2011年11月26日土曜日

ウィンタースポーツはチクリズモに有利?

今年の10月27日、ジャパンカップ直後に行われたキャノンデール主催のリクイガスアフターパーティでは、イヴァン・バッソのトークショーが行われ、白戸太郎の質問が炸裂しました。
「下りはなぜ速くなりましたか」と攻める白戸!
「のぼり。。。のぼりがぁ。。。遅くなった。。。から。。。」と交わすバッソ。
禁断の質問です。イタリア人記者もしないのによくやった、白戸さん!なぜかと言いますとリクィガスのエースであるバッソが下りは非常に下手で有名です。
下り、つまりダウンヒルはグランツールやアップダウンのあるワンデーレースの場合、非常に大事でカーブを克服しておかないと勝てません。
2010年ジロディタリア第19ステージを見た人ならわかるはずです。

ダウンヒール。。。僕も苦手です。
かつて派手に転んだことと、左膝を損傷しているので、右コーナリングは特に乱れます。体が浮かんでしまい、高速でカーブに差し掛かるとうまく曲がれません。

実は、ウィンタースポーツの代表的な競技、スキーはチクリズモのためにも非常に役立っているようです。ダウンヒルの際、体重移動や姿勢制御を研究するために有効な練習方法です。イタリア語では「l'arte delle traiettorie (アルテ・デッレ・トライエットリエ)」と言います。文字通り「弾道の技術」。下ってゆくスピードは60kmを超えますと、自転車もミサイルと化し、うまくコントロールしておかないと大変なことになります。
この点では、下りしか楽しめないゲレンデは最高の練習場所です。
一秒を争うレースの場合、ダウンヒルも磨きましょう。

ひやっとしたい人は下記のビデオを見てください。

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