2011年6月3日金曜日

Contadorはおフランスへ


日本は梅雨の真っ最中で、とうとう自転車に乗りづらい季節になりました。雨ですと、細いタイヤーのロードバイクはパンクしやすいし、マンホールの上で派手にこける人は多くいます(大型バイクでも滑るぐらいですから)。さらに、ブレーキが雨にぬれますと全く効かなくなりますので、ロードバイクはまさに武器と化します。
しかし、雨の少ないヨーロッパではチクリズモは面白くなってきました。
ジロ・ディタリア2011年で華々しい総合優勝を飾ったアルベルト・コンタドール(Saxobank)は、ツール・ド・おフランスにも出ることになりました。

このニュースは実にすごいです。
私の憶測では「コンタドールは出ないだろう」ということでした。あまりにも桁違いの力を示してくれたので、余力をほとんど残っていないだろうし、7月に開催されるツールまでは間に合わないだろうと。
実はグランツールに出ることは簡単なことではありません。山ほどの準備をしなければなりません。
(1)3000kmに絶える体作り
(2)綿密な現地調査
(3)実際のコースの下見
つまり、時間がほとんどありません。
グランツールで勝つには、体調管理はも大事です。前半のステージで勝つよりも、後半のために体力を温存することを優先しなければなりません。つまり、70%の状態でツールに挑み、最初の10日間でさらに体を磨き、完全な体調で後半のレースに挑む。

仕事も人生もそうですが、レースにも企画性が求められるのですね。後は30%の「遊び」をどう使うかの問題ですね。

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