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2010年5月27日木曜日

BRESCIA...

BRESCIA...
今日のジロのゴールです。
イタリアは人口20万人前後の街が多いです。この街は決して悪い場所ではないのですが、印象は極めて薄い。特徴という特徴はなく、思い浮かぶものは一つだけ:「フランチャコルタ」という格別においしいスプマンテです。以上!
あ!忘れていました。Bresciaではイタリアにして珍しいCriterium式のレースを行います。

今日のステージはスプリンターが主役でした。ロードレースの一つの花です。優勝したのが、Graipel(HTC Columbia)でした。
Velocista(ヴェロチスタ)と呼ばれるレーサーたちは体重70kg前後の大型選手です。体が重い分、山間部ではとても弱い存在ですが、平坦な場所では圧倒的に有利です。最後の300mは残った力を爆発的に出し切って、65km以上のスピードを出しながらゴールに突進します。まるで人間バズーカのようで!
どのチームもヴェロチスタは一人、二人います。
残念ながら今年のジロはCavendishがいません。好きなヴェロチスタの一人です。

今日は少しゴシップな話しをしましょう。

GraipelとCavendishは同じチームに所属していますが、仲が極めて悪いです。なぜかと言いますと、先輩後輩関係にありながら、後者のCavendishのほうが圧倒的に強いし、年俸も桁違いです。ということで、この二人はだいたいレースは別です。今年はGraipelはイタリアへ。新星のCavendishはアメリカへ(ツアー・オブ・カリフォルニア)。
やはりプロ同士の嫉妬心はすごそうですね。

さて、明日はジロはほとんど決まります。Bassoは優勝候補の一人ですが、数秒の差で若いPorte Richieがいます。気になる存在です。

もうすぐ終わる今年のジロですが、祭りが短い分、燃えます。

2010年5月18日火曜日

日本のチクリスモ、がんばれ!

イタリアでは「ジロ・ディタリア
ジャパンでは「ジロ・デル・ジャッポーネ

好きな国にチクリスモ最大のイベントが開催されています。
イタリアではまだArashiro選手の活躍は話題になっています。驚いていますが、とてもいい事だと思います。これをきっかけに日本でもチクリスモがもっと盛んになれば嬉しい限りです。将来的に多くの若い日本人アスリートをイタリアでがんばって欲しいですね。
その前にジロ・デル・ジャッポーネをもっと人気になってほしいです(link)。

今日のジロは南イタリアにいます。道路は滑りやすくて、転倒者は相次いでいます。
日曜日は私は大井埠頭にいます!
ジロ・デル・ジャッポーネを応援しにいきます。見かけたら、声をかけてください。

2010年5月15日土曜日

Nibaliが落ちた!

怪我した!
自転車も故障した!
でもチームが待ってくれた!
さ〜!早く一緒に行きましょう!
やはりチームプレーはいいですね。

今日は美しきトスカーナは雨の中。アップダウンの激しいコースだけに雨になりますと、地獄そのものです。なぜかと言いますと、今日のコースの特徴はsterratoという道にあります。Sterratoというと、イタリア語で舗装されていない道のことです。選手は泥だらけで先頭に立つとまだいいですが、後ろにいる選手たちは泥を顔面中に受けます。ブレーキも使えません。まずは効かないのです。使用したら、全員落ちてしまいます。
今日は勝つために運と実力は5部5部ですかね。
Paris-Roubaixを見ているようで、かなり興奮します。

今年のジロ・ディタリアは本当にドラマチック!!!

私はどちらと言いますと、このコースは大好きです。気候条件が厳しければ厳しいほど燃えます。大自然からエネルギーをもらっているような気がして、元気が出ます。レース中、景色を楽しんだり、空気を吸ったりして回りを楽しむ余裕さえ出ます。
ああ、一緒に走りたかった!!!
さて、明日は富士山に登ります。早く寝ます。

(写真は晴れた時のMontalcino地方。やはり美しい)

2010年5月13日木曜日

ITALIAからの嬉しいプレゼント

ジロ・ディタリアさきほど会社に小包が届きました。弟からです。
「あれ?珍しい。。。」
開けたら、びっくり!なんと、サンティーニ製のGiro d'Italia 2010ウエアー、一セット入っていました。
弟と私は身長も体重も一緒ですので、サイズはピッタシです。
イタリアからの素敵なプレゼントにうっとり(笑)
ジャコモ、ありがとう!グラッツィエ!!!

2010年5月12日水曜日

結束は力なり。。。

2010年ジロ・ディタリアが始まって、4日間が経ちました。今日はオランダ→イタリア移動のため、レースは休みです。
今まで本当にドラマチックなレース展開になりました。見るだけでドキドキハラハラします。
オランダは戦地そのものです。

■ 雨が多い!滑る!
■ 風は強い!飛ばされる!
■ 道路は障害物だらけ!ぶっつかる!!!

この3日間は転倒するレーサーは多くて、メディカルアシストは大変だったそうです。昨日もド派手な事故は多発しました。どの国へ行っても風は危ないものです。高速ホイルの幅が大きければ大きいほど早く走れますが、それが横風の抵抗を見事に受けて自転車はふらつきます!風向きをうまく読まないと、他の選手とぶっつかる危険性は高まります。

さて、私にとっては昨日のレースで大変印象的なシーンがありました。

第2ステージでmaglia rosa(マリア・ローザ)になった世界チャンピオンのCadel Evansは、第一集団から逸れて、必死に戻ろうとするシーンでした。
普通なら遅れた選手たちは、違うチームであっても協力し合ってトップ集団に戻ろうとします。しかし、maglia rosaになったCadel Evansを手伝う選手は誰もいませんでした。
仕方ないですね。チャンポンはいつも孤独な存在ですから。
確かにCadel Evansは強い選手ですので恐れられています。しかし、彼には徹底的な弱点あります。チームです。必要な時に彼の周りにいつも仲間はいません。
支えてくれる仲間がいなければ、どんな強い選手も力つきて失速します。
人生そのものですね。
一人で強がっても周りは支えてくれる、手伝ってくれる人はいなければ人生はつらいだけです。
この点でもチクリスモは素敵なスポーツです!
明日はジロはイタリアに戻ります。チームによるタイムトライアルです。
明日もハラハラドキドキします。