2010年12月31日金曜日

2010年自転車納め

もうすぐ2011年になります。1年は早いものですね。思ったよりレースに出られなかったので少し悔しいですが仕事では大きな展開がありまして満足の行く一年でした。
さて、今日は自転車納めでした。東京(23区)を出て、立川を抜けて、奥多摩湖へ行って都民の森まで走る予定でした。が!雪のため都民の森への道路が積雪のため通行止めになっていて行けませんでした。仕方なく奥多摩湖でUターンすることになりました。残念。200kmのつもりが150km程度のサイクリングになりました(トップ画像が参考)。
家に帰ったらイカスミのタリアテッレを作って友達と楽しく食べました。自転車の手入れしましたし、明日は新年が迎えます。江ノ島で初詣をして心を清めます♪
みなさんにとっても2011年を素敵な一年でありますように。

チクリスタ・イン・ジャッポーネ
マルコから

2010年12月28日火曜日

来年のレースカレンダー

土日は久しぶりに友達と自転車を楽しみました。
土曜日は東京→成田(80km+α)
日曜日は成田→利根川→銚子→九十九里浜→成田→東京(240km)
日曜日は風が強かったのですが、悪条件の中で練習をしますと意外に燃えます!なぜか(笑)ビデオを編集中のため、後日投稿します。
さて、UCIは来年のワールドツアーのレースカレンダーを発表しました。来年も睡眠不足の日々は襲ってくるような嬉しさと辛さが混在します。J-sportsとイタリア国営テレビは毎日のようにお世話になりそうです。時差というものは怖いですね。
来年の概ねの日程は以下の通りです。

18.01.2011-23.01.2011 Tour Down Under (オーストラリア)
06.03.2011-13.03.2011 Paris - Nice (おフランス)
09.03.2011-15.03.2011 Tirreno-Adriatico (イタッリア)
19.03.2011-19.03.2011 Milano-Sanremo (イタッリア)
21.03.2011-27.03.2011 Volta Ciclista a Catalunya (スペイン)
27.03.2011-27.03.2011 Gent - Wevelgem (ベルギー)
03.04.2011-03.04.2011 Ronde van Vlaanderen / Tour des Flandres (ベルギー)
04.04.2011-09.04.2011 Vuelta Ciclista al Pais Vasco (スペイン)
10.04.2011-10.04.2011 Paris - Roubaix (おフランス)
17.04.2011-17.04.2011 Amstel Gold Race (オランダ)
20.04.2011-20.04.2011 La Flèche Wallonne (ベルギー)
24.04.2011-24.04.2011 Liège - Bastogne - Liège (ベルギー)
26.04.2011-01.05.2011 Tour de Romandie (スイス)
☆07.05.2011-29.05.2011 Giro d'Italia (イタッリア)
05.06.2011-12.06.2011 Critérium du Dauphiné (おフランス)
11.06.2011-19.06.2011 Tour de Suisse(スイス)
02.07.2011-24.07.2011 Tour de France (おフランス)
30.07.2011-30.07.2011 Clasica Ciclista San Sebastian (スペイン)
31.07.2011-06.08.2011 Tour de Pologne (ポーランド)
08.08.2011-14.08.2011 Eneco Tour (未定)
20.08.2011-11.09.2011 Vuelta a España (スペイン)
21.08.2011-21.08.2011 Vattenfall Cyclassics (ドイツ)
28.08.2011-28.08.2011 GP Ouest France - Plouay (おフランス)
09.09.2011-09.09.2011 Grand Prix Cycliste de Québec (カナダ)
11.09.2011-11.09.2011 Grand Prix Cycliste de Montréal (カナダ)
15.10.2011-15.10.2011 Giro di Lombardia (イタッリア)

これの他にローカルレースはたくさんあります。
日本国内ではツール・ド・じゃぽん、ジャパンカップなど。イタリアでは無数。。。
さて、リッコも復活しますし、ディルーカも来ます。イタリア勢はどんな活躍を見せてくれるか!

