前を覚えてもらって、リピーターを確保する。一石二鳥です。

ジロ・ディタリアもツール・ど・おフランスも同じです。各ステージの出発地点とゴール地点には多くの人が出向き、祭り騒ぎになります。周辺のホテル、レストラン、ショップは賑わいます。
スポーツは体にも経済にもいいことします。

石垣島にて



すみません。トライアスロンのために石垣島にきています。
今夜は情報をアップします。

2011年4月13日水曜日

今年もやってきました!

石垣島トライアスロンです!
昨年のリポートはこれです(3部作)


【第一部】出発編



【第二部】エントリー編



【第一部】レース本番編


推測
水泳:プールの閉鎖と短縮営業時間で練習できず
自転車:普段通り
ラン:普段通り

2011年4月11日月曜日

白熱のパリ・るーべ



ちょうど一ヶ月前に東日本大震災が発生しました。多くの大切な命が奪われ、何万人の生活が一変しました。大自然の力の前で人間が何もできません。
原発、復興、停電、ライフラインの復旧。。。課題がまだ山積みです。それでも人間は耐え、強く生きています。生きている人間は亡くなられた方の分までがんばらなくてはいけないと思います。
先日ここで書いたように、無理な節約をせずに早く経済を活性化させ、集まった税金で東北を支えなくてはいけません。

話を変えます。
昨日のクラシックの中のクラシック、パリ・るーべを見てから興奮が収まらなかったのです。
昨日のレースに勝ったのが無名のアシスト、ベルギー出身のファンスメレン(ガーミン)。無名といってもパヴェに強い選手で、必ず10位以内にゴールしています。
勝因は明らかです。ビッグチャンピオンは互いに牽制しすぎて危険とされていない選手はうまく逃げ切るパターンになりました。今年のサンレーモもツール・ド・フランドルも同じでした。
とにかく今年のテーマは「tutti contro Cancellara!打倒、カンチェッラーラ」!
つまりボーネン、フショーフ、バッラン、ポッツァート、誰もが圧倒的な力を持ったカンチェッラーラをマークし、彼が唯一の敵にとみなしました。その結果、他のチクリスタに目が届きませんでした。イタリアではこういったことわざがあります「Fra i due litiganti, il terzo gode」。まさにこの展開です。
レースを見ていますと、マークの厳しさに対しカンチェッラーラが面白い作戦に出ました。「僕を勝たせないのなら、あなたたちも巻き添えにします!誰も勝たせません」。ずっと引いていたカンチェッラーラがぴたっと止まりました。画面の向こうからもわかりました。それでも彼が最後まで粘り、2位にゴールイン。脱帽そのものです。
スポーツの世界には八百長はたまにあったりしますけど、レースは最後までわからないので面白い。
日曜日はAmstel Gold Race!

2011年4月10日日曜日

Bonjour mes amis



Ce soir il y a Paris Roubaix 2011.

今日はASO主催のパリ・る~べ開催!クラシックの中のクラシック。パリ市とルーベ市をつなぐコースで、アレンベルグなどの過酷なパヴェ(石畳)が待ちかねています。自転車にとってもチクリスタたちにとっても大変!
優勝するのがボーネンか苦い経験をしたカンチェッラーラか!世界中のチクリズモファンはフランスに目を向けています。
この時間ですと選手たちはすでに出発していますからそわそわします。
後程またアップします。

2011年4月8日金曜日

だから行きます!


今日ヤフーニュースを見て、ぐっと来ました。タイトルは↓
「東日本大震災 自粛は2次災害」
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000025-maip-soci)

この記事によれば、日本国内の観光地は観光客不足で被災しています。
私は来週石垣島に行きます。年に一度のトライアスロン大会のためです。スポーツ大会はメインイベントですが、石垣島の美しい海で泳いで、おいしい空気を吸って、おいしい料理を食べて東京で味わえないことを少ししたいからです。
しかし、大震災の直後だけあって遊んではいけないと思うようになりました。さらに震災でストップしていた仕事も重なったことで、行くことをあきらめ航空券までキャンセルしました。
しかし、先週になって少し考え方を変えました。石垣島に行くことにしました。
理由は二つ。
一つ、仕事が片づけるめどが立ったから。
一つ、東京の人間として地元産業を支えなくてはいけないから。

イタリアも観光王国ですので震災やテロ事件が起こりますと、真っ先に打撃を受けるのが観光業界です。9.11の後はイタリアの観光がストップし、多くの人が仕事を失い、国全体が大きなダメージを受けました。人が動かないと、物資も動きません。物資が動かないと、お金が出回りません。お金が出回らないと、税金も払えません。税金を払わないと、実際に被災で困っている方たちに援助が届きません。

つまり、震災者もそうでない人も苦しむことになります。
東京が比較的に豊かな都市ですのでここに住んでいる人たちは外に出ていかないと、困る人たちが増えるだけです。
だから石垣島に行くことにしました。
本当ならボランティアとして震災地に行けばいいのですが、みんながボランティアだと国が崩壊します。まずは経済を立て直さなくてはいけません。スポーツは大きな力を持ち、大きな産業を動かします。
だから行きます!

みなさん、どのスポーツ大会をあきらめましたか。

2011年4月7日木曜日

19870!


何の数字かと言いますと、ツール・ド・フランドルに参加したアマチュアの数です!すごい!すごすぎる!
このレースは毎年に本番のプロのレースの一週間前に行われます。グランフォンドの一種ですね。様々なコースが用意され、65㎞、140㎞の中レベルから、250㎞の超ハードなコースまで。覚悟と綿密な準備が必要です(機材も)。この250㎞枠にはなんと!4000人も参加。私もどちらかと言いますと、これに出ないと意味がないですね。
来年参加しようかな?(笑)

2011年4月6日水曜日

人間味があるから好き!


少しポストをサボってしまいました。すみません。来週は石垣島トライアスロンに出ますのでランフォームを少し研きました。水泳はまったく出来ていません。仕事が終る時間帯はプールは全部閉まっています。。。

さてさて、日曜日は「ツール・ド・フランドル」。今度の日曜日は「パリ・ルーベ」。。。
テレビから目が離せません。日本の場合、深夜放送ですのである意味でありがたいことです。昼間は練習に宛てる事が出来るからです。
昨日「ツール・ド・フラドル」を再び見ました。とても面白かったですね。優勝候補のカンチェッラーラを倒すために200人以上の男たちは動きいていました。やはり強いですね。シャバネルをはじめ、シャバネル、ポッツァート、バッラン、ボーネンなどなど。。。
カンチェッラーラはよく絶えました。しかし、大きな判断ミスを起こしました。ボトルの中身に関するミスです。。。
普段気候の寒いベルギーですが、この時期にして気温は高かったです。大柄なのカンチェッラーラはかなりの汗かきで有名で、逃げようとしていた時に水が足りなくなってきて体が苦しくなりました。水分とミネラルが足らないと筋肉が痙攣を起こします。他のチームの支援部隊から水を粘ったがさすがに無視され、追いかけた集団に吸収されてしまい、結局レースに勝ったのが、ベルギー人のヌイエンス。おしい。
カンチェッラーラには色々な疑惑がもたれている男です。モーター付きの自転車を使ったとか、UCIが禁じられるホイルを使ったとか。。。しかし水が足りなくて苦しくなった姿を見せてくれただけでとても人間味がありました。2009年の世界選手権を思い出しました。

さて、やっと春らしい天気になりました。今朝の通気は夏ジャージでよかった。だが、花粉症は苦しいままです。
微妙な気持ち。。。

2011年4月2日土曜日

明日は黄色の獅子が舞う

明日はツール・ド・フランドルが開催されます。黄色いバックに黒の獅子の旗がけっこう特徴的。今夜イタリア国営テレビで特集番組が放映されるほど人気のあるレースです。やはり春はクラシックと呼ばれるレースのシーズンですね。
かつて日本で見ようと思ったら海外からVHSを取り寄せるしかできませんでしたが、現在JSportを通して見られるようになりました。しかし、問題が時間です。現地とリアルタイムで放映されますので、時差の壁が!!!月曜日はいつも寝不足気味です(笑)。

チクリズモに関連する面白い情報は二つあります。
(1)ジーロ!
来月7日からスタートするジロ・ディタリアですが2012年の開催地がデンマークに決まりました。イタリアからずいぶん遠く離れている地域ですが、一つの国に限らず多くの人に楽しんでもらった上、レースの知名度を上げるための大事な政策です。ジロが開催されるのが5月。バカンスシーズン前。ツール・ド・おフランスは7月、バカンスの真っ最中。ジロが視聴率に負けるはずです。

(2)シュレック疑惑♪
イタリアのスポーツ新聞「ガッゼッタ・デッロ・スポルト」が報道したニュースですが、チームレオタードのフランク・シュレックですがレース中にズルをしたようです。コルシカ島でお行われたクリテリウム・インターナショナル(以前は、ツール・ド・コルシカ)ではUCIが禁止されているサポーターを使ったと、疑いが浮上しました。タイムトライアルでは、胸あたりのジャージの下で風の影響を減らすサーポーターを着用したようです。1kmあたり2秒が得られる計算になりますが、総合優勝に貢献しました。レースを見ていませんので何とも言えませんが、ものすごく面白いと思います。勝つために技術はだんだん変化しますから。
本記事はこちらです↓
http://www.gazzetta.it/Ciclismo/01-04-2011/schleck-questo-trucco-80689451773.shtml