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2010年4月14日水曜日

今日は少し疲れています。
もうすぐ石垣島トライアスロンがありますので、昨日は体の仕上がりを確かめていました。
スイム2km、ロード50km、ラン12kmをしちゃいました。
実際のトライアスロンより(1.5km, 40km, 10km)多めに練習しましたが、体の反応は悪くない。
多分2時間20分で完走できそうです。
さすがに今日は体は少し重いです(笑)

さて、パリ・ルーベの話題に戻りましょう。
久しぶりに燃えました!!!
実はすべての自転車レースをイタリア語で見る事が出来ますので、実況は面白いからです。いつも勉強になります。
コース紹介の他、チームや選手紹介、歴史背景、コースの特徴、チーム作戦など、4時間見ても飽きません。このレースは本当に見応えがあります。
少しだけ紹介します。

【気候条件】
4月中旬の北フランスは天気が悪いです!雨が多く、風が強い。ロードレーサーにとっては最悪の条件。気を緩むと、すぐにバランスを崩します。

【道路】
パヴェという独特な石畳の道が18カ所もあります。かつて武器や木炭を運ぶために使用された道ですが、パンクや転倒は約束されています。
天気にさらされた道ですので、どうしても凸凹ができてしまいます。段差はひどい場合は、3cm以上あります。マウンテンバイクでも厳しい。そのために、l'inferno del nord (北ヨーロッパの地獄)と呼ばれています。
実は60年代にアスファルトに飲まれそうでしたが、このレースのおかげで保全活動が盛んになりました。フランス人は誇りに思っているそうです。

【自転車】
このレースに参加するには、まずは特殊な自転車が必要です。全体的に長くて、重いです。カーボンホイルを使っても一瞬に使い物になりません。30年前のアルミホイルはベストなチョイスです。タイヤの幅は25−28mm。太い!
ハンドルも特殊なジェルに追われ、強烈な振動を吸収します。それでも250kmを走った選手は腕が疲れすぎて一週間使い物になりません。Arenbergの森は一番厳しいコースです。

【アシスト態勢】
道は非常に狭いし車の通行禁止区域も多いので、チームをアシストする車(イ語:ammiraglia)はほとんど仕事できません。
チーム総出で選手をアシストします。全員、全コースに移動します。パヴェ区域が終わる度に誰かがいます。一日中は慌ただしい!!!

【作戦】
このレースのもう一つの魅力は、チャンピオンはみんな先頭にいます。
道が狭いので、落者が多いためいったんグループが寸断されてしまいますと、すぐ乗り遅れます。つまり「勝ちたい組」はみんな前にいなければなりません。爽快!



ああ、終わりません。。。
ツアー・ド・トルコがあるというのに、まだ書けません!!!
みなさん、ごめんなさい。
明日は続きます。。。

(写真:保全活動の様子)

2010年4月12日月曜日

桜吹雪。。。

Passeggiando per le strade di Tokyo, mi sono imbattuto in un sakura-fubuki, cioe' una pioggia improvvisa di petali di fiore di ciliegio.
E' stato semplicemente fantastico.
日本の春は美しい。


ところで、パリ・ルーベを見直しています。
カンチェッラ〜ラのレース展開はすごすぎて、言葉が出ません。彼の軽快な自転車裁きは素晴らしい。あのエネルギーはどこから出ているのだろう。スイスチョコ?スイスチーズから?w
このレースはもう少し研究したいので、明日は再び話してみたいと思います。

PARIS-ROUBAIX 2010

カンチェッラ〜ラ優勝!!!
この人はまた勝ちました!!!259kmを6時間半で制覇するなんて素晴らしい。
好きなボーネン→5位!
体調不良のポッツァート→7位

このレースはすごすぎます!とにかく危ない!
Paris-Roubaixは文字通り、首都のParisと田舎町のRoubaixを結ぶ過酷なレースです。距離は長い上に、パヴェと呼ばれる凸凹の石畳の道が続き、自転車を改造しておかないと走れません。ハイスペックのホイルは無理です(タイヤ26-27mm、6気圧!)。強風、パンク、転倒、怪我、汚れ、あらゆる悪条件が待っています。

なぜ人はここまでやるか!
CRAZYな事をすることが楽しいから!!!
そう、人生にはたまに意味なく暴れることが必要ですね(笑)

2010年4月11日日曜日

薬漬け♪

久しぶりに東京は晴れましたので、荒川サイクリングロードを走ってきました。都内で唯一信号がなくて、長い距離を元気よく走れるコースです。
自宅→荒川→お台場→渋谷→自宅(全100km)
今日の走行距離として長くないですが、自転車の調子はよくないのでなるしまフレンドへ行って治してきました。しかし、体の調子もよくないです。

実は歯の治療中で、歯がうまく噛み締めないです。神経を一つ抜いただけで、全身の力はこんなに減るなんて、想像もできなかったです。その上、歯医者が歯の中につめた薬が少しずつしみ出し、何を食べても薬がの味がします。
スプリンターのマーク・カヴェンディッシュの不調は歯の治療によるものだと伝えられている。わかるような気がします。体の小さなパーツですが本当に大事ですね。

さて、パリ・ルーベはすごいことになっています!ボーネン/カンチェッラ〜ラの対決は楽しみです。
ボーネンはリベンジできるか!後ほどアップします。

2010年3月7日日曜日

Toscanaの美しい景色♪

今日も雨ですのでインドアースポーツを楽しんでいます。
昨日早く寝てしまったので今朝はローラー台に乗って、自転車を漕ぎながら「モンテパスキ・ストラーデ・ビアンケ」を見ました。
ローラー台に乗りながらレースを見ることは危ないです!興奮しすぎて、バランスを何回崩しそうになりました(笑)
このレースは本当に美しくてつらいです。まずは199kmの内、ほとんど平坦な道はありません。トスカーナ地方の特徴でもある丘は、急な上り坂と下り坂の連続です。標高差はなんと!3000mです!ほぼ富士山と一緒でスプリンター殺しのレースです!さらに57kmに渡って舗装されていない砂利道(strade bianche:白い道)があります。
雰囲気はパリ・ルーベに似ていますが、大変さは3倍。

そうそう。レースを見ながらいつも思う事があります。イタリアの景色は美しいです
実況でもこの地方の美しさに触れ、この「白い道」をアスファルトから守る動きは活発になってきています。この地域を管轄しているシエナ市は景色保全法に基づき、アスファルト使用を規制するそうです。イタリアの諺でもありますように(chi bella vuole apparire, un po' deve soffrire)「美しさを保つために、ある程度の不便さを我慢しなくてはいけない」。
日本でも景色保全をもう少しやってほしいですね。物を壊し過ぎです(汗)


[レース情報]
距離:全199km(舗装されていない道路は57km)
標高差:3000m
参加チーム: 15チーム (115人)
優勝者: Maxim Iglinskiy (Astana)(またしてもイタリア人優勝ならず)

[テクニカル情報]
ホイール素材:ほとんどアルミニウム
スプロケット: 39-27(激坂対応)
チューブの太さ:24-25mm(6.5〜7気圧)
最大傾斜:18%


さて、この美しい景色との再開は5月のジロ・ディタリアと10月のエロイカです。
楽しみ、楽しみ。