2010年12月24日金曜日

ブオン・ナターレ


メリークリスマス。
明日、25日はクリスマスです。先ほどミサに行って早めのクリスマスを気分を味わいました。明日はやっと本格的なトレーニングができます。関東地方でも冬将軍がやってくるので完全防備で挑みます。
イタリアでは完全に休みですが生活スタイルの違う日本でがんばります!
次のポストはあさってですのでみなさんBUON NATALE!!!

2010年12月23日木曜日

もうすぐクリスマスです

日本は12月が忘年会の季節ですね。
イタリアはナタレ、つまりクリスマスシーズンです。人々はプレゼントを買ったり、一年分の仕事を片付けたり、とても忙しく過ごしています。この時期はチクリスタたちも短い休暇を楽しみます。しかし27日から再び練習開始。真夏のオーストラリアでツール・ダウン・アンダーが待っているからです。
私もかなり忙しかったので、思ったより練習できず体を重く感じます。うん。
いい筋肉を維持するには、ほぼ毎日練習が必要ですね。理想的な練習方法が週4回誰かと一緒に。そして週2回一人で(じっくりと体のメッセージを感じるため)。
年末はやることが少ないので、スポーツでがんばろう!

ところでネットで下記のような楽しいビデオを見つけました。実は私も時々ちょっと馬鹿なことがしたくなります。まじめに馬鹿なことをしますと、人々が意外と格好よくみえますよね。来年は参加してみようかな?(笑)

2010年12月21日火曜日

Mc Ewen無職???

あちゃー!オーストラリア出身のスプリンター、ロビーMc Ewen(37歳)が無職になりました!彼と一緒に堂々たるメンバーも!ジャパンカップに参加したばかりなのに!!!
ずっと囁かれていた全オーストラリア資産による新チーム、Team Pegasus Sport企画を立ち上げることなく沈没しました。UCI(国際自転車競技連盟)はライセンスを与えなかったからです。

これもスポーツの実態ですね。ライセンスとお金がなければ何も出来ません。
自転車の世界では50名が働いているトップカテゴリーのチームを運営するには、最低でも500万ユーロ(5億円以上)がかかります。ペガサスのスポンサーは届かなかったのかな?
Sydney Morning Heraldによれば「Pegasus stunned as UCI mysteriously rejects licence bid」。つまり「UCIはPegasusのライセンス申請を理由なく拒否」。オーストラリアではやはりショッキングなニュースで、Mc Ewen自身が憤りを隠せません。次のように述べています。
"well done UCI … thanks a lot. So much work, effort, commitment, passion, sacrifice. been for nothing. Devastating."
(UCI、よくやってくれた。一生懸命にがんばって、犠牲を払って、努力したにも関わらず全部水の泡のように消えた。言葉がこれ以上出ません。)

かつてイタリアでも同じことがありました。ファッサ・ボルトロも一日で消えました。黄色がトレードマークのソニエ・ドゥヴァル(Sauniel Duval)もリッコのドーピングスキャンダルで一瞬にして消滅。チクリズモはチームが生まれてまた消える不思議な世界です。
これから無職となった25人のチクリスタたちの行方は気になります。

2010年12月20日月曜日

Nessuno ti regala niente

Nessuno ti regala niente.
他人は何もやってくれい。自分でがんばらないと何も起こらない。

これがフランチェスコ・キッキ、クィック・ステップ所属のイタリア人スプリンターの言葉です。共感できます。小さいころよく聞かされた言葉です。弱音を吐いて他人の手助けを待つより、自ら行動を起こしたほうがよいという教育を受けました。
会社でもそうです。ぼっとするよりも5分があれば何ができるかをいつも探しています。
チクリスモもそうですね。自ら研究し、体も知識を磨かないとだめですね。

彼がスプリンターですので、以下のように練習をしてします。

■20km/hから20秒以内に全力を出してキープする(1700wまで!!!)
■ギアー:53x13または、53x14
■1分40秒休憩をし、再びスプリント!
■これを10回、週2回繰り返す!


ちなみにキッキは176cm x 68kgです。かなり重いチクリスタです。マーク・キャヴェンディッシュとほぼ一緒:175cm x 69kg。
私も69kgですから、ヒルクライムは無理か(笑)
やはりチクリスタのアドバイスは勉強になります。

2010年12月17日金曜日

ジャイアンツは宮崎

千葉ロッテマリ~ンズは石垣島。
リクイガスはサルデニア島。

イタリア全土は吹雪の中ですが、チクリスタたちはがんばっています。
イタリアでも経済力のあるプロツアーのチームも日本のプロ野球チームと同様に暖かい練習場所を求めて寒~い北部から南下していきます。リクィガスはサルデニア地方を選びました。
サルデニアは地中海に浮かぶ大きな島で四国ぐらいの大きさです。美しい海、乾燥した地形、リゾートのイメージがとても強いです。人口より山羊の数が多いことで有名。しかし、激しい起伏と温暖な気候が手伝って自転車競技を行う者にとっては取って置きの練習場所です。
ただいま、リクィガスはCosta smeralda(エメラルド海岸)にある観光地Olbia市のリゾートで合宿をしています。早起き、早寝生活ですのでリゾートとかけ離れた生活をしているチクリスタたちですがGeovillage Sport Wellness & Convention Resortという施設を使ってレースに勝てる体作りに励んでいます。車が少ないリゾート地で行う集団練習はきっと目立ちますね。
日本、いや、アジア全地域でもチクリズモは盛んになればこのような光景が見られたらいいですね。
スポンサーに名乗る会社はでないかな?
ちなみにイヴァン・バッソのスポンサーの一つはあのD&Gです!おしゃれ!!!


下記のビデオは2月下旬で行われるジロ・ディ・サルデニアの一幕です。

2010年12月16日木曜日

イタリア人の秘密は



給食にありました!
たまたまユチューブで見つけた動画ですが、私にとっては懐かしい光景です。
イタリアでは基本的に子どもたちは昼食を家でしますが、多くの学校では給食が出されます。私の中学校もそうでした。野菜が多くてパスタ料理はとにかくおいしかったです。

規則正しい食生活はスポーツマンの基本中の基本で、牛肉、フライしたもの、お酒は禁物です。レース前はたっぷり食べて、レース後は痛んだ体を直すために食事を考えます。もちろん、プロの世界では栄養士などはいますので心配はないですね。
パスタはイタリアのチクリスタたちの元気の源です。消化しやすい上、炭水化物によるエネルギーはたくさん与えてくれます。
忘年会のシーズンですが、食べすぎと飲みすぎに気をつけて下さいね(笑)

2010年12月15日水曜日

Sassi一色



やはりショックは大きいようです。イタリアのスポーツ新聞、テレビ、ネットニュースでも名トレーナーのAldo Sassiの死を悔やんで特集を組んでいます。
上記のビデオはたった2ヶ月前のものです。信じられません。
実家に帰ったら彼の本を買わなくちゃ!!!そして、Mapei Sport Centreに行かなくちゃ!

Addio Aldo Sassi...


緊急情報です。
昨日Aldo Sassi、ジロを2回制覇のイヴァン・バッソと世界チャンピオンのカデル・エヴァンスのトレーナーが51歳の若さで亡くなりました。脳腫瘍でした。
Sassiは1996年にマペイスポーツセンターを立ち上げ、チクリスモだけでなく多くのスポーツ選手を見てきました。
1984年にトレーナーとして仕事をはじめ、多くの名選手を育てた実績があります。リッコ、クネゴ、スカルポーニも。2002年までマペイチームのマネジャーも勤めました。
ドーピングスキャンダルで荒れていたチクリスモの世界から一時離れていましたが、出場停止処分中だったバッソと親密な関係になり、彼を直しただけでなく再びチクリスモに情熱を注ぎました。
優勝する選手だけにスポットライトが当たりますが、その背後で静かに成功を支える人々の手助けがないと、名選手でも何もできません。バッソはチームを離れ、ただいまミラノにいます。
世界中にいるチクリスタたちからメッセージが届いています。
バッソ:
「Ciao Aldo, la tua amicizia e il tuo affetto lo portero' per sempre dentro di me」
マイケル・ロージャズ:
「Riposa in pace Aldo, e grazie per tutto ciò che mi hai insegnato」
ジョヴァンニ・ヴィスコンティ:
「Ti ho visto al mondiale di Melbourne e quasi sembravi più in forma di me, ma la vita e' troppo cattiva a volte E cambiare il destino è impossibile purtroppo... Ciao Aldo」

ご冥福を祈ります。

ジロとツールの匂い♪


東京は二日続いて雨でしたので、2日続いて自転車に乗れませんでした。レースは別として雨での市内走行は危ないものです。
先ほど友達からメールが届いて、チームと合宿中です。最初のレースはオーストラリア:Tour down under!そして念願のジロ初出場に向けて猛練習中です。毎日くたくたです。ずっとPCの前で一日を過ごしてしまう私としては贅沢な悩みです(笑)
さてこれから少しずつジロとツールを分析していきたいのですが、まずはコースを楽しんでください。
下記のビデオはCGが激しすぎて、少し離れたところから見てください。目眩がします。

2010年12月12日日曜日

賞、賞、賞!

GIGLIO D'ORO (金の百合)
SALONE D'ONORE (名誉サロン)。。。

どちらも聞き慣れない名前ですが、イタリア人チクリスタからしますと憧れの賞です。
Giglio d'oroとはイタリアスポーツ紙連盟主催でEU議会、トスカーナ州後援のもとで行われるもので、Salone d'onore はConi(イタリアオリンピック競技連盟)主催の賞です(後者は先週行われたばかりです)。今年はLiquigasのNibali選手の活躍が賛同され(ジーロ3位、ヴエルタ優勝)どちらも受賞されました。
このニバリ選手は珍しくシチリア出身のチクリスタです。ジョヴァンニ・ヴィスコンティもそう。実は多くのチクリスタたちはイタリア北部出身で、南イタリアからの選手はとても珍しい。最近になってイタリアでは南へ行けば行くほど自転車競技よりもサッカーが盛んですから。が、しかし!ニバリとヴィスコンティの登場で一気に自転車フィーバーが再燃しました。これからいい選手たちはたくさん生まれそう。日本の場合、八重山諸島と類似しています。アラシロ選手のおかげで自転車のチャンピオンになりたいと願う子どもたちは増えてきています。

先週行われたSalone d'onoreでは45のチクリスタたちが賞を受け取り、特に輝かしい成績を残したこの若きNibaliは注目を浴びました。来年の活躍は本当に楽しみです。

2010年12月11日土曜日

UCI CONTINENTAL TEAM


今日はUCIが新たなCONTINENTAL TEAMを発表しました。
知らない方のためにContinental Teamとはイタリアのサッカーで言いますとSERIE Bのようなものです。Serie AのPro Tourと比べてますと経済力、選手実績、スタッフなどは少し劣っているかな?と言った感じです。
一番大きな違いはレース参加資格です。Pro Tourのチームたちは自動的にグランツアーへの参加はできますが、Continentalの場合は逆指名がないと参加できません。多くの選手からしますと死活問題です。

さてContinental資格を更新したり、新たに獲得したチームは以下の通りです。
1) Acqua & Sapone (イタリア
2) Andalucia-Caja Granada (スペイン)
3) CCC Polsat Polkowice (ポーランド)
4) Colombia es Pasion-Cafe de Colombia (コロンビア)
5) De Rosa-Ceramica Flaminia (アイルランド)
6) Team Spidertech Powered by C10 (カナダ)
7) Verandas Willems-Accent (ベルギー)


すでに資格を獲得したチームは以下の通りです。
1) Androni Giocattoli (イタリア)
2) Bretagne - Schuller (おフランス)
3) Caja Rural (スペイン)
4) Colnago - CSF Inox (アイルランド)
5) Europcar (フランス)
6) Farnese Vini-Neri Sottoli (グレートブリテン)
7) FDJ (おフランス)
8) Landbouwkrediet (ベルギー)
9) Saur - Sojasun (おフランス)
10) Skil - Shimano (オランダ)
11) Team Type 1 (メリケン)
12) Topsport Vlaanderen-Mercator (ベルギー)
13) Unitedhealthcare Pro Cycling (メリケン)


気になるチームの名前はまだない:
オーストラリアのPegasus Sport。。。
どこにあるんだろう。

2010年12月10日金曜日

東へ東へ


今日のタイトルは「東へ」!
昨日第2回ジロ・ディ・オマンが発表され、なかなか面白いコースになりそうです。参加するチームも堂々たるメンバーで、レベルも高い。景色もアラビアンナイトから出てきそう。
全5ステージ、エディ・メルクスとASO(ツール・ド・おフランスのオーガナイザー)が全面的にサポートしています。16チーム*8名!
Luxembourg Pro Cycling Project
Liquigas Doimo
Lampre ISD
Farnese Neri
Geox
Garmin Cervelò
Astana
などなど。。。

スポーツは明らかに東へ移ってきています。サッカーとF1と同様に、アラブ諸国や東アジアにもチクリズモが盛んになってきています。嬉しい限りです!
お隣のお騒がせな国でも、ツール・ド・中国も生まれたばかりで、知名度のちょいと低いツール・ド・ジャポンにもぜひぜひがんばってもらいたいものです。
ジャパニーズ・スポンサー、がんばれ!!!

2010年12月8日水曜日

参加する?参加しない?



グランツールへの参加の駆け引きが始まりました。
そう。多くのチクリスタたちは2011年の活動カレンダーを絞っている最中です。ジロに出るか、いや、ツールにするかと。目標によって練習方法を変えながら体を鍛えています。

元オーストラリアチャンピオンの蚊出る・エヴァンスはジロをサボって、ツールへ。
イタリアの伊蛮バッソも同じく、ジロじゃなくてツール・ド・おフランスへ。
ドンキホーテの国、オスカル・フレイレは再来年引退の予定(?)で、ジロもツールもサボって、世界選手権に絞る!
今年のヴエルタを制覇した若きニバリはジロに集中し、バッソはアシストに回る予感。
ばかんす・それ湯に入って、復帰したばかりのリッコもツールへ。

なぜ多くのエースたちはツールに流れているか。来年のツールはスプリンターよりヒルクライマーに有利だからです。つまり、バッソ、エヴァンスなど。。。
ジロもツールもヴエルタもクラシックも楽しみ、楽しみ~♪

2010年12月7日火曜日

男も色々、女も色々


自転車だって色々。。。
色。Colore.
面白いことに、自転車にも流行色があります。去年と今年にかけて、bianco(白色)は主役でした。ビタミンカラーのグリーンも少し出ましたが、それほど普及しませんでした。
来年は黒と渋い赤の組み合わせが流行りそうです。実はこの3色が好きで、私が所属しているリーマンチームのジャージにも白、黒、渋い赤(私のリクエスト)が使われています。
最近友達が買ったチネリも黒に赤!とても素敵で一目惚れしました。次の自転車は2年後と考えていたのですが、心が揺れます。。。
ああ〜、貯金が危ない(笑)

昭和感たっぷりのこの曲を↓

2010年12月6日月曜日

悲しい時もチクリスモの国、イタリア!

昨日南イタリアで10人のチクリスタを巻き込んだ痛ましい事故がありました。8人死亡、2人重症。移民の無謀な無免許運転が原因のようです。
多くのチクリスタたちが住んでいたラメツィア・テルメの市長がlutto cittadinoを発令しました。Lutto cittadinoとは「市の服喪」。あらゆる旗が半旗され、葬儀の際に店はシャッターを下ろし学校も休みとなります。
Il Pirataことマルコ・パンターニの葬儀も大変な騒ぎでした。国中が衝撃を受け、教会で盛大に葬儀が営まれました。実はカトリック教会の規定で自殺をした者が教会での葬儀がお断りですが、マルコ・パンターニの知名度の前で折れました。あの人気アニメ「茄子のスーツケース2」でも取り上げられて、何回見ても胸が苦しくなります。
自転車を愛し、仲間を愛し、無くなった方の冥福を祈ります。



海が見られなかった!


今日は少し悔しい。
チームのメンバーと久しぶりの三浦海岸サイクリングになるはずでしたが、日曜日なのに仕事が入ってしまいました。このサイクリングは私が企画したもので、新メンバーも参加していたことで、かなり悔しかったです。
少しでもみんなと走りたかったので、仕事が終って、向かい風の中で自転車で鎌倉へ直行。平均時速34km。急ブレーキに急発進!相当飛ばしました。材木座海岸で一行を捕まえて、少し海を眺めて、帰りたかったが、向かい風に勝てなかった。出会った時は、すでに北鎌倉の手前でした。遅かったです。

話しが変わりますが、今日イタリアで嬉しいニュースと痛ましいニュースがありました。
リクィガスは2010年「Ammiraglia d'oro(サポートカー金賞)」という賞を受賞しました。この賞は1973年に始まり、もっとも優れたサポートカーに与えるものです。判断力、選手サポートなどが評価されます。さすが、二つのグランツールに買っただけありますね。
一方、南イタリア、カラブリア州カタンザーロ市近郊で薬物を飲みベンツを無免許運転していたモロッコ人が練習していた10人のチクリスタの列に突っ込み、8人が死亡、2人が重傷という事故がありました。トップニュースとして報道されています。
ここでは言いがたいですが、私もこの国では外国人ですので、悪質な罪を起こした外国人に対し、禁固刑の後、国外追放が妥当。スイスの国民投票から学ぶべきです。

2010年12月4日土曜日

トラウマと音楽

やはりプロも生の人間。。。
前回も紹介したイタリアスポーツ新聞「ガッゼッタ・デッロ・スポルト」は、オフシーズンに入っている多くのチクリスタたちを紹介しています。いつも勉強になります。
今回はランプレのミルコ・ロレンツェット(1981生まれ)。イタリア人スプリターで次のシーズンはアスタナに移ります。

彼が2004年と2006年に事故に遭い、スプリンターとして自身を完全に失っていました。ダウンヒルは苦手になり、集団落車を避けるため、単独で逃げを重んじていました。やはり事故はトラウマでした。
何回も触れましたが私もダウンヒルは怖くて、スピードが65kmを超えますと、体がどうしても固くなり、きれいに空気を切ることができません。体を起こし、余計に姿勢が不安定になります。わかっていてもどうしても怖くなります。バッソ並に下手!(笑)
さて、ランプレにはペタッキという素晴らしいスプリンターがいます。クールフェースで、感情を表に出さない変わりに面倒見がよくて、人を安心させる力があります。これこそ本当のリーダー素質。一人一人の可能性を引き出し、チームに優勝をもたらします。
ロレンツェットに対し「私のヴォラータ(スプリント)を引いてくれ」と言ったらしく、それが自信に変わったらしい。うん、素敵な話しです。会社社長だったら、どんな素敵な会社になりだろうね。。。

このロレンツェットにも私との一つの共通点があります。それが音楽です。レース中にテンションを向上するために音楽を歌うらしい。私の場合は、モーツァルト。彼の場合は、AC/DCの「Hell's Bells」。音楽のセンスは違うのですが、やはり音楽が与えてくれるパワーは無視できませんね。みなさんの音楽を聞かせてください!

ちなみに「Hell's Bells」はこんなもんです↓(笑)


トリビア情報
ミルコ・ロレンツェット。。。
ミルコという名前はヴェネト州に非常に多いです。本来なら「マルコ」。でもこの名前の人はあまりにも多いので、ミルコに変更する人が多いです。

2010年12月1日水曜日

ALLENAMENTO...

トレーニング。何もかもトレーニングです。いつでもトレーニング。
なぜ人間がいつもトレーニングしているのか、すぐ忘れる生き物だからです(笑)。

世界中のプロチームは、来年のシーズンに向けて動き始めました。どこでも合宿が行われます。
12月上旬のトレーニングと言いますと、主に互いに信頼関係を築くため。軽いものです。
12月中旬以降のトレーニングは本格的なものに変更。
1月上旬は、チームとジャージ公式発表。

ゆちゅ~ぶで下記のビデオを見つけました。

解散した牛マークのミルラムですが、イタリア、ガルダ湖のすぐ近くに練習をしています。逆走行ではありません。イタリアは右側運転ですから(笑)。
イタリアでは集団による練習は当たり前の光景で、車は自転車に道を譲っています。羨ましい光景です(このビデオだと車は来ないですが。。。)

チクリズモの顔。。。

。。。色々ありますね。



自転車の魅力はスピードにあると改めて思いました。
シクロクロスもやってみたい